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2005年01月29日

タスクトレイの気になるアイコン

Windowsのタスクバーの右側にあって、日本語入力や音量などを設定する小さなアイコンが並んでいるのがタスクトレイです。この中で、Cという文字の四角いアイコンが最近私は一番気になります。PCを起動すると真っ先にそれを見る。また、このアイコンは通常は緑色ですが突然に赤色に変ることがある。その時は何はさておき、そのアイコンをクリックする癖がついてしまいました。このアイコンの正体はRSSリーダーです。

ブログ(ウェブログ)が昨年からブレークし始めています。アメリカで生まれて発展し、日本でも急速に浸透しつつあります。ブログは従来のHPとは異なって、更新があまりにも簡単であるため更新頻度がいやでも高まります。毎日更新するのはごく普通で、中には日に2回以上という熱い熱いサイトもあります。それに加えて、トラックバックという独自のコミュニケーション方法によりサイト間の情報が速く広く伝達するのが特徴です。サイト間で頻繁に情報を発信、引用して情報を共有することができるのです。

しかし、情報を入手するためには対象となるサイトを「お気に入り」に登録しておいて自分で毎回アクセスしていました。手間はかかるし、訪問しても新しい情報がなかったら(更新されていなかったら)その分が時間のロスになる。これまでの方法は効率が良くなかったのです。そこで、忙しい現代人のニーズに応えて登場したのがRSSリーダーです。

私は冒頭で紹介したCOCOC(※)というRSSリーダーを使っています。現在様々なRSSリーダーが存在してそれぞれに特徴がありますがRSSリーダーの基本機能は、更新されたブログサイト等を検索してその更新情報(要約)を表示してくれるというものです。これだと、いちいち情報を取りに行く必要はありません。待っていれば向こうからやってくるのです。その便利さと言ったら.....もうRSSリーダーなしの世界には戻れなくなります。
※ 厳密にはCOCOCはRSS更新チェッカーと呼ばれています。これはRSSリーダーの機能の1つである更新情報の
  通知機能に特化しているからです。COCOCはフリーソフトです。こちらからダウンロードできます。

使い方で一番重要なのは、例えば私の場合ならばMovable Typeというブログ作成ツールを利用してブログを作成していますので、Movable Typeの最新の技術情報は常に入手しておきたいと思っています。そんな時にMovable TypeのサイトをRSSリーダーに登録しておけば、良いニュースも困ったニュースも直ぐに入手できて何かと便利です。

こんな便利なツールですが、2つほど注意が必要です。
 ・ RSSリーダーで更新情報をチェックするには対象となるサイトがRSS情報を配布していることが条件
  (ブログはそういう設計になっている)
 ・ RSSリーダーに全てを委ねてしまうと情報の偏りや陳腐化の怖れがでてくる。
  情報源というのは生まれ変り立ち変りして常に変化していくので、時々情報源自体の見直しや新規開拓の必要がある。

投稿者 messiah : 08:40 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月28日

ニュースの鮮度は30時間くらい?

私のこのブログは、Movable Type(ムーバブルタイプ)というアメリカのシックス・アパート社が開発したブログ作成ツールを使って出来ています。その日本法人であるシックス・アパート株式会社からMovable Typeの欠陥に関する報告と対策が発表されたのが、2005年1月25日夕刻のことでした。その事実を知った人たちが自分のブログに一斉に書き込みをはじめ、記事を引用するためにシックス・アパート株式会社のサイトにトラックバック(ブログ独自の相互リンク)を打ちました。さて、その後どうなったでしょうか?
※ トラックバックについては、絵文録ことのはのサイトのこちら
  参照してください。

トラックバック数の多さはその記事に対する関心度をダイレクトに表しています。シックス・アパート株式会社が発信した最近の記事でトラックバック数が多かったのは次の通りです。
 ・ Movable Type 3.0 Developer Edition 日本語版の提供を開始(2004/7/15)
 ・ Movable Type 3.1日本語版の提供を開始(2004/10/19)
 ・ Movable Type 3.121の提供を開始(2004/12/1)
 ・ Movable Type 3.14を2005年1月に提供(2004/12/24)
 ・ Movable Type 3.122の提供を開始(2005/1/25 PM08:19)

しかし、上記のどれも寄せ付けないほど多かったのが今回の記事です。
 ・ 【重要】 Movable Typeの脆弱性と対策について(2005/1/25 PM06:20)

上記を見ると、新バージョンのリリース記事が多い。これは新しいものに対する『好奇心』という形で関心度が高まった結果です。その一方で、問題点の発生に関する記事は自分に被害が及ぶから『危機意識』という形で関心度がより高まります。

どんなに完全を期して作った製品でも(ソフトでも)人間が作る限り完璧なものはありえません。問題が起きること自体がむしろ自然です。しかし、問題が起きた時の対応の仕方によって、企業の値打ちが変わってくるし、それが将来にわたって影響を及ぼすことは言うまでもありません。今回の問題に対して、シックス・アパート社の対応は問題がなかったので事なきを得たようです。

さて話は変わりますが、こうした新着ニュースには賞味期限がありそうです。トラックバック数の推移を見るとそれが少しは見えてきます。(ニュースの重要性、対策の容易性などによって異なるでしょうが)

下図は今回の「Movable Typeの脆弱性と対策について」の記事が発信された後に日本国内のブログがシックス・アパート株式会社のサイトにトラックバックを打った数を時間帯別に示しています。


これを見るとニュースが発信されてから約30時間以内の時間帯に(時間ごとにバラツキはあるが)記事への関心度を示すトラックバックが集中的に行われています。面白いのは30時間を経過した後になるとトラックバックは激減していることです。
「このニュースはホットだ」とか「もう新鮮味がない」といった人間感覚の境界がもし30時間ごとであるならば、新着ニュースを30時間ごとに発信していけば、常に最新情報で満たされた情報発信源となるかも知れません。

投稿者 messiah : 08:32 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月24日

永く愛用している逸品

先日、ユニバーサルデザインのセミナーを受けてから身の回りにユニバーサルデザイン的なものがないか...と見渡していると1つありました。ステーショナリーですが、その有用性からするとツールと言える優れものです。

デザインを優先すると機能や使い勝手が悪くなり、その逆もまた然りという例が多いのですが、中には両方を考えて作られた秀逸な品があります。ここで紹介するのは下の写真の万年カレンダーです。(※ 商品の宣伝ではないことをお断りしておきます)

私が購入した頃はお店でもそれほど見かけることがなかったが、今はステーショナリーを扱う多くのショップで売られています。(良いものだからよく売れているんでしょうね)私は14年間愛用していますがこのカレンダーの右に出るものは無い!と思っています。どこが良いのか、というと...


万年カレンダーの場合は、外観がいくら格好良くてスマートであっても、永く使っていくと飽きてきます。重要なのはその商品に本来求められている機能です。文字の見やすさを最優先し、その上でシンプルだが個性のある飽きのこないデザインを施して、月替りの時の切替操作の簡単さを加味している、ということで正に三拍子揃った逸品だと思います。このスタイルは万年カレンダーの究極の形ではないかな、とさえ思う。(改良するところがないような気が...)

        前から見たところ            壁掛け用スロット付き           大小の月、閏年にも即対応

            

ちょっと褒めすぎでしょうか?

投稿者 messiah : 08:02 | コメント (1) | トラックバック

2005年01月22日

寒うー 寒うー ほんまに寒うー

日本全体が寒波に包まれました。体感的には今年一番の寒さかな。その寒気を真っ二つに分けて全速力でチャリンコを飛ばして大阪産業創造館のセミナーを聞きに行きました。寒いので思いっきりペダルを漕がないとやっていられません。

1/21、和歌山大学・システム工学部教授の山岡俊樹氏の講演による「ユニバーサルデザインによるものづくり実践塾・オープンセミナー」を聴講。この山岡先生ですが、とにかく早口。多少の専門用語は注釈もつけずに先へ先へと説明を進めていかれる。膨大とも言えるPowerPoint資料。実例を紹介する写真や挿絵は豊富の一言。聞いていて眠くなりかけても→すぐに覚醒に引き戻す数々のネタをお持ちの方です。話のテンポの良さは抜群だが、あのハイピッチについていけない人もいるでしょうね。

講演内容は、論理を重視しながら小難しい計算式は用いない手法(ヒューマンデザインテクノロジー)で企業が企画力を高めることを提唱されている。20世紀は技術力、21世紀は技術に加えて企画力がより重要と強調されました。

以下は、教授がJRの京都駅、海南駅、紀伊田辺駅のユニバーサルデザイン実現度(UD度)を同一条件で観察・比較した研究結果であり、あくまでも個人的な思想を反映しているものではないことをお断りしておきます。

教授が京都駅、海南駅、紀伊田辺駅を調査した結果、最もUD度が低かったのが意外にも京都駅でした。世界中から観光客が訪れる日本伝統美の象徴・京都。その玄関口となる京都駅だが、はじめて訪れた人はその特異な空間に驚くことでしょう。古都らしくないとも言える近代的な吹き抜けを駆使した建造物は個性的だとも印象的だとも言えます。

教授はこの京都駅構内の数箇所を調査して人間工学に沿った設計になっていない箇所をいくつか指摘された。特に、北側玄関口は軒が短いので雨が降ると構内に雨水が吹き込んで水溜りができてツルツルすべる。お年寄りが転ぶ危険性が高いし、水が溜るたびに駅員がモップで掻きだしているとのことでした。

京都駅(北側)はモダンな造りが古都のイメージと強烈なコントラストを醸し出す不思議な建造物で、通りすがりの観光客にはインパクトがあるかもしれない。しかし、外観を重視するあまり階段にすべり止めがないところがあったり、正面玄関の案内板の文字が小さい、反射して見にくい等、利用者のリクワイアメントが反映されていない部分がいくつかあると指摘されました。

その一方で、京都駅・新幹線口(南側)は改築されていない昔のままだが、デザインは平凡でも人間工学に沿った造りになっていて、北側の良くない部分が南側では何も問題がない。新しく造られた方が使い勝手が悪い、とは言わないまでも、目に見える問題点が多かったとの調査結果でした。

デザインと機能の両立、バランスの取り方の難しさがあるように思います。私個人は京都駅を時々利用する程度なので意識して観察したことがないから評価できませんが、京都駅をよく利用される方はどう思われているでしょうか。ご意見をがあればコメントにいれてください。それは違う、その通りだ、何でも結構です。

ところで、海外では駅の標識に濃い青バックに白文字が多いということです。京都駅の標識は黒バックに白文字が中心です。皆さんはどちらが見やすいと思われますか?


セミナー終了後、チャリンコをかっ飛ばして事務所に全速力で戻ると全身がフリーズして暫らく動けませんでした。さ、寒うー

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2005年01月21日

アメリカから見た日本の国際競争力

1月19日、大阪産業創造館で開催されたセミナー【知的財産活用プロジェクト】経営に役立つ知的財産の知識と戦略を受講してきました。昨年から知的財産に関するセミナーが増えて、私も大阪産業創造館で受講する同テーマのセミナーはこれで5回目になりました。500人ほど収容できる会場は満員で、2時間の講演終了後の質疑応答も非常に積極的に行われ、知財の活用に対する企業の興味の深さが浮き彫りとなったかんじです。

このセミナーの講師は、大阪工業大学・知的財産学部助教授で元キャノン(株)知的財産本部の田浪和生氏。冒頭に「何故、知的財産が重要か?」という話の中で「低迷する日本の総合競争力」という図を示されました。

050121-01.gif

このグラフは「知的財産」と名が付く会議、シンポジウム、講演では必ず引き合いに出されるものです。(出典:国際経営開発研究所 IMDの国際競争力年鑑)同年鑑によると日本の国際競争力は下落の一方で、1992年に世界1位だったのが2002年は30位です。(2005年は何位になるのでしょうか?)

しかし、同助教授は「このグラフは日本を過小評価している」として、次の表を示されて「アメリカは2005年の競争力トップは
"日本"と予想していた」とおっしゃったのでえっ!と驚きました。

イノベーション指数による競争力比較 050121-02.gif
出典:1999年に米競争力評議会が公表/日経BP社

長期不況からようやく脱しかけたかに見える日本。しかし、中国をはじめとするアジア諸国に追い上げられ競争力は下がる一方ではないのか?と誰もが思うはず。ところが世界のトップを行くアメリカは随分違う見方をしているようです。上表は1999年の予測とは言え、アメリカから見ると技術競争力の潜在的脅威はあくまで日本、続いて北欧やスイス...ということのようです。台頭著しいアジア諸国の名が上位に出てこないのは不思議。

イノベーション指数は、かなり複雑な計算に基づいて各国の技術革新の優位性を指数化したものです。一見繁栄しているように見えても、途方もない人的資源を武器に追い上げてくる国の足音を背中に聞いているアメリカや先進各国。その危機意識は「イノベーション」こそが先進国の繁栄にとって不可欠なものである。平均的な製品を平均的な手法で作っていたのでは市場がグローバルになっている中で高い賃金と生活水準を維持してはいけない。今後の繁栄は、いかに動いている的に狙いを絞り続けていけるか、すなわち新しい製品・サービス・手法を見つけて市場に出していけるかにかかっている、という考えから見い出された指標です。

上の表からは、アメリカにとって日本という存在が(技術面においては)未だに仮想敵国として位置付けられていることを示しています。将来おいてもそうであることが日本の繁栄のバロメーターとなるかも知れません。こうしたアメリカ側の評価を、ある意味では自信の拠り所とし、ある意味では厳しく受け止めて、イノベーションによる知財立国の実現を目指して踏ん張るしかない、そんな気がしますが...

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2005年01月20日

究極の持ち物。現代ビジネスマン四種の神器

あなたは会社に行く時、外出をする時に装飾品以外に何を持って行きますか?今回は究極の持ち物について考えてみます。
ビジネスマンの場合だと、
 (1) ハンカチ (2) 腕時計 (3) 携帯電話 (4) 財布
 (5) 定期券 (6) キャッシュカード (7) クレジットカード
 (8) ポイントカード (9) 鍵 (10) 運転免許証
 (11) 名刺 (12) 筆記用具
...こんな感じでしょう。まだありますか?

この他、時には東京ドームや映画館のチケットを持っていたりします。愛妻に恐妻に子供の写真、整髪道具、絆創膏..........などなど。女性の場合はこれらの他に化粧道具が加わります。ハンドバッグには文庫本も入っているでしょう。

さて、この中からどうしても必要なものを3つだけ選びなさい、と言われたらどうしますか?
ハンカチはなくても何とかなるし、腕時計は携帯電話で時刻を知ることが出来ます。定期券、キャシュカード、クレジットカードを忘れても現金(財布)があればその場は何とかなります。ポイントカードを忘れても手続きをすればポイントを蓄積できます。運転免許証を忘れると運転できないので業務上はチョンボですがその日1日だけなら致命的ではありません。名刺は「今丁度切らしておりまして...」と言って逃げることができます。筆記用具はいざとなったらどこでも借りられるでしょう。

しかし、携帯電話、財布、鍵を忘れるとどうなるでしょうか?他の全てが手元にあったとしても大変な目に遭います。先ず、お金を借りないと食事すらできません。携帯電話は今や仕事に不可欠な道具となっているので業務に支障がでます。鍵がないと会社どころか家にも入れないという悲惨な状況に陥ります。もちろん、単に忘れただけならばその日1日くらいはそれなりにうまく対処はできますが、もしこれが毎日続いたらどうなるかを想像してもらえば究極の持ち物がこの3つに絞られてくるのがお判り頂けると思います。但し、運転免許証は運転の時だけではなく個人を認証する身分証明書として様々な場面で利用されますので常時携帯しておくといいのは言うまでもありません。

従って携帯電話、財布、鍵に運転免許証を加えた4つが持ち物の"四種の神器"といえるのではないでしょうか。私は緊急の用事で急いで外出しなければいけない時には、とにかくこの4つを忘れないように心掛けています。女性の場合はこの4つにさらに美を追求する品々が加わることを忘れてはいけませんね。(女性にとってお化粧は、時には三度の食事よりも優先するとある女性から聞きました)

携帯電話   財布   鍵   運転免許証
現代ビジネスマン四種の神器

ところで携帯電話市場の急速な拡大と技術革新により、昨年夏頃から非接触型ICチップを内蔵した携帯電話が登場しました。(おサイフケータイがその代表)ICチップは上述の"四種の神器"の機能を1台の携帯電話に全て盛り込むことができてしまいます。近い将来、究極の持ち物はたった1台の携帯電話となる時代が来る。そして、その時代には万能携帯電話を軸とした新しい生活様式やライフスタイル、それに伴う新しいビジネス創出の時代が到来するのではないかと、ふと物思いにふける今日この頃。何がこの時代の先に待っているのか?誰か教えてー

「〇〇の三種の神器」という表現でいろんな場面で引用される「三種の神器」ですが原典を語れる人は意外に少なさそう...
三種の神器とは...
皇位継承のしるしとして代々の天皇に受け継がれる三種類の宝物のことです。
 ・ 天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
   ※ 草薙の剣(くさなぎのつるぎ)とも云う

 ・ 八咫鏡(やたのかがみ)

 ・ 八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)


 出典:古代史倶楽部yokosuka
(写真をクリックすると拡大できます)

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2005年01月19日

次世代航空機を巡って東西横綱がっぷり四つ!

大相撲初場所は10日目で横綱・朝青龍の独走態勢となり、それを小結・白鵬が2差で追うという波乱も興奮も起きない展開になってしまいました。

大相撲と言えば定番だった東西横綱の土俵入りも久しく見ていない。東西の横綱が、がっぷり四つに組むという構図を多くのファンが待っているはず。2強が激しくぶつかりあうという単純明快な対決構図を長く欠いたことが大相撲人気凋落の最大の要因でしょう。
ところが、海外では航空機産業の東西横綱がどうやらがっぷり四つに組んでやっているようです。アメリカのボーイング社と欧州のエアバス社が次世代航空機の設計思想でくっきりと正反対の違いを見せています。(朝日新聞_2005.1.19)

小回りのきく直行便の旅客需要が増加すると読んで燃料効率を重視した設計を目指すボーイング。それに対して人口が集中する発展途上国の需要増加を見込んで機体の超大型化を指向するエアバス。ほとんど正反対の路線を進もうとしていますが、その方向性にはそれぞれに根拠があってそれなりに説得力があります。どちらの見通しが正しいかは別として異なる考えを同じ土俵の上でぶつけあって競うことは日本ではあまり見かけませんね。せいぜい電機メーカーが2つの陣営に分かれて標準規格を争う程度でスケールが小さい。

そんな日本ですが、せめて大相撲界だけは東西横綱のがっぷり四つ相撲を見せて欲しいものです。小結・白鵬が横綱になればそれが実現します。外人の東西横綱では「国技が泣く」といった考えはしないことです。大相撲人気を向上するために外人を誘致したのは相撲協会そのものなのですから。とにかく、白鵬が怪我なく順調にいけば年内に横綱になる可能性はありそうなので、東西横綱土俵入りの復活と「日本人として情けない!彼らに負けないように稽古して強くなろう」と頑張ってくれる日本人力士が多く生まれることを願いたいものです。

投稿者 messiah : 07:52 | コメント (2) | トラックバック

2005年01月17日

一度使ったら手放せない。それがタブブラウザ

インターネット閲覧ソフト(ブラウザ)Firefoxをここ数ヶ月間、Internet Explorerと並行して使っています。名前の通り「炎の狐」を表す丸いロゴマークが印象的なMozillaの製品です。シンプルな操作性にタブブラウジング機能という、1つのウィンドウの中で異なるページをタブ(一種のボタン)で切り換えて表示できる機能が特徴です。その使い勝手や如何に?

インターネットで情報収集する場合に、先ず検索エンジンを利用して複数の候補サイトをリストアップしておき、検索結果の上位に表示されたものから順に、あるいは検索キーワードの前後の文脈を確認しながら順に、各サイトにアクセスするという方法が一般的になっています。そして、複数の検索結果の中からさらに複数のいくつかのサイトにアクセスして内容を比較して、最終的に自分に一番適したサイトを選択してそれをじっくりと閲覧するという動作が行われます。
タブブラウジング機能を持たないInternet Explorerで検索を行ってその検索結果の候補サイトにアクセスする時は、自分自身のウィンドウに表示させるか、または右クリックして「新しいウィンドウで開く」を選択して別のウィンドウに表示させるかのいづれかになります。一般にはこの操作に慣れた人が多いでしょうが、これをタブブラウザで行うと「おっ!ちょっと凄いな」ということになると思います。

タブブラウザを使った場合は次のような感じになります。
 (1) 検索エンジンに「タブブラウザ」(例)というキーワードを入力して検索


 (2) 検索結果画面で、候補サイトを1つずつ選択してマウスの中ボタン※を押す。
    ※ マウスの中央にあるホイールのこと。使用できるのはWindowsのみ
 (3) 検索結果画面(左端)の右側に1番目に選択したサイトが、その右には2番目に選択したサイトが、というように順に
    タブで区分されたページが表示される。タブをクリックすると任意のページを切り換えて表示できる。

 (4) 閲覧が終わったページを閉じるには、残したいページのタブを右クリックして[他のタブをすべて閉じる]をクリック
050117-04.gif

これだけのことであるが、実際に検索作業を行うと候補サイトにアクセスして、また元の検索結果画面に戻り、そこで別の候補サイトを選択する...という動作が繰りかえされることが多い。こういう場合、検索結果画面で適当な候補サイトを次から次へと中ボタンでクリックして表示させておき、後でタブを切り換えてページを比較しながら閲覧できるのはタブブラウザならではの方法です。

この他にFirefoxには、ブラウザを起動した時に最初に表示されるホームページに、現在タブ表示している複数サイトや、ブックマークした複数サイトをまとめて登録しておけます。そして、それらをワンクリックで一気に表示させることができます。
また、最新のニュースを「タブで開く」とその日のニュースがドバッ・ドバッと一気に開いて、後はただ順番に閲覧するだけで済むといったこともできます。下図は一気に開いている時の表示状態です。(ちょっと目まぐるしいかも...)


FirefoxはInternet Explorerライクなインターフェイスを備えていてIEユーザーにも違和感はなく、IEより機能の数では少ないのですが、それが逆に使いやすさを求めるユーザーのハートをキャッチしているのかも知れません。(機能拡張は可能)
現段階で注文をつけるとすれば、タブをドラッグ&ドロップで任意の位置に移動できることくらいでしょうか。
そんなタブブラウザですが調べてみるとけっこう数多くあります。タブブラウザ推奨委員会のサイトでそのスペック、比較、ユーザーの声を紹介していますので参考にされたらいかがでしょう。

投稿者 messiah : 09:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月08日

ブログのレアイウトを変更したいけど...できるかな?

2004年12月27日に自分のブログ(このサイト)を公開してからアクセス件数も徐々に増えてきました。しかし、妻から「新しい記事が下の下の下の方にあるのでスクロールするのが大変」と指摘され、また恩師の先輩からは「文字の色がグレー色でぼやけて見にくい」といったアドバイスを頂いたので改良に取り組みました。

私はMovable Typeというブログ作成ツールを使っていますが、Movable Type標準のトップページは次のような表示です。


これではデザイン的にモノ足りない。自分なりの個性を表現したいと思うのは私ばかりではないでしょう。
しかし、そうするとHTMLやスタイルシート(CSS)について少しは勉強が必要になります。(頭のイタイことです......)
それでも、1つの知識を覚えてそれが他にも通用するかをやってみると出来た!とかで意外に夢中になってしまいます。自分の考えたことが具体的かつリアルタイムにブラウザに表示されていく工程はちょっとした興奮ものであります。

先ず、記事内容の文字サイズを変更(大きく)する方法を説明します。(上記の赤枠内の文字)
手順は次の通りです。
Movable Typeを起動するところから始めます。
 (1) ブラウザを起動してアドレス欄にhttp://xxxx.xxxx/mt/cgi-bin/mt.cgiと入力
    ※ 外部のコンピュータからアクセスする場合は、xxxx.xxxxにサーバーのホスト名を入力
      クライアントからアクセスする場合は、xxxx.xxxxに192.168.0.98のようにIPアドレスを入力
      サーバーからアクセスする場合は、xxxx.xxxxに127.0.0.1のIPアドレスを入力
 (2) Movable Typeのログイン画面が表示されるので、ユーザー名、パスワードを入力⇒[ログイン]
 (3) ウェブログ管理画面が表示されるので変更しようとするウェブログを選択(例:出たとこ勝@負ログ)


 (4) メイン・メニュー画面左側の管理グループの[テンプレート]をクリック

 (5) テンプレート画面のインデックス・テンプレートの[スタイルシート]をクリック

 (6) テンプレートの編集画面の[テンプレートの中身]の全テキストをコピーしてテキストエディタに貼り付けて次の箇所を
    変更する。(x-smallsmallに変更)
    ※ テキストエディタ左側の行番号は実際とは若干異なる場合があります。

 (7) 変更したテキストを全て選択して[テンプレートの中身]に貼り付ける。(内容を入れ換える)
 (8) [保存]⇒[このテンプレートを再構築する]をクリック

 (9) サイトを確認⇒成功!(緑枠内の文字が大きくなった)

続いて、ブログの1つ1つの記事(エントリーと云う)の表示する順序を逆にします。(古い順 → 新しい順)
 (A) 画面左側の管理グループの[ウェブログの設定]をクリック


 (B) メイン・メニューの基本設定画面で[設定]をクリック

 (C) 一般的な設定画面の[エントリーの表示順]を[新しいものが上]に変更

 (D) [変更を保存]⇒[サイトの再構築]⇒[再構築]

 (E) サイトを確認⇒成功!(エントリーの日付が新しい順になった)

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2005年01月06日

公開3日後にGoogleの検索ロボットがやってきた

このブログは2004年12月27日にインターネットに公開しましたが、その3日後に早くもあの検索エンジンの代名詞とも言えるGoogleの情報収集ロボット(Googlebot)が吾がサイトの情報を収集するために訪問してきました。(これをクロールといいます)

どうしてそれが分ったかと言うと、簡単です。自分のサイト名をGoogleで検索してみたのです。ただ、それだけのこと。

そしてキャッシュをクリックしたら次のように表示されました。

上記の12月29日 16:00:22 GMT(グリニッジ標準時)を日本時間に換算すると、
GMT+9=日本標準時(JST)ですから12月30日 1:00:22 JSTとなります。(ネット公開してから3日目という早さにビックリ)
Googleの検索アルゴリズムも時時刻刻と変化しているようで、今までの月1回程度の定期訪問だけではなく、特定のサイトを毎日のように情報収集するロボットが追加されたようです。
そう言えば、2004年の年末にあのマイクロソフトが「Googleに追いつき追い越す」と宣言したようにデスクトップサーチ(コンピュータ内の検索)を含めてヤフーと三つ巴の激戦の年になる予感がしますから.....
残念!...なことはありません。
検索エンジンメーカーさん、どんどん競争して良いものを安く提供してください。

投稿者 messiah : 17:27 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月05日

プリンタの廃インクタンクが満タン?

昨日、寒中見舞の葉書をインクジェットプリンタで出力しようとしたら普段見たことのない表示がパソコン画面に出ました。
「廃インクタンクがいっぱいになりそうだよ。暫らくは印刷できるけど、早目にサービスセンターに出して交換してね」 そんな感じのメッセージ。
早速、販売店に問い合わせたが.....

プリンタを購入した大手電器ショップに電話して廃インクタンクの交換を依頼すると、

弊社でも廃インクタンクの交換は承りますが、納期が3週間~1ヶ月かかります。
お急ぎならばメーカーのテクニカルセンターを紹介します、とのこと。

次にそのテクニカルセンター(茨城県)に電話して主旨を説明すると、
納期は概ね1週間~10日かかります、とのこと。

そこで、大阪に拠点はないのかを質問したところ「あります」とのことで、紹介された大阪の修理センターに電話して主旨を説明すると、
その件ならば速ければその日にインクタンクを交換して持ち帰りも可能です。

あれあれ...
同じ目的であっても所を変えれば随分とレスポンスが変ってくるものですね。いろんなコミュニケ-ションツールはありますが、急ぎの場合は電話で確認!これに優るものありません。ところで、インクタンクの交換費用は全国一律で9,450円(消費税込み)でした。

送料や梱包の事を考えると近くて早いところがいいのは当たり前。最後に電話した修理センターに、プリンタを自転車に乗せて持ち込みました。ところが、廃インクタンクだけではなく、汚れがひどいので印字ヘッドも交換することになりその日は修理センターにお預けとなってしまいました。即日テイクアウトはできなかったとはいえ、廃インクタンクとヘッドの両方を交換しても費用は9,450円ポッキリなのでちょっと得をした気分でした。

事務所に戻ってから2時間ほどして携帯電話が着信♪♪♪
例の修理センターからでしたが...「交換が終わりました」...とさ。
早く直ってうれしいけれど...ちょっと複雑な気持ちでした。(取りに行くの面倒~)

投稿者 messiah : 18:16 | コメント (0) | トラックバック