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2006年08月31日

大陸に進出した日本発のアルコール飲料

梅酒ロシアでは近年、健康への配慮からウォッカなどのアルコール度数の高い飲料よりもビールやカクテルなど比較的度数の低い飲料を消費者が選択する傾向があるそうです。

寒いにも程があるほど寒い国ですから、度数の高い酒はこれまで欠かせなかったのですが、それが高血圧や肥満、アルコール中毒などの病気を誘発していました。

サントリーは9月上旬までに現地の輸入販売代理店と契約を結び、10月中旬からウィスキーの「響」「山崎」など11ブランドの販売を始めます。ロシア市場で、日本のウィスキーが本格的に販売されるのは初めてです。

世界的に健康志向が広まっている中、ロシアでの梅酒の販売に力を入れているが、梅酒製造大手のチョーヤ梅酒です。

この会社のロゴは蝶々のデザインです。それもそのはず...

本社がある大阪府羽曳野市駒ヶ谷周辺の二上山・葛城山・金剛山にはギフチョウなど数多くの蝶が生息していたこと、また、二上山で採取される石が石器時代に矢尻や石包丁として利用されていた歴史的背景から「蝶矢」という社名が生まれたそうです。

チョーヤ梅酒のテレビCMも有名です。オンライン百科事典Wikipediaによると、過去に次のようなタレントさんがCMに出演しています。

* 金田正一(チョーヤ梅酒)
* 黒谷友香(さらりとした梅酒)
* 伊東美咲(さらりとした梅酒)
* 高橋恵子(ウメッシュ、梅酒紀州)
* 工藤夕貴(ウメッシュ)
* 鈴木蘭々(ウメッシュ)
* 水野真紀(ウメッシュ)
* 菅野美穂(ウメッシュ)
* 紺野まひる(梅ワイン)
* 松本明子(梅酒紀州)
* 渡辺満里奈(梅酒紀州)
* 黒木瞳(梅酒紀州)
* 久遠さやか(ハチミツ梅酒)
* 藤田朋子 (1990年代前半、OLに梅酒ブーム)

「サ~ラリとした ウメシュ」のコピーは誰でもご存知かと...

それはともかく、昨年のロシアでの梅酒の出荷は約36万本で、2年前と比べ3倍以上に拡大。

ロシア市場では「日本発のアルコール飲料」を前面に打ち出し、5年後に年間100万本の出荷を目指しているとのこと。

向こうには、スモモを漬け込んだ「チェルノーフカ」という伝統的な果実酒があり、梅酒を受けいれやすい環境もあったようで、今やロシアでは梅酒のことを“CHOYA”と呼んでいるとか。(ふーん、チョーヤったか)

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 08:44 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月30日

強盗犯の華麗なる転進の果て

犯罪者が警察官になりすまして出世し、政治家にまでなったあげく、昔の罪で逮捕されるという奇妙な事件が起きました。

ところは、ベトナム。

強盗を繰り返して禁固4年の判決を受け、1984年に刑務所に入り、その2年後に脱獄した51歳の男が、その後、警察に就職します。(どうして就職できたのか、何故、よりによって警察なのか...???)

この時、男は偽名を使って警察に就職し、警察官になったのです。

ところがこの男、とても優秀だったようで、地区の警察署長に昇格し、さらに議員にも選ばれて今年6月には共産党党員になっていました。

身元が発覚した経緯は伝わっていませんが、禁固刑の5倍にあたる20年間も警察官としてリッパ?に勤め上げたのは、お見事と言う他ないかも。。。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 09:33 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月29日

ドロップシッピング 続々とサービス開始

ブログの爆発的普及と共に、大きく飛躍したのが「アフィリエイト」です。

現在でもアフィリエイト市場に参入する企業やショップは増加傾向にあります。

アフィリエイトに商材を出すことで、消費者自身がブログで紹介し、宣伝してくれます。

ブログサイトの数は膨大ですので、そこから自社のサイトに顧客を呼び込める確率は低くない。

うまく呼び込めれば、販路拡大につながり、報酬を支払っても、それ以上の効果が期待できるのです。

ところが、アフィリエイトでは飽き足らない、もっと稼ぎたいという人向けに、新たに脚光を浴びているサービスがあります。

「ドロップシッピング」です。

アメリカなどで数年前から広がり始め、日本でも解説本が出版されています。アフィリエイトに続く新種のネットビジネスとして注目を集めています。

アフィリエイトは、他人の商品を自分のサイトで紹介し、客がリンク先の販売サイトを訪れて商品を購入すれば、サイトの主宰者に報酬が支払われる。成果報酬型の広告です。

これに対してドロップシッピングは、個人による在庫を持たない商品委託販売のことです。

サイトに商品の注文が入り、入金の確認後に、メーカーや問屋などから商品が発送され、代金の決済、回収は仲介業者が代行し、販売額と仕入れ値の差額がサイト主宰者に送金される仕組みです。

在庫を抱えずに済むので、商品を仕入れる手間、在庫管理・金利などのリスクは皆無です。

ドロップシッピングのもう1つの魅力は、商品価格を自由に決められる点です。

売れ行きが悪ければ値段を下げてもよい。ホームページの見栄えをよくしたり、商品の種類や値段を変えたりできるのです。

しかし、ドロップシッピングをサポートする仲介業者はこれまで日本にありませんでした。そのため、認知度が低かったのですが、今秋から続々と国内の業者がサービスを開始します。

...といった具合に各社一斉にサービスが始まります。

アフィリエイトが定着したブログ市場で、ドロップシッピングがどこまで勢力を伸ばせるでしょうか、ちょっと見ものです。

q.f. YOMIURI ON-LINE

投稿者 messiah : 09:00 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月28日

記事はロボットが書く時代です

金融データ企業であるThomson Financialは、同社の経済記事の一部をコンピュータが生成しているそうです。

この動きの背景として同社では、金融ニュースでは株式売買のために迅速な情報提供が常に要求されていること、世界中の企業が自動化を志向していることを挙げています。

そのため、企業の決算が発表されると、 0.3秒後にはコンピュータが決算発表の記事を完成させるとのことです。

近未来のIT世界を描いた「EPIC2014」で、グーグルのニュース記事をロボットが執筆するシナリオが紹介されていますが、それに近いことが現実に行われているわけです。(EPIC2014に少し別の要素を追加したEPIC2015もあります)

考えてみれば、過去から現在に至るまで、人間にしかできないと思われてきた仕事がロボットやマイコンによって置き換えられてきた歴史があるわけです。

人間にしかできない分野がどんどん狭くなっていくのは、人間が作り出した科学技術がもたらした結果です。

定型業務、繰り返し作業、データベース管理される作業はどんどん無人化されていくのでしょうね。

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 08:00 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月27日

ドイツ語版ウィキペディアで信頼性確保の実験開始

200万件以上の記事が229ヶ国語で掲載されているオンライン百科事典Wikipedia(ウィキペディア)は、ほとんど誰もが編集に参加することができ、その編集内容はただちにサイトに掲載されるため、公序良俗に反する内容や作り話を書き込もうとする悪質な行為に悩まされてきています。

最近でも(この8月)、コメディアンの Stephen Colbert氏がテレビ番組視聴者に対し、Wikipediaの記事に無意味な書き込みをするように呼びかけたため、同氏はWikipediaから追放処分を受けています。

次世代ウェブサービスの青写真とでも言うべき“Web2.0”には、「多くの人に参加してもらい何かを築いていく場合、相手をはじめから疑わない」という基本思想があります。

長いサイクルで見た場合に、悪質な情報は時間の経過と共に正しい情報に置き換えられていく、そういう“信頼”が根本にあって成り立っている世界ですが、それでも短期的にでも被害をこうむる者が現れるのはよくない。

しかし、それを根絶しようとすれば集合知としてのWikipediaの自由度がなくなる、つまり魅力もなくなる。さじ加減1つでどっちにも転ぶという難しさがあります。

こうして運営側は日々頭を痛めているのですが、ドイツで何か新しい試みが始まるようです。

詳細は明らかではないのですが、記事の破壊を防止するためのシステムを考案し、特に正確性の維持に余念がない、注意深いコミュニティメンバーによる精査を免れてしまいがちな、目立たない誤りを含む記事が不用意に公開されてしまうことを防げるとのこと。

新機能が搭載された後でもこれまで通り、誰でも記事の編集ができますが、一定の期間、Wikipediaに携わった経験があり、ある程度の信頼性を認められた人だけが、編集済みの記事をサイトに公開する権限を持つようになるとのことです。(もし誰かが記事に誤った書き込みをしても、承認の過程を経なければ、その書き込みが公開されることはない)

使い勝手を阻害するような複雑なルールができないことを祈りたいですね。

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 08:27 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月26日

本当に焼いたインスタント焼きそばが発売されます

インスタントの「焼きそば」は、本当に焼きそばと言えるのか?

そんな疑問からスタートしてこの秋お目見えするのがエースコックの「ホントに焼いた 本焼そば」です。

カップに入ったインスタント焼きそばは誕生して30数年も経ちますが、実際に焼いた麺を使ったものはありませんでした。

そこに目をつけたエースコックは、

  1. 食欲をそそる香ばしさ
  2. きつね色に焼き上げためんの手作り感
  3. 麺のほぐれ具合の良さ
  4. 麺のコシと食感の素晴らしさ

を満たした新製品を9/18から発売するそうです。(価格175円)

最近、うまいと言えるインスタント焼きそばが少なくなってきて不満がたまっていたところなのでちょっと期待しています。

q.f. 日経プレスリリース

投稿者 messiah : 12:58 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月25日

ハンカチ業界に涼風をもたらした甲子園の王子

早稲田実業の斎藤投手高校野球も終わりましたが、優勝した早稲田実業の斎藤投手を「ハンカチ王子」と呼んでマスコミが話題作りに躍起です。

百貨店・スーパーには、斎藤投手が試合中に汗を拭っていた「あれと同じものが欲しい」、「どこの製品か」という問い合わせが殺到し、メーカー探しが始まりました。

そして...製造元はニシオ株式会社と判明しました。

ニシオ株式会社は大阪にある従業員数100人のハンカチメーカーですが、例のハンカチの件でマスコミからの取材は殺到するは、電話は鳴りやまないは...でパニック状態とか。

斎藤投手が使っていた青いハンカチは同社のオリジナル商品で、元来は香典返しやギフト用のものでしたが、平成13年で販売が終了しており現在庫はゼロ。(ハンカチは中国製で約5万枚製造された)

再販の予定もなく、同社社員は「話題になるのはいいのですが、現在は市販されていないので大変心苦しい」と困惑気味だそうです。

簡単に手に入らないとなると、突然、俄然...価値が出てくるのです。熱いファンによって。。。

インターネットのヤフーオークションでは24日午前、斎藤選手が使っていたのと同じ青いハンカチが中古ですが最高値で6250円(定価400円)をつけています。

この先、甲子園に出場するような好投手にハンカチをどんどん贈るハンカチメーカーが続出する“おそれ”があったりします。

ジャスダック上場のハンカチメーカー「川辺」(本社・東京)の株は先週末216円から、24日は263円まで47円も上昇しています。

ハンカチ業界の皆さんへ...

しばらくは、東京に足を向けて寝てはいけない!でしょうね、きっと。

q.f. iza

投稿者 messiah : 08:57 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月24日

ランチにはスシが格好いい

英国で働く1500人を対象に、職場の「今どきのステータスシンボル」を尋ねると、回答者の67%が「小型ガジェット」をステータスシンボルに挙げました。

特に人気があったのはiPod nano、BlackBerry、PDA、USBメモリでした。

また、48%が「職場に持ち込むランチの中身が仕事への意欲を物語る」と回答したそうで、最も好まれるものとして、37%が寿司や刺身を、32%がオーガニックサラダを挙げました。

コーヒーもビジネスパーソンに欠かせないようで、31%が、職場に無料の飲み物があるにも関わらず、週に10ポンド以上のお金をコーヒーに費やしていると回答しました。

携帯は2台、ランチはスシ、運動は欠かさない。。。これがビジネスマンが好む格好いいスタイルのようです。

q.f. ITmedia

投稿者 messiah : 09:01 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月23日

不要なものは破壊され、必要なものは生まれる

米国のヘビーメタルバンド「メタリカ」がアップルのiTMS(アイチューンズ・ミュージックストア)で音楽配信を開始しました。

メタリカは、Napsterなどのファイル交換サイトに強く抗議していたことで知られる反オンライン派の代表でした。

しかしメタリカのように、いつまでも抵抗していては先細りになることに気づいたアーティストが急増して、今やそちらの方が多数派です。

一方、反オンライン派の代表としてはビートルズ、レッド・ツェッペリン、ガース・ブルックス、レディオヘッド、キッド・ロックなどがあります。

特にビートルズは、いかなるオンラインサービスであっても、自分たちの楽曲を販売することを認めていません。(但し、ジョン・レノンのソロアルバムはMSN Musicで購入できますが)

彼らは「いつか再び、30年前のようにアルバムが重要になる時が来ると期待している」と言います。

しかし、CDの売上が減少し続けているのは、オンライン販売にユーザーが移行しているのが原因であることは自明です。

否定派の言い分は、オンライン配信では自分たちの手元に残る利益が少なすぎる、違法コピーの懸念があるなどですが、最後のオンライン抵抗派が降参するのも時間の問題と言われています。

「ネットによって解き放たれた」ということでしょう。ソフトウェアや音楽は、形がないから目に見えない。

しかし、それをCD-ROMなどの形ある媒体に封じ込めた場合、他のあらゆる商品と同様に、物理的に市場に運ばれて行きます。

形のある商品が市場を流通していけば、そこに介在する業者たちがマージンを取り合い、消費者の手に渡る時には末端価格としてはかなり高くなっています。

ところが、CD-ROMに封じ込めないで(つまり、形のないままの姿で)ネットの上を瞬時に通してしまうとどうなるか。

形ある媒体(CD)の束縛から解放された音楽という形のないもの(=データ)は、既存のシステムをあっという間に破壊する無限の力を持っているのです。

音楽業界は役目を終えて不要になったものが破壊され、必要なものが新しく生まれる大激動時代に(既に)入っています。

q.f. ITmedia

投稿者 messiah : 08:22 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月22日

自分を一番わかっていないのは自分かも

阪神タイガースファンで有名な関西出身タレントの遥洋子(はるかようこ)氏がネットで短い連載コラムを執筆しています。

偶然、それを見つけたのですが、なかなか意味深な内容だったので紹介。

究極のコミュニケーションとは」と題したタイトルで、こんな事を書いています。

究極のコミュニケーション能力は介護で分かる。

相手が今どうしてほしがっているのか、がスッポリ抜け落ちる対応をするビジネスマンに会う度、必至で懇願する客をあっさりと断る店員を見かける度、「だって言われなかったから」と、心ない仕事をする人と出会う度、そこに相手への想像力の遮断を感じる。

それらコミュニケーション能力があれば、人間関係や仕事にプラスに反映しないワケがないのである。

気づかない人間は、客の要望や上司の思いから、病人の思いに至るまで、おそらくなにも気づかない。

遥さんは女性にしては歯切れが良すぎる?ような気がします。かなり、物事の黒白をはっきりさせたい性格の持ち主なのです。(それがキャラクターなのでしょうが)

このコラムでは、コミニュケーション能力は、その人の心の問題ではなく、持っているか持っていないか(あるかないか)である、と断定的に言い切っています。

実際にはそんな単純なものではないと思いますが、でも、言い当てている部分があります。

能力のある人の中で、相手の立場に立って物を考えるといった“神経”が切れているというか、生まれつき備わっていない人を多く見かけます。

コラムを読みながら頷きつつも...自分の事を一番わかっていないのは自分かも知れないと「ハッ」と思い、体温と同化した空気を吸いながら、自省。。。

q.f. NBonline

投稿者 messiah : 08:31 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月21日

「あなた自身を配信せよ」のもう1つの意味

Broadcast Yourself.(あなた自身を配信せよ)

2005年2月生まれの動画共有サイト「YouTube」(ユーチューブ)のキャッチフレーズです。

YouTubeは、2005年末に米NBCの人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」がアップロードされていたことからブログなどで話題になり、日本では2006年1月に2ちゃんねるやブログなどで紹介され人気が上昇しました。

このサイトでは、動画を閲覧するだけでなく、会員登録しておけば以下のサービスを利用できます。

2006年4月21日時点で投稿されている動画の数4000万、日に35,000の動画がアップロードされています。(保有動画数は世界最大)

ところが、このウェブサイトを運営する会社(YouTube)の従業員はなんと25人?(オンライン百科事典Wikipediaによる)というからビックリします。

そのYouTubeが今、11月のアメリカ中間選挙を控え、選挙戦の強力な道具になりそうだとして注目を集めています。

これまで、テレビCMなどを流す資金力がなかった候補でも、映像を駆使した選挙PRを流すことができるからです。

CM費用の大小が勝敗を左右してきただけに、各陣営は早急な対応を迫られているようです。

今月初めの民主党コネティカット州予備選で、現職のリーバーマン上院議員を破ったレイモント氏の支持者は、候補者のちょっとした失敗やおかしなしぐさをビデオに撮り、YouTubeに投稿し続けたそうです。

これまでの選挙戦では、大々的なテレビ広告を打つことができる資金力が決定的な役割を果たしてきたのに対し、YouTubeには誰もが映像を投稿できることから、「今後、ごく一般的な市民が選挙戦の主導権を握る可能性がある」(米紙ワシントン・ポスト)

ユーチューブだけでなく、携帯型音楽プレーヤーや携帯電話を用いた新しい形の映像・音声サービスが、今後の選挙戦を左右する存在となる(米紙ロサンゼルス・タイムズ)

日本でも、昨年の参院選挙戦で、アメリカに倣えとばかり、ブログを始める立候補者がどっと増えました。自民党は永田町に有名なブロガーを集めて懇親会を開き、世間にアピールしていました。

しかし、この手の手法はいつもアメリカの模倣が多くてウンザリします。

オリジナリティの高いIT戦略を持った政治家がそろそろ現れてほしいものです。

「あなた自身を配信せよ」...それは、日本の政治家に送りたいぴったりのフレーズでもあります。

q.f. iza

投稿者 messiah : 11:18 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月20日

鉛筆でなぞる「奥の細道」がネットで評判

パソコンを使う仕事が多い現代人は、文章のほとんどをプリンタなどで出力するので、文字を書く機会が激減しているはずです。

たまに書類に手書きすると、「おや?」「あれっ?」と溜息が出るくらい文字がヒョロヒョロの腰砕け状態になっています。

パソコンや本では読める文字が。。。んー書けない。書けても筆順は無茶苦茶という今日この頃です。

そんな現代に、意外なブームとなっているのが「なぞり書き」です。

火付け役となったのは、今年1月に出版された「奥の細道」をなぞる本。

習字の練習のように、薄く印刷された手本を鉛筆でなぞっていくという新しいスタイルの読書ですが、文書はキーボードで書く(打つ)のが普通となった若者の間で「気分が落ち着く」「読むより頭によく入ってくる」と、ネット上などで評判を呼んでいます。(評価の土俵はやっぱりネットなのです)

この「なぞり書き本」の当初のターゲットは団塊世代以上の人たちだったのですが、実際、「ぼけ防止になる」「学生時代の思い出がよみがえった」という声が読者から寄せられています。

しかし予想外だったのは、20~30歳代からの大きな反響。ネット上では、奥の細道のなぞり書きについて語り合う掲示板ができ、「芭蕉ってすごいんじゃない?」など、学生を含む若者らの書き込みでにぎわっているそうです。

瓢箪から駒っていいますが、このことかも。

日本語学者の北原保雄氏によると、「読書よりテレビという時代に、読むより手間がかかる書くことに関心が集まるのは驚き」としながらも、「書く方が文章をゆっくり味わう分、頭に入る。また鉛筆は、筆や万年筆の反対で、最も私的な筆記具。自分一人の時間を楽しむのに一役買っているのでは」と分析しています。

“なぞり書き”は2つの意味から現代人に受けたと思います。

1つはアプローチの容易さ。誰しも小学校から高校までの10年余りの間は文字を書いていた。だから慣れている。すなわち取り組みの第一歩としてのハードルが低いことが挙げられます。

もう1つは非日常的な経験。文字をなぞっている時間は雑念を離れて、その文学なり文字の世界に入り込むことで無我の境地にインできるわけです。

下地があってそれをトレースすればいいので、上手い下手はあまりない。だから文字コンプレックスも生じない。そこが、文字を白紙の紙に書くことが苦手な現代人にも受けた理由でしょう。

もしかすると、“書く”という体験を日常の中から奪われた現代人の帰巣本能かも?

q.f. YOMIURI ON-LINE

投稿者 messiah : 08:08 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月19日

「ググる」を使うことに反対するグーグルの真意とは?

今秋発売予定の2006年版Merriam-Webster英語辞典に、新語として“検索する”という意味の動詞「google」が掲載されます。(7/11付エントリー

google(ググる:他動詞):Googleの検索エンジンを使って(人が)World Wide Webから情報を入手すること。

掲載の事実が明らかになった7月初旬、グーグル社は、「googleをGoogleの検索エンジンを使う動詞として定義するのは適切な措置だ」と述べていました。

ところがここに来て俄かに、「google someone(だれかについてググる)」といった一般動詞としての同社名の使用を厳重に取り締まると言い出しました。

グーグル社によると、このような言いまわしは、同社のブランドを傷つける恐れがあると述べています。

1ヶ月前とは正反対の事を言い出した裏に何があったのでしょうか?

このグーグル社の対応に関していろいろな推測や評価が飛び交っています。

「商標が一般的に利用されると、その名声は失われてしまう。彼らは検索以外のこともいろいろやっているため、自分たちのブランド名がこの分野に限定されてしまうことが嫌なのかもしれない」

ブログコミュニティでは、「これはGoogleがかつての格好良さと遊び心を失いつつあるしるしだ」とする意見があります。

「これは究極の賛辞のはずであり、グーグル社が異なる受け取り方をしたことは信じられない」とか、同社の対応を「史上最悪のPR活動の1つだ」と批判するブロガーもいます。

筆者の推測はこうです。

他動詞googleが、「Google検索エンジンを使ってインターネット検索をする」という意味で辞書に定義されたとしても、大衆がこの言葉をどのように使うかまで規制する事は不可能です。

他動詞googleが、Google検索エンジンだけでなく、Yahoo!やmsnやその他全ての検索ソフトを1つにして「検索する」という意味に転化使用されてしまうことで、Googleというブランドのコモディティ化を懸念しているものと思われます。

背景には、Googleのブランド力がここ数年で一気に上昇していること。

グーグル社が競合他社との差別化戦略の1つに「ブランド力」を位置付けていると思われるからです。

検索エンジンGoogleは、確かに速くて的確に検索してくれますが、技術的には他にも優れた特徴を持ったエンジンが出現しています。

だから、いづれは差別化の要素がなくなる日が来ると見ているのでしょう。

その時にgoogle(ググる)という言葉が、検索するという意味の日常語として浸透していたら、品質の悪い(あるいはサービスの悪い)検索サービスに対して自社の名前を転用されてしまう。

そのことが大切にしているブランドに傷をつける事を恐れている。あるいは、Googleというブランドが、コモディティ化したgoogleという言葉によって低俗化するのを恐れているように思います。

コモディティ化とは例えば、グーグル社だけが開発できる、あるいはグーグル社独自の検索機能があったとします。(現にそれがある)

しかし、やがて技術の普及、他社ソフトの機能向上などによって、多くの会社でそれが開発可能となると、機能や品質面で差のない検索ソフトが市場に多数、投入されることになり、ユーザーはどこのメーカーが作ったものかにこだわらず、基本的な機能さえ備わっていればいいと考える状況に行き着くことを意味します。

グーグル社にすれば、むやみにgoogle(ググる)という言葉が氾濫してしまい、言葉の持つイメージやニュアンスが意図しない方向に進むことに危険を感じているように思います。

それに比べ、時間はかかっても、自社でブランド構築していく方にはリスクはありません。大衆の力で急成長した企業だけに、大衆の力の怖さも知っているのではないかと思います。

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 07:26 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月18日

2006年の最もクールなWebサイト

米タイム誌が選んだ「2006年の最もクールな50のサイト」が発表されました。

2006年の最もクールな50のサイト
部門サイト
エンターテインメント、アート、メディア部門Drawn!、Jumpcut、Sundance Splinks、Wolfgang's Vault、Photo Muse、Podcast Pickle、Pandora、The 9、YouTube
ショッピング、ライフスタイル、ホビー部門Phone Scoop、Delicious Days、Not Martha、Shop Intuition、Kids-In-Mind、Mighty Goods、Zunafish
報道・情報部門The Morning News、Kevin Sites in the Hot Zone、Charity Navigator、Footnoted、Tailrank、Deadspin、Digg、The Human Clock
交流部門MySpace、Google Spreadsheets、SingShot、Meebo、Dodgeball
ひまつぶし部門TMZ、Shockwave、Yu-Gi-Oh Groove、Cute Overload、Jackson Pollock by Miltos Manetas、Number Logic
旅行・不動産部門Zipcar、Farecast、Kayak、Zillow、Hop Stop、CentralPark、Yelp
Web検索・サービス部門Accoona、Kosmix、Snap、Pixsy、Argali White & Yellow、Blurb、Seamless Web、McAfee SiteAdvisor

インパクトの大きさでいけば、そりゃもう...YouTube(動画共有サイト)とMySpace(SNS)で決まりです。

q.f. ITmedia

投稿者 messiah : 09:52 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月17日

お盆の里帰りで御用となった男

大阪府豊中市でひき逃げ事件を起こしながら、2年3ヶ月にわたって逃亡を続けていた男が逮捕されました。

この男、「刑務所に行きたくない」と神奈川県内などに拠点を移して生活を続けていましたが、お盆で勤め先の工場が休みになったため、数日前から大阪市内の妻の実家へ帰省していたところを、張り込んでいた捜査員に発見されました。

容疑者の男は、係官が発見した時、ちょうど家族と団欒中だったといいます。

家が恋しいのは人の情、お盆はその心情をさらに駆り立てるということでしょうか。

あの時逃げなければ、今頃もっと楽しい団欒があっただろうにね。

q.f. iza

投稿者 messiah : 07:56 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月16日

噛めば味の出る名刺もあります

アドガム今までありそうで、なかったのが不思議なくらいです。

商品名は「アドガム」と言いますが、何を隠そうガムそのものです。

しかし普通のガムと違うところは、縦32mm×横32mmのスウィートミント味のチューイングガム表面に、会社名や電話番号、商品名、キャラクターなど好きなデザインを直接印刷できるという、新しい広告宣伝ツールとして使えるガムなのです。(プリント可能範囲は26mm×26mm)

初対面の挨拶時に、このガムを名刺代わりに渡せば、ケースバイケースではまずいこともあるでしょうが、多くの場合は珍しいのでまず相手の目を引くことは間違いなしです。

簡単に捨てられる紙媒体とは違って、「捨てるのに抵抗がある」という食べ物ならではのメリットもあります。

さらに、最初にガムを渡したところで強い印象を与え、あとで食べるときにまた思い出すという二段構えのアピール効果も期待できる?(食べないで人に見せて自慢してくれたらしめたものです)

販売元の株式会社ウィーブ(大阪市)によると、「アドガムのおかげで商談がスムーズにいった」「顧客が増えた」といった声が続々寄せられているとのこと。

アドガムの価格は5,000枚で52,500円(1枚あたり10.5円)と思ったよりも低価格。

ありそうでなかった...それでいて、しっかりと足が地についたニッチ商品だと思います。

q.f. Excite

投稿者 messiah : 08:17 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月15日

情報を受け取った細胞が生き残る

脳細胞のイメージ人間をはじめとする脊椎動物の脳には数多くの神経細胞があります。(ニューロンと言います)

脳には神経細胞が集まっている場所や神経線維が走っている場所があり、神経細胞の大きさや密度はまちまちです。

従って、脳の一部の神経細胞の数を数えて脳の体積で掛け算をしても、脳全体の神経細胞の数を割り出すことはできません。

ところが哺乳類の場合は、大脳の表面に神経細胞の集まった構造(大脳皮質)があり、大脳皮質は厚さがほぼ一定のシート状をしています。

そこで、シート状の一部の細胞数を丹念に数えてその面積を掛け合わせれば、大脳皮質の神経細胞の概数を計算することが可能です。

この様な考えに基づいて、複数の研究者が行ったヒトの大脳皮質の神経細胞数はおよそ100億から180億くらいのばらつきがあります。

一般には、平均値をとって、ヒトの大脳皮質の神経細胞の数は140億個であるとされています。

同様の方法で計算した大脳皮質の神経細胞の数は、チンパンジーで80億個、アカゲザル(ニホンザルの仲間)で50億個です。

筆者はかつて卒論に、この大脳皮質と脳のメカニズムについての考察を書いたことがありました。(遠い昔)

その時の記憶では確か、140億個の細胞は使わないと「廃用萎縮」とか言ってどんどん死滅していく。

特に成年になってからはその傾向が強くなるもの、と認識していました。

ところが最近、大人になっても神経細胞は新たに生まれ、学習や記憶に使われた神経細胞だけが生き残って神経回路に組み込まれる可能性が高い、という研究結果が発表されました。

つまり早い話が、年をとっても「使われている細胞」は死なずに生き残るということです。

この研究は、米ソーク研究所グループが行ったマウスの実験によります。

遺伝子操作をしたマウスで学習や記憶にかかわる脳の領域で新たに生まれた神経細胞に蛍光色素を組み込んで見分けられるようにし、同時にこの神経細胞で特定の神経伝達物質の受容体が働かず、情報を受け取れないように遺伝子操作をしたマウスも作りました。

両方のマウスを比べると、情報を受け取れなくしたマウスでは、新たに生まれた神経細胞の生存率が4分の1に低下していたそうです。

結果として「情報を受け取れない細胞は死に、情報を受け取った細胞が生き残って回路に組み込まれた」ようです。

頭は使い込むと衰えないのでしょうか?まあ、そう信じて使える間はせいぜい使いましょう。

q.f. 京都大学霊長類研究所アサヒ・コム

投稿者 messiah : 07:59 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月14日

ノーケータイ会議のすすめ

管理注意欠陥症候群(MADS:management attention deficit syndrome)と呼ばれる病気があるそうです。

現代病...あるいはIT依存症というべきか。多くの場合、携帯電話やPDA、スマートフォンなどのモバイル機器がその症候群を引き起こすトリガー(引き金)になります。

モバイル機器を使用する表向きの目的は生産性を高めることです。

ところが実際には、その機器が受信するメールや電話などに注意力が集中して、かえって生産性を損なうことになってしまうケースがあります。

そして、損なわれるのは生産性だけではなく、面と向かって直接話をできる会議の場でまで、モバイル機器を手放せないようになるとコミュニケーションの円滑性も損なわれるのです。

会議などの最中に、携帯電話が着信すると反射的に席を立って、物理的・精神的に別世界に移動して携帯通話を優先させる光景はどこに行っても見られます。

こんなことが実際にあったそうです。

マネージャーが集まったある会議の席でのこと。「生産性の改善のために効率的に技術を組み込むこと」をテーマに話をした人物が、自分がBlackBerry(カナダ製携帯端末)と2つの携帯電話で計16個もメールアドレスを持っていることを上機嫌で披露していました。

この人物は、自分が日頃いかに大量のメールを処理しているかを自慢しだしました。

彼は毎日450通程度のメッセージを受信し、4時間かけて、そうしたメッセージのチェックや返信を行っていると言いました。

45分間のスピーチの間、この人物はBlackBerryを一度も手放さず、画面を確認するのに話を3回中断し、返信を打つために話を1回中断しました。

その間ずっと、彼はこの行為に対する周囲の反応、つまり完全な嫌悪感に気付かずにいたのです。

彼がようやくそのことに気付いたのは、プレゼンテーションの最後になって、この会社の社長が出席者に対しこう言った時でした。

「彼に拍手する代わりに、携帯電話でお礼のメッセージを送ろう」と。

この人物は重度のMADSだったようです。

MADSを発症した患者は、常に「うわの空」で「不注意」であるため、逆に生産性とか効率とかを下げてしまう。

会議の時はモバイル機器を使えない状態にして、完全に会話のみに集中する環境を作ることが必要なのです。

早く要点をまとめて結論を出さないと、重要な得意先からの電話連絡が受け取れない、という焦りと危機感から、会議の効率はかえって高まるはずです。

投稿者 messiah : 08:50 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月13日

クールビズの浸透は本物 でもファッション感覚は?

インターネット調査会社インタースコープ社の調査によると、クールビズ実施率は全体で56%、特に大企業での実施率は75%に達したそうです。

職場でクールビズを実施しており、個人的にもクールビズ・ファッションをとり入れている人に、クールビズを実施する会社に対する満足度を尋ねたところ、「満足している」という回答が78.5%を占めました。

クールビズは、個人の快適さをアップし、(イコール)仕事の効率を高め、さらに省エネルギーを実現し、ファッション業界にも多少の潤いをもたらす...四方よしという近年珍しい成功プロジェクトとなりました。

これからも続いていくでしょうが、やや不満なのは政治家の方々のクールビス。

単にネクタイを外しただけの「簡易クールビズ」の人が多いように思います。

一部の人(例えば竹中大臣?など)を除いて、ちょっと野暮すぎませんか?

q.f. Tech-On!

投稿者 messiah : 21:05 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月12日

クラシック音楽もiPodで聞く時代へ

モーツァルト
q.f. JEUGIA
ネット配信だけで提供されるクラシック音楽が今年3月に登場しました。

多くのファンを持つ老舗レーベルの「ドイツ・グラモフォン」が、「iTMSと独占契約、CD販売の予定なし」という形でロリン・マゼール指揮・ニューヨーク・フィルハーモニックのライブ音源(モーツァルトの交響曲集)を配信したのです。

CDをリリースしないというのが驚きですが、業界がネット配信ユーザーをこれからのメインターゲットとして捉えている証拠です。

制作、流通コストの軽減を考えると、ネット配信への流れはさらに加速していく可能性を持ち、現在このシリーズには、5つのアイテム(CD5タイトル分)が加わっています。

クラシック音楽は他のものと比べて1曲の演奏時間が長く、データ量が膨大になってしまう事や、携帯プレーヤーではなく高音質の場で聴くべきもの、という理由から従来は業界がネット配信に積極的でなかったのです。

ところが、その観念を覆すことになったのが「検索」でした。

自分が聞きたいアーティストや曲を探す検索機能は当然として、例えばベートーベンの「田園」を「ベルリン・フィルハーモニー」で聴きたいとか、曲名やアーティスト名で絞り込む以外に「ベートーベン」の曲を「ウィーン・フィルハーモニー」が演奏している、というような検索もネット配信サイトなら自由自在なのです。

加えて、昨年来のモーツァルト・ブームやトリノ五輪でのフィギュア・スケート・フィーバーが後押しした形で、2006年になってクラシックの人気が上がっているということも背景にあります。

さて、iPodで数十分にわたる長いクラシック音楽を楽しむ季節は?

そう、もう少し先...秋の方がふさわしいでしょう。

因みに今年2006年は、35才という若さで、普通の人が一生をかかっても成し遂げられない偉業、すばらしい作品の数々を残して、人生を駆け抜けていった天才作曲家モーツァルトの生誕250年という記念の年に当たります。(1756年1月27日生まれ)

q.f. NBonline

投稿者 messiah : 08:29 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月11日

SNSの中で進行する秘密のマーケティング

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が大流行しています。

「友達の友達は友達」というユニークな発想で、招待された人だけが入会できるシステムになっているため、一定の安心感も手伝ってその会員数はブログに迫る勢いです。

日本では、つい最近、最大手のmixi(ミクシィ)が会員数500万人を突破しました。(わずか2年余りで)

このSNSの発祥地はアメリカなのですが、やはり向こうは桁違いの規模です。

アメリカ最大手のSNS、MySpace(マイスペース)は、間もなく会員数が1億人に迫る勢いで伸びています。(人口の3分の1が会員という、とてつもない量です)

しかし、こうした膨大な人が集まる場には、必ずビジネスに結びつけようとする影がちらつきだします。

そのターゲットは主に未成年です。

経験の浅い未成年にとっては、(ネット上での)サークルに所属する相手に対して警戒心はほとんど薄い。友達になろうという誘いには素直に応じてしまいます。(その純粋さをうまく利用される)

例えば、あるハンバーガーショップでは独自のキャラクターのプロフィールページを開設しています。ニューヨーク出身の28歳の男性、会ってみたいのは女優Angelina Jolie、好きな音楽はヒップホップ、趣味は映画、それに(同社の)「ベーコン・マッシュルーム・メルト」が好きだ。「わたしについて(about me)」の欄には「四角くなるには素質が必要だ。(同社の)四角いパテのハンバーガーを食べて本物を味わおう!」と書かれていて、8万人以上の友人が登録されています。

また、Kingと呼ばれるコマーシャルキャラクターが登場し、その下には「Kingからの贈り物」と称してFoxテレビの人気番組「24」や「American Dad」などの無料ダウンロードを提供しているものもあります。

2006年夏に米国で公開になった映画「John Tucker Must Die」は何人ものガールフレンドと付き合う男子高校生が彼女たちから仕返しされてトラブルに巻き込まれるストーリーですが、MySpaceでは主人公の他、何人かの主な登場人物のプロフィールが公開されています。映画の主人公であるJohn TuckerにはMySpaceで10万人以上の「友人」が登録されており、中には14歳の女の子たちへのリンクも数多く含まれているようです。彼女たちは主人公を「セクシー」だと言い、映画を見に行くと約束しています。

こうしたSNSの持つ親近感を深めやすい様々な仕組みを逆に利用して、マーケティングを行ったり、人知れず宣伝を行ったりという行為が激増しているのです。

これがもっとエスカレートすると詐欺などの事件を誘発する可能性を孕んでいて、何らかの歯止めをかけなければいけない時期にきています。

しかし、そうなると自由度を失い、本来の魅力が薄れてしまう怖れがあります。

これまで成長する一方だったSNSが、増大した規模ゆえに生じてしまった最初の試練が到来しているような気がします。

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 09:17 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月10日

「食べ過ぎ」と「運動不足」以外の犯人

痩せていることはないが、太っている方でもない、と自己分析しています。

がしかし、家族に言わせると、(T_T;....「太っている」の一言で処理されました。

こういう場合、通常は「食べ過ぎ」と「運動不足」を犯人にしてしまいがちですが、太る原因はもっと複雑。

ざっと次のようなものがあるのです。

  1. 睡眠不足=食欲を制御するホルモンの分泌を狂わせるから
  2. 食品、樹脂、殺虫剤などに含まれる人工の化学物質=体重を制御するホルモンの異常
  3. エアコン=カロリー消費を少なくする
  4. 禁煙
  5. 避妊薬、ステロイド・ホルモン、糖尿病治療薬、抗うつ剤、高・低血圧治療薬などの医薬品
  6. 中年、アフリカ系女性、ヒスパニックなど年齢や人種による特性
  7. 高齢出産
  8. 遺伝
  9. 多出産傾向のある肥満体質者
  10. 肥満者同士の結婚

一部を除くと、心当たりがゾロゾロ出てきたりして...。

これとは反対の「痩せる原因」を知っている人は教えを乞う!

q.f. iza

投稿者 messiah : 08:28 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月09日

子供にしか聞こえない音の持つ可能性

大人と子供は物理的にどこが違うか、という答えの1つを見つけました。

大人は子供に比べて、年齢のせいで身体にガタがきているといった抽象論ではありません。

先に答えを出すと、それは音の聞き取り

子供には聞こえるが、大人には聞こえない音があるのです。

20代後半以上になると聴力が落ちるため、8,000Hz以上の高音は聴こえなくなります。

この特性を利用した着メロが開発され、それを搭載した携帯電話が韓国で発売されました。(そう言えば、1年前には蚊の嫌う周波数の音を出す携帯も韓国で出ていますね)

若者にしか聴こえない高周波の音は、もともと英国で発明されたもので名前は「Mosquito」、つまり「蚊」という意味です。

Mosquitoは、場所をわきまえず騒ぎたてる若者たちを追い払う目的で作られた音で、10代の若者にはその名の通り蚊の羽音のように不快な音として聴こえるのです。

但し、それが着信メロディとして提供されるようになると、若者たちは逆にこぞってダウンロードし始め、授業中に教師が音に気付かないのをいいことに電話を受けるなど、Mosquitoの効果を逆手にとった使い方が流行しています。

携帯でコミュニケーションすることが当たり前の現代の子供たち。(逆に現代の大人たちにとっては、理解しがたい未経験の世界)

大人には聴こえない周波数の音声を機械的に作り出すことが出来れば、子供同志で公然と秘密の会話が行われる、そんなSF映画のような世界が現出する可能性もあります。

q.f. MYCOM PC WEB

投稿者 messiah : 09:03 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月08日

それにしても、何なんだろう...この勢いは?

株式会社ミクシィは、会員数500万人の国内最大のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)であるmixi 上で、音楽情報を共有するサービス「mixi ミュージック」の利用者が20万人に達したことを発表しました。

このサービスは、mixi の有料オプション「mixiプレミアム」ユーザーに限定公開された後、一般の mixi ユーザーに公開されましたが、当初の目標より約4週間早い、公開から27日目で達成したそうです。

mixi ミュージックは音楽を通じたユーザー同士の交流促進が目的で、友人に音楽リストを公開したり、公開されたリストや楽曲にコメントをつけられるサービスです。

現在、1日に220万曲がアップロードされており、登録アーティスト数が55万、登録楽曲数は470万にのぼるそうです。

それにしても、何なんだろう...この勢いは?

q.f. Japan.internet.com

投稿者 messiah : 06:27 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月07日

ユーザーからの猛反発で名称を変更したIE

IE7+マイクロソフト社が来年早々にリリース予定の新しいOS・Windows Vista(ウィンドウズ・ビスタ)。

そのVista版(XP版もあります)の閲覧ソフトInternet Explorerの略式名称が、ユーザーからの圧倒的な反発により変更されました。

Internet Explorerは通称、IEと呼ばれていて、その後にバージョンを示す数字を1桁、ないしは2桁、これまで付けてきました。(例えばIE5、IE5.5、IE6など)

マイクロソフトは、今回の新しいIEを「IE7+」という名称にしようと考えていました。数字のさらに後に「+」を付けたのです。

この「+」の意味は不明ですが、マイクロソフトにすれば、これまでのIEとは一線を画す革新性とプラスアルファの将来性をアピールする意味だったのでしょう。

ところが、この「+」は余分である、と反発したのが他ならぬIEのユーザーでした。

マイクロソフトのIE公式ブログには、ユーザーのフィードバックで「IE7+」の名称が圧倒的に不評だったため、その意見を受け入れて「IE7」に戻すことが記載されています。

正式名称は、Windows XP版が「Windows Internet Explorer 7 for Windows XP」で、Windows Vista版が「Windows Internet Explorer 7 in Windows Vista」となります。

マイクロソフトのグループ・プログラム・マネジャーは、「不評な名前で製品を出荷しなくてよかった。みなさんのフィードバックに感謝する」とブログでの中で述べています。

それにしても何故、ユーザーはたった一文字の「+」を拒否したのか?

それは、「+」を付けるに値する正当な理由がないこと、「+」を付けて呼称するデメリットをカバーできるメリットがないことなどが考えられます。

今時常識となっているタブブラウズ機能などを、ようやくサポートして偉そうに「+」などと付けるな、というユーザーの怒りの声でもあるような気もします。

q.f. ITmedia

投稿者 messiah : 09:15 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月06日

夏の悪魔から家族を守るのは?

蚊夏真っ盛り。

夏と言えば、か。(漢字で書くと『蚊』)

この蚊ですが、誰彼かまわず刺しているのではなく、「刺したい」という好みのタイプがあるそうです。

例えば、同じ部屋で寝ていても、蚊に刺されてボコボコになっている人がいるかと思うと、何ともない涼しい顔をしている人がいる、こんな光景はよく目にします。

実は、蚊の好みのタイプは、

という条件が揃った人なのです。

つまり、どこにでもいる中年の“お父さん”。(時々、お母さんにもいますけれど...)

害虫防除技術研究所(千葉県八千代市)によると「蚊が人を感知するのは、二酸化炭素、熱、水分、匂いなど」だそうです。

これらの分泌量が多いほど蚊が近づきやすくなり、また、蚊は色を識別できないため濃い色に近寄る傾向があるのです。

これを身体的条件にあてはめると、「ビール好き、体温が高い、汗っかき」となり、「体脂肪や皮脂分泌が多く、色黒」という、どこにでもいそうな“おやじ”のことになります。

ビールを飲んだ後は吐く息に二酸化炭素が増え、酒中の有機物の匂いが蚊を引き寄せ、汗をかくと汗に含まれる乳酸などの化学物質を感じて蚊が近づいてきます。

そう言えば、よく刺されます。わたくし...(あ、やっぱり当っている)

しかし、物は良い方にとれば幸せ。こんな蚊の攻撃を独りで受ける存在がいるから家族の安全が守られるのです。

ポリポリ.....

q.f. iza

投稿者 messiah : 08:28 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月05日

紙吹雪は紙で作りましょう

紙吹雪
紙吹雪の正しい使い方
q.f. あふら写真館
フランス南部のセートで、地元財産家の娘の豪華結婚式が行われ、4万ユーロ(約590万円)相当の花火が打ち上げられました。

そして...あろうことか、式の参加者たちは他人に見せつけるかのように、通りにユーロ紙幣をちぎって紙吹雪にして撒いたそうです。

この行為によって、住民から顰蹙(ひんしゅく)を買ったのは言うまでもありません。

金持ちだからといって、それはいけない。

フランスでは、紙幣を破損するのは犯罪となり、住民から通報を受けた警察が出動したそうです。

一方、住民は住民で、撒かれたユーロ紙幣を奪うように取り合い、つなぎ合わせていたそうですから、こっちもあんまり人の事を言えたものではない。

お金の使い方を親が教えていなかったのか?とんでもないお騒がせ結婚式があったものです。

q.f. Excite

投稿者 messiah : 06:27 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月04日

残るは「18歳以上50歳未満のSNS」だけ?

18歳未満でないと「入会お断り」というSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)があります。

子ども向けインターネットサービス開発を手がけるローハイド.社の、子供専用のSNS「トイスタ」です。

ローハイド.によると、「Web 2.0というキーワードが話題になっているが、子ども向けのサービスはほとんどない。しかし、子どもにこそWeb 2.0を体感してもらいたい」として、対象を18歳未満に絞ることで親と子どもが安心して使えるサービスを目指しています。

「トイスタ」には、独自開発した日記やメッセージ送受信、掲示板などが用意されており、オンライン上のカードを使って他のユーザーと対戦ができる仕組みが特徴です。

カードゲームは、3枚のカードを組み合わせて対戦する方式で、カードの属性や力の強さの組み合わせで勝負が決定するようになっています。

このような、年齢を制限あるいは限定できるところが、住人をフィルターにかけて入居させることができるSNSらしいところです。

しかし、その逆があってもいいかなと思っていたら.....やはり、出てきました。

求人情報サイトで知られる「Monster.com」の設立者・ジェフ・テイラー氏は、人生の折り返し点を迎え、時間や資金に余裕のある人々を対象に、SNSをきっかけにして人生を楽しんでもらいたいと考えて、7/31から50歳以上の人のSNS「Eons.com」を立ち上げました。

他のSNSにはないサービスとして、脳を鍛えるインタラクティブなゲームや、健康や長生きの秘訣、熟年に似合う趣味や、熟年向けのニュースなどを提供しています。

また、1930年代からの死亡記事・死亡告知のデータベースを網羅し、故人に関連した写真やコメントを投稿できるようになっているそうです。

さらに、友人や知人、あらかじめ登録しておいた同窓生などが亡くなったときに、訃報を受け取れるというから...もう、ビックリしますね。

但し、このSNSは葬儀ビジネスを見込んだものではないとテイラー氏は強調。50歳以上の人々はインターネットを利用しているがSNSを活用していないと指摘し、SNSで時間を有効に使い、残りの人生を充実させて欲しいと語っているとか。

この時点で、18歳未満と50歳以上のSNSはアイデアが埋まりました。

後は、「18歳以上50歳未満しか入会できないSNS」なんてのが残りましたが...ネット創業家の方、いかが?(やめとく)

【蛇足ですが...】
米国で人気のSNS「MySpace.com(マイスペースコム)」は、若年ユーザーの安全を強化するため新しいセキュリティ措置を導入すると発表しました。新しい措置では14~15歳のユーザーが、18歳以上の知らない相手と接触する場合の制限を強化しています。相手の電子メールか姓名を知らない限り、18歳以上の会員が16歳未満の会員と接触できないようになっています。
楽しいはずのネットの世界でも、こんな足枷をはめねばならない世の中がちょっと悲しいですね。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 09:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月03日

作家仲間から「ハリー・ポッターを殺さないで」という声

「ハリー・ポッターを殺さないで」

意外や.....同業者からこんなリクエストが出ました。

「ハリー・ポッター」シリーズは現在第6作まで発表されており、作者のJ・K・ローリング氏は、最終章となる第7作目で2人の登場人物が死ぬだろうと、今年6月に予告していました。

ニューヨークで先日、あるチャリティー朗読会が開催され、そこにゲストとしてホラー作家のスティーブン・キング氏、作家のジョン・アーヴィング氏、そして「ハリー・ポッター」シリーズのローリング氏が参加しました。

スティーブン・キング氏は「キャリー」「シャイニング」「スタンド・バイ・ミー」などで世界的に有名なホラー作家、ジョン・アーヴィング氏は「ガープの世界」や「ホテル・ニューハンプシャー」などで知られている著名な作家です。

さて、その朗読会前に行われた共同記者会見でキング氏は、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを引き合いに出し、「(作中でホームズが落ちた)ライヘンバッハの滝から、ハリーを落としたくないんだ」と語り、ハリーの助命を嘆願したそうです。

アーヴィング氏も「ハリーのために祈っているんだ」と述べたそうです。

これに対してローリング氏は、最終の7作目について、「話のあらすじを決めることができた。多分、この終わり方を気に入らない人もいれば、気に入る人もいるだろうと思う。物語は、これまで考えていたように終わりに近づいているけれど、今まで生き残るだろうと思っていた人物が死んだり、逆に生き残った人物もいる」と話すにとどまり、詳しくは語らなかったそうです。

彼女の中では、ハッピーエンドではないクライマックスがしっかりと出来上がっているようですね。心変りする可能性は極めて低いようです。

「ある物語の作者の没後に、その物語の続きを別の人物が作ってしまう可能性があることを考えると、作者が主人公を死ぬことにしてしまうのは、理解できる」と言っていたようです。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 08:47 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月02日

「日本レコード大賞」のお引っ越しが決定

060802-01.JPG今年から大晦日恒例の「日本レコード大賞」の放送が、1日早くなって12月30日になります。(今年は第48回)

この番組は、昭和44年から大晦日に放送されるようになり(私はいくつだったっけ?あなたは生まれていました?)昭和52年には平均視聴率50.8%を記録するほどの人気がありました。

しかし、平成になってNHKが紅白歌合戦を夜の7時台から放送するようになって、徐々に陰りが出てきます。

さらに、紅白と出演が重なるのを敬遠されたり、年越しライブを理由に辞退する歌手が続出した結果、昨年は史上最低の視聴率10.0%となり、今年は1桁台必至とみられていました。

そこでとうとう、12月30日にお引っ越しとなったわけです。

では、TBSは「レコ大」に代わって大晦日は何を放送するのでしょうか?

ボクシングかそれともK-1か、いづれにせよ、格闘技路線で勝負するだろうというもっぱらの噂です。

q.f. Excite

投稿者 messiah : 08:32 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月01日

エチケット袋に載せる広告

エチケット袋米・航空会社USエアウェイズは、今秋から乗客座席に常備されている飛行酔いなどに使う袋(エチケット袋)に、企業の広告を掲載するそうです。

アメリカの航空会社では初めての試みだそうです。

現在、広告掲載に関心を示す企業との交渉を開始しています。広告の掲載料金の詳細は不明ですが、医薬品メーカーなどの広告になる可能性があると言います。

でも、医薬品は止めておいた方がいいと思います。

機内で気分が悪くなる(つまり吐き気を催す)のは、気持ちの問題が大きい。

酔うまいとするとますます意識して酔ってしまうものです。その時に、目の前にある袋に医薬品の広告があったら、悪い方に連想が傾いてかえって症状が進むと思いますね。

おまけに、袋が利用された後はゴミとして目に触れないところに移動されるのが普通ですから、これでは広告になりません。

気分の悪い時に見た広告で、ブランド効果が上げるとも考えられません。

それよりも「あんまり無理しないで」とか「がまんしないで早めに」とか「あと少しで到着します」とか、大きな文字で印刷して企業名からメッセージということで、ロゴを隅に配置しておく方がクライントに優しいのでは?

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 08:14 | コメント (2) | トラックバック