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2007年04月30日
小説「坂の上の雲」がミュージアムとしてオープン
司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」の主人公で軍人の秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)兄弟や俳人・正岡子規の出身地である愛媛県松山市に、小説の魅力を伝える「坂の上の雲ミュージアム」がオープンしたそうです。
18歳頃から司馬遼の小説が好きだった筆者が、まだ読んでいなかったのが「坂の上の雲」でした。
7年前になりますが、たまたまテレビで紹介していたのがきっかけで、書店で買って読みました。
明治時代の話なので、幕末以前の話が多い司馬氏にしては珍しいテーマだったと思います。(昭和時代も書いていますが筆者は読んでいません)
テンポのよさ、歯切れのよさを得意とする司馬氏にしては、この小説は、どこかゆっくりと時間をかけて時代の背景にあるものをとらえようとするような小説でした。
国家の存亡をかけた日露戦争の時代を描いているので、どうしても沈滞した暗いムードが漂う物語、と思いきや、そうではありません。
秋山兄弟が、正岡子規が...生き生きと活写されて当時の貧しいが明るく雑草のようにたくましい人間像が貫かれているのです。読み終わると、なんだが元気になってしまうという不思議な小説です。
さて、この「坂の上の雲ミュージアム」ですが、設計は「司馬遼太郎記念館」(大阪府東大阪市)のデザインを手掛けた建築家、安藤忠雄氏が担当。
初年度は「子規と真之」をテーマに、二人の松山での暮らしぶりや東京での学生生活、日露戦争にかかわっていく様子をグラフィックパネルなどで振り返ります。
真之の直筆の手紙や、産経新聞に連載された全1296回の作品のパネル、当時の資料のレプリカなど計約250点も展示しているとのこと。
過去に五度、松山の地を訪れたことがありますが、「坂の上の雲ミュージアム」ぜひ見たいものです。
投稿者 messiah : 05:55 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月29日
退屈なサイトに100万回を超えるアクセス
ゆっくりと熟成する“ひとかたまり”のチェダーチーズを、24時間見守ることができます――。
英国のチーズ製造業者がウェブ上で公開している映像が、世界中から注目を集め、このほどアクセス100万回を突破したそうです。
チーズは12月末の熟成開始から、今日で128日目を迎えています。(熟成が完了するまで、約1年かかる)
棚に置かれたチーズのアップが延々と映し出されているのですが、なんでそんなものにアクセスが集まるのでしょう?
しかし、そこには製造元・ウェストカントリー・ファームハウス・チーズメーカーズ社の(長っ!)のメッセージが「無言」で発信されていました。
「完璧なチェダーチーズを作るのにどれだけの時間がかかるか、世界中の人々に分かっていただく」というメッセージです。
嘘か誠か、2007年度の“もっとも退屈なサイト”も視野に入れているようです。
おまけに、チーズのニックネームを応募したり、オリジナルのスクリーンセーバーをダウンロードしたりすることもできて、なかなかいいですね。
投稿者 messiah : 08:02 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月28日
中国にあるのが意外な“女性のための町”
北京五輪は、来年8月8日の開幕です。
中国はこのオリンピックを成功させて、国際社会の中で確固たる地位を築こうとしています。
目標を持っている国は、良し悪しは別として、活動力が生まれます。
活動力はアイデアを生む。
...というわけで、中国は今までにない企画を国内で募っています。
そのひとつが、世界初の“女性のための町”です。
重慶市の一角にあるShuangQiaoには、2.3平方キロメートルの“女性のための町”があり、ここでは女性が全てを決め、男性がそれに従うというルールが守られているそうです。
“女性のための町”のモットーは「女性は常に正しい。男性は女性の命令を決して断ることはできない」というもので、これは確かにユニークです。
但し、筆者はあまり住みたくありませんね。「平等」がよろしいんじゃないですか?
根深い人権問題を抱える中国だから意外性はありますが、これも五輪に向けたプロパガンダの一種かも知れません。
女性観光客は、一度この町に入れば、宿泊するホテルや買い物する店など全てを決定することができるのです。
そして、女性の命令を無視した男性は、ひざまずいて反省し、さらにレストランで皿洗いなどのお仕置きが待っているとか。
やりすぎだあ~!
投稿者 messiah : 19:25 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月27日
ビジョナリーカンパニーとして完全復活したアップル
米アップル社は、2007年1~3月期決算を発表しました。
それによると、携帯プレーヤーiPod(アイポッド)の販売増が貢献して、売上高は前年同期比20.8%増の52億6400万ドル(約6240億円)、最終利益は87.8%増の7億7000万ドルと大幅な増収増益となりました。
iPodの出荷台数が24%増の10,549,000台と好調で、累計では1億台を突破。
パソコン(マッキントッシュ)も36%増で、151万7000台を出荷しました。
同社は、1990年代後半に業績が悪化した時期があります。その頃は「もうアップルはおしまいだ」と思ったものです。
しかし、奇跡が起きました。(何が起きたのか?はいづれご紹介します)
基本理念を持って成長する企業...
しかし、基本理念をただ守るだけではなく、常に先進のアイデアを求めてそれが基本理念に合致するかを判断し、有益と見たら挑戦する。
経済用語で“ビジョナリーカンパニー”と言います。
今の彼らは、世界でもトップクラスのビジョナリーカンパニーといえるでしょう。
投稿者 messiah : 06:05 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月26日
過去のものとなったメンタリティ
日本青少年研究所が日米中韓四ヶ国の高校生にアンケートしたところによると、意欲に関する質問で「偉くなりたい」と回答したのは8%で、他の国に比べ際立ってに低かったことがわかりました。
その理由は「時間がなくなる」、「責任が重くなる」ということのようです。
調査は2006年10月から12月にかけて、各国の高校生それぞれ1,100~1,700人程度に、職業観や生活についての意識などを聞いたものです。
そして、意欲に関する項目では「偉くなりたいか」と質問。
「強くそう思う」と回答したのは中国34.4%、韓国22.9%、米22.3%の順で、わが日本は「まあそう思う」を加えても44.1%にとどまりました。
経済成長と豊かな暮らしを国全体として実現してしまった結果、若者にとって「向上心」とか「ハングリー精神」という言葉は過去のものになってしまったようです。
投稿者 messiah : 06:44 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月25日
甘い香りの漂うパドック
コロッケなどを揚げて売っているお店が、長年変えていなかった商品価格を値上げせざるを得ない状況に追い込まれ、どんどん値上げに踏み切っているそうです。(NHKの番組から)
原因は油の高騰。コロッケ屋さんだけでなく油を使う商売は全部同じ状況に立たされています。
そして驚いたのが、人間が食する油は減り、それが自動車の燃料に回されつつあるという事実です。
「バイオエタノール」というヤツです。これを扱うビジネスが大変な急成長を遂げています。
バイオエタノールは、サトウキビや大麦、トウモロコシ、大豆などの植物資源からグルコースなどを発酵させて作られたエタノールのことで、地球温暖化対策の切り札として現在最も注目されています。(エタノールはアルコールの一種でエチルアルコールとも呼ばれている)
バイオエタノールを自動車の燃料に利用すれば、有害な二酸化炭素などの排出量削減が期待できるところから、その材料となるサトウキビ、菜種などが大量に必要となっているのです。
自動車に食わせる油のために、人間の食う油が減り庶民の台所を直撃です。
一方、「燃料の無駄遣い」とやり玉に挙がっているモータースポーツ界でも、環境保護対策が進んでいるようです。
4/21に行なわれた米国最高峰のレース、インディカーシリーズ。
そのパドックは、これまでの排ガスの臭いから、カルメラ焼きのような甘い香りがほんのりただよう臭いに変わったそうです。
これも環境保護対策。
一昨年までは100%メタノールを使用していましたが、昨年はメタノール90%・バイオエタノール10%の混合燃料に移行。
そして、今季は100%バイオエタノール(実際には、誤飲防止のためガソリンを2%混合)となったそうです。
甘い香りの漂うパドックにずっといると辛いものがたべたくなりそう。。。
投稿者 messiah : 06:15 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月24日
Vistaの販売低調 次世代OSに必要な要件とは?
マイクロソフト日本法人は4/23、Windows Vista(ウィンドウズ・ビスタ)の販売について、「期待を下回っている」と現時点での苦戦を認めました。
苦戦は発売前から予想されていましたが、マイクロソフトご本人の口から事実が語られました。
冬のパソコン商戦が低調だったことなどを理由に挙げ、「夏に向けてリバウンドできる」と中長期的には楽観的な見方を強調しています。
Windows Vistaは1月末の一般向け発売から3月までに、全世界で3,500万本超(製品使用権ベース)を販売したとみられています。
しかし、リバウンドは考えられないです。
Windows Vistaでないといけない理由が一般のユーザーには何もないからです。
筆者は近いうちに、Windows Vista版・自作パソコンを作ろうと考えていますが、それでも、コストが嵩む(かさ)ようならXPでいいかという程度の関心です。(コストが嵩むのは間違いない)
これは、GUI(グラフィカル・ユーザーインターフェイス)が誕生してから30年くらい経過して、現在の操作方式にはもう慣れきって少々の操作性や見栄えの良さには興味を起こさなくなったのが1つの原因だと思います。
“デスクトップ”という基本画面と、“マウス”という入力装置が初めて使われた時の衝撃に匹敵するものがないのです。(この方式がどれくらい長く続いて現在に至っているか)
はじめてGUIを実現したとされるゼロックス・パロアルト研究所に、スティーブ・ジョブズ氏(現アップルCEO)が訪れたのが1979年。そこで彼はカルチャーショックを受けます。
これまでのコンピュータは黒い画面に白い文字しか表示できなかったのです。もちろん入力はキーボードのみ。
それがマウスという不思議な装置でアイコンという絵文字をクリックして操作した。ビックリ仰天したことでしょう。(その時の衝撃が、後にマッキントッシュの素地となる)
あれから30年ほど経ちましたが。。。
基本的には同じ。
だから、この方式の限界が来ていると考えていい。
次世代OSを謳うなら、現在の方式から根本的に脱却したものでないと「次世代」が泣くことになるでしょう。
投稿者 messiah : 06:02 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月23日
“公開”先に立たず
SNSの日記で反社会的行動を告白して、重大な結果を招くケースが相次いでいる?といいます。
mixi(ミクシィ)で実名を公表していた福岡県の25歳の男性が、日記に「違反を地元の警察官に見逃してもらった」と書き込みました。
飲酒運転・ヘルメット未着用・無免許運転の3つの違反をしておきながら、地元の警察官に見逃してもらった、と告白したのです。
男性の日記は、mixiユーザーであれば誰でも見られる設定になっていたため、コメント欄などで、この男性の反社会的行為を非難する声が相次ぎました。
ところが、この男、どっかおかしいんですね。
「あのね、通報するってよく書いて有るけど。 飲酒運転と無免許運転は現行犯じゃないと捕まえれないよ。 後、反省するぐらいなら最初からしません。 でしょ馬鹿アキバ系の皆さん」
と、完全に開き直った発言をしたのです。
これが災いして、男性が住む隣町に、男性の日記の書き込みを非難するメールが届きます。
メールには、日記の内容はもちろん、この男性の勤務先や、男性が地元の消防団に所属していたことが明記されていました。
これを受けてその隣町は、メールの内容を勤務先と男性の住む市に連絡。
同市はさらに警察に連絡し、事態は拡大していきました。
男性は警察の事情聴取を受け、「冗談のつもりだった」と日記を書いたことを認めたため、厳重注意を受けたのです。
しかし、事それでは治まらなかった。
男性の勤務先は、その連絡を受け、すぐに懲戒委員会を開催し、男性を解雇することを決めました。
「懲戒解雇」よりは軽い「諭旨解雇」ですが、退職金は出ません。
この男性はすでにmixiを退会していますが、今ごろ自分の愚かさを反省しているでしょうか。
投稿者 messiah : 06:00 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月22日
ブランド評価プロジェクトの結果発表
日経BPマーケテング社が主催する、国内で使用されているブランドを消費者とビジネスパーソンが評価する日本最大規模のブランド評価プロジェクト「ブランド・ジャパン2007」の結果が発表されました。
コンシューマ市場(消費者による評価)
- TOYOTA トヨタ自動車
- Google グーグル
- Panasonic パナソニック
- Canon キャノン
- SONY ソニー
- Disney ディズニー
- Nintendo 任天堂
- NINTENDO DS ニンテンドーDS
- Windows ウィンドウズ
- National ナショナル
ビジネス市場(ビジネスパーソンによる評価)
- TOYOTA トヨタ自動車
- HONDA 本田技研工業
- SONY ソニー
- 松下電器産業
- 松下電工
- SUNTORY サントリー
- SHARP シャープ
- Canon キャノン
- Nintendo 任天堂
- KIRIN キリンビール
結局ベスト10までは、消費者もビジネスパーソンも大きな差はない。
消費者の評価で第2位のGoogleが、ビジネスパーソンでは17位というのが不思議ですが、もっと不思議なのはビジネスパーソンの22位に出てくる「JAPANET TAKATA ジャパネットたかた」です。
消費者の評価は、「フレンドリー」「コンビニエント」「アウトスタンディング」「イノベーティブ」という4指標から総合力を算出。
ビジネスパーソンの評価は、「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」「その他イメージ」から総合力を算出しています。
企業規模からすると他のどれよりも小さい「JAPANET TAKATA ジャパネットたかた」の評価が高いのはテレビの力なのでしょうか。
投稿者 messiah : 02:02 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月21日
胴体着陸成功の直後
新聞の朝刊に掲載されていた写真をご紹介。(少し粗いが)
このブログでも取り上げた大阪発・高知行きの全日空機の胴体着陸直後のものです。(3/13)
ここに写っているのは、一度は死を覚悟した人たちです。
無事生還できてホッとした様子が伝わってきます。
笑いながら携帯から連絡する人、同じく携帯カメラでその場の様子を撮影する人...
この写真は、乗客の一人が撮影したものです。
投稿者 messiah : 09:22 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月20日
産みの親より育ての親
ベルギーのアントワープ動物園のチンパンジーの檻には、「チンパンジーと見つめ合わないで」との注意書きがあるそうです。
そこには、「もしもチンパンジーが接触しようとしてきたら、よそを向くか、一歩下がってください。チンパンジーのうち数頭が自分たちの仲間よりも、人間に興味を持っています」と書かれています。
しかし、そう言われてもねぇ。。。
実は、ここで飼育されているオスのチンパンジー「チーター」は人間の手で育てられたため、チンパンジーよりも人間に親近感を持っているらしいのです。
そのため、一緒に飼育されている他のチンパンジー7頭との結びつきを強めるため、なるべく「人間との見つめ合い」を減らしたい、ということで来場者にお願いする形で注意書きを出したそうです。
産みの親(チンパンジー)より育ての親(人間)ってことですね。
投稿者 messiah : 06:30 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月19日
仁義なきレースの始まりか?
Googleは、既に発表している統合オフィスソフト“Google Apps”に新しくプレゼンテーションソフトを追加すると発表しました。
Google Appsは、ワードプロセッサ、表計算、電子メール、カレンダー、チャット、Webページ作成、スタートページから構成されるWeb統合オフィスソフトです。
これと対比されるのが、世界で標準となっているMicrosoftの“Office”です。
Officeには、これもデファクトスタンダード(事実上の標準)となっている“PowerPoint”というプレゼンテーションソフトが含まれていて、Google Appsにはこの機能を持ったソフトはありませんでした。
しかし、唯一の穴だったプレゼンソフトを揃えることで表面的には「あの機能がないからだめ」と言われるものはなくなりました。
Web(Google)とデスクトップ(Microsoft)の両雄は、正面から競争するスターラインについたようです。
ウォ-ミングアップ十分で伸び盛りのランナー・Googleが、練習不足のゴールドメダリスト・Microsoftに挑戦状をたたきつけました。
仁義なきレースの始まりでしょうか?
投稿者 messiah : 07:39 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月18日
“天に意志がある”としか思えない
昨日のエントリーは、ほのぼのとしたラッコのムービーが好評でした。
人間以外の動物は本能に基づいて行動しています。だから、あのラッコの生態は生命の“ありのまま”の姿だと言えるでしょう。
それに比べて、人間という生き物は。。。
出たとこ勝@負ログには、これまで“事件”を扱ったエントリーはほとんどありません。(ライブドア、村上ファンドくらいです)
昨日起きた長崎市長暗殺事件、アメリカの大学で起きた銃乱射無差別殺戮事件。
いったいどの部位に。。。こんなおぞましい事をしようとする心理が生まれるのか、犯人の脳を解剖して調べたいくらいです。(私には医学知識はないので調べられませんが)
バージニア工科大学での銃乱射事件で亡くなった犠牲者の一人にイスラエル人のリビウ・リブレスク教授(76)がいました。
彼は、第2次大戦中のナチスドイツのユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の生き残りでした。
リブレスク教授は、教室の中に容疑者が入ろうとした時に、撃たれながらも手でドアを押さえ続け、学生たちを避難させたそうです。
テルアビブ在住の同教授の息子、ジョーさんによると、助かった複数の学生たちが、教授の妻マルレナさん宛に、その時の状況を電子メールで伝えてきたといいます。
リブレスク教授はルーマニア生まれ。ナチスドイツの占領下で、ユダヤ人迫害を逃れました。
ブカレストで流体力学の博士号を取った後、1978年にイスラエルに移住。航空工学の権威で、1985年に研究休暇を過ごしたバージニアが気に入り、工科大の教授に就任していました。
自分を犠牲にして人命を救うという心理。これもまた、同じ人間から生まれたものです。
司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」のラストに、坂本竜馬が暗殺された後に、こう結んでいます。
「天に意志がある、としかこの若者の場合思えない」
「天がこの国の混乱をおさめるために遣わし、その使命が終わると惜しげもなく天に召し返した」
リブレスク教授の場合も「天に意志があった」のかも知れません。
投稿者 messiah : 07:30 | コメント (2) | トラックバック
2007年04月17日
手をつないで水に浮かぶラッコ
世界中から400万アクセスがあったという話題のムービーです。
場所は、バンクーバーの水族館。
仲良く手をつないで浮かんでいる二匹のラッコ。
ところが、途中で手が離れてしまいます。
その後、どうなったでしょうか。
心がいやされました。ハイ
投稿者 messiah : 07:03 | コメント (2) | トラックバック
2007年04月16日
距離をおいてみて 初めて見えるもの
距離をおいてみて、初めて見えてくるものがありませんか?
仕事などの理由で、愛し合っている男女が遠く離ればなれになってしまった。
しかし、互いに変わらぬ愛を育てていこうとする。
そして...逢いたい気持ちがいっそう深くつのっていく二人。
離れてみて初めて、分かることがある。
距離をおいてみて、初めて見えるものがある。
.....。
朝っぱらから、何を戯言(たわごと)を言ってるのか!
というお叱りの声が聞こえてきたので、この辺にしておきますが。。。
↓の写真は間違いなく、自信を持って、こう言えます。
「距離をおいてみて、初めて見えるものがある」
では、お試しください。
- ↓の写真をよく見る。
- 写真から目を離さないで目を水平に遠ざける。
- 少しずつ少しずつ後ずさりするように目を離していく。
さあ、そこに見えるものとは?
投稿者 messiah : 06:27 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月15日
中国を動かした初老の米国女優
2003年、スーダン西部ダルフール地方の黒人住民がアラブ系中心の政府に反発し武装決起しました。
この時、政府が支援するアラブ系民兵組織が住民を迫害。
国連によると、20万人以あ上が死亡し、200万人以上が避難民となりました。
「世界最悪の人道危機」といわれ、国連安保理はスーダン政府に対して人権侵害行為をやめさせるよう要求しています。
これがダルフール紛争と言われる事件です。
さて、数々のヒット作を生み出した映画監督スィーブン・スピルバーグ氏は、この「ダルフール紛争」に関して中国の胡国家主席に1通の手紙を送りました。
スピルバーグ氏は北京五輪の芸術顧問を担当していて、国際的なイメージを改善しようと躍起の中国からすると影響力のある人物なのです。
中国は石油資源確保という目的のために「ダルフール紛争」には目をつぶってスーダン政府を支援してきました。
“スピルバーグの手紙”は、ダルフールの住民虐殺を非難し、中国政府に虐殺を終わらせるようスーダン政府に影響力を発揮するように要請した内容でした。
この手紙の直後、中国政府は外務次官補をスーダンに派遣して、難民キャンプを視察させる異例の対応を取りました。
さらに外務次官補は、スーダンのオマル・バシル大統領と会談。欧米が求める国連部隊の受け入れを拒否している大統領に対し、柔軟姿勢に転じて国連部隊を受け入れるよう要請したそうです。
しかし、話はこれで終わりません。
あの“中国”を動かしたスィーブン・スピルバーグ氏はエライ!ということになりそうですが。。。
実は、彼を突き動かした存在があります。米国の女優ミア・ファローさん(62)。
国連児童基金(ユニセフ)の親善大使を務めるファローさんは「“ジェノサイド(大虐殺)”五輪」と題して、3月28日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿。
中国とスーダンの深い関係を指摘した上で、ダルフール紛争と北京五輪を結びつけて論評しました。
ファローさんは、中国が支援するスーダン政府によって住民虐殺などのダルフールの“悪夢”がもたらされていると批判し、北京五輪に協力するスピルバーグ氏にその矛先を向けたのでした。
スピルバーグ氏をベルリン五輪(1936年)の記録映画を撮った女流映画監督レニ・リーフェンシュタールになぞらえて批判。(リーフェンシュタールはこの記録映画でナチスの宣伝を行ったと非難された)
この寄稿の4日後、スピルバーグ氏は胡主席に手紙を送ったのでした。
ファローさんの批判をかわす意味でか、それとも本当に同意してかはわかりませんが。
周辺の国から何を言われても聞く耳を持たない独善的巨大国家を、たった一人の個人の執念が動かしたのはすごい。
巨大国家は、構造的弱点を一人の初老の女優に衝かれてしまったようです。
投稿者 messiah : 10:02 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月14日
年内にマイクロソフトはヤフーを買収する?
調査会社ヒットワイズによると、3月の米国でのウェブ検索市場のシェアは、グーグルが64.1%でした。(2位ヤフーは約21.3%、3位マイクロソフトは9.2%)
他を圧倒する強さです。もう、検索市場での勝敗はとっくに決していましたが、独り勝ちです。
そして、YouTubeを買収(16.5億ドル)した時を2倍近く上回る31億ドル(3700億円)で、またも大型買収を成功させました。
買収されたのは、インターネット広告配信会社大手のダブルクリック。
ダブルクリックは1996年に創業され、ウェブサイトの一角に貼り付ける「ディスプレイ広告」の配信・管理業務を行っています。
この買収によって、グーグルはディスプレイ広告分野を強化できます。ダブルクリックが持つ広告代理店や大口広告主との取引関係をグーグルの広告収入拡大に役立てる考えです。
はじめは、身売りを考えていたダブルクリックとマイクロソフトが20億ドルで交渉していたのですが、後から割り込んできたグーグルがピョンと釣り上げてしまった。
もしグーグルとダブルクリックが一緒になれば、マイクロソフトはますます苦戦を強いられることになり、新しいパートナーを探すにしてもヤフーしか選択肢がなくなるという指摘があります。
しかし。。。それなら、それで行くしかない。
...というわけで、年内にマイクロソフトはヤフーを買収する?
少なくとも業務提携して、グーグルに対抗していくしかないでしょう。
投稿者 messiah : 17:41 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月13日
意外に集まらなかった上場企業の社員募集
巨大掲示板「2ちゃんねる」にスレッドを立てて正社員を募集していた東証一部上場のドワンゴ社ですが、本当に3人の“2ちゃんねらー”を正社員として採用しました。
ドワンゴ社は、2ちゃんねる上で「中卒か高卒、大学在学中なら卒業の意志がないこと」という奇妙な条件で正社員を募集していましたが、冗談かと思っていた人も多かったようです。
しかし、今回の採用により「決してしゃれではないことを示したい」と同社は語っています。
但し、応募資格の一部を緩和しました。
「17~22歳」としていた年齢条件に「0x17~0x22歳」を追加して大幅にハードルを下げたようです。
さらに、「日本語で十分コミュニケーションが取れる方」を、「日本語でなんとかコミュニケーションが取れる方」に変更しました。
学歴を「中卒または高卒の方のみ。大学在籍者の場合は卒業の意志のない方」に限定するのは変わっていません。
しかし。。。おいおい!そんなにハードルを下げて大丈夫なの?と思ったりします。
同社は、「ドワンゴはいわばネット社会そのものから出現したネット企業。2ちゃんねる管理人の考え方、行動のすべてに賛同するものではないが、2ちゃんねるの存在すべてを否定することは到底できない。ネット社会から発した営利企業として、他社に先駆けて2ちゃんねるとの関わりによって生まれるビジネスチャンスを積極的に追求したい」と説明しています。
しかし、一部上場企業がこんな破格の条件をつければ応募殺到が予想されていたのですが...
意外にも、予定していた10名の定員にすら達しなかった。そこで引き続き追加募集しています。
自由放題の発言や表現で世間と一線を画す“2ちゃんねらー”たちも現実社会に関わりを持つとなると、普通のありふれた市民に戻ってしまうのか。
発言や表現が突飛だったり独創的だったりしても、本当にオリジナリティを持っている人はウンと少ないのでしょう。
独創的で個性あふれる人材が応募に殺到する状況を想定していたドワンゴ社にとっては、残念な結果だったに違いありません。
「2ちゃんねる」というネット空間は、人々の独創性や個性の発露の場というよりも、実社会で溜め込んだストレスを発散する場ということではないでしょうか。
裏を返せば、誰だって、発散できる環境におかれたら独創的で個性的になれるんだな、と思います。
投稿者 messiah : 06:52 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月12日
温暖化は地球だけではない 熱い熱い携帯電話市場
au by KDDIが圧勝したそうです。
電気通信事業者協会の発表によると、携帯電話・PHS各社の平成18年度の契約数で、KDDIが全純増数(新規契約数-解約数)の半数を獲得して他社を圧倒しました。
昨年10月から始まった番号ポータビリティ(番号継続)制度商戦で独り勝ちをおさめました。
NTTドコモとソフトバンクは、転出が転入を上回りましたが、その減少分がそっくりKDDIの利用者となった形です。
ソフトバンクは今年はじめに打ち出した月額基本料980円の「ホワイトプラン」が大学のサークルや中小企業などが“2台目”として契約するケースが多く、2ヶ月半で300万契約を突破したそうです。
また、データ通信に軸足を置いたウィルコムは着実に加入者を増やし、452万契約とPHS市場に勢いを取り戻しました。
そうなると。。。
Docomoの独占が少しずつ崩れてきている、と言えます。(それでも過半数は抑えていますが)
3月末からはイー・モバイルが参入して新たなライバルが増え、携帯市場は熱い熱い...温暖化現象に拍車がかかってきました。
投稿者 messiah : 07:16 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月11日
情報化社会の孤島に運命のビラは届くか
太平洋戦争の終盤、アメリカは日本本土を空襲した際に、日本国民に"降伏"を促す目的で大量のビラを空からまきました。「あなたがたはもう降伏するしかない」ということを直接市民に訴えたのです。
インターネットが世界を駆け巡る時代になっても情報の伝達手段としてビラや号外を空からまくのは、即効性はうすいが繰り返し行うことで、長期的に見ると効果があがるかも知れません。
そんなことを思ったのは、4/10日本から北朝鮮に大型の風船が飛ばされたニュースからです。
北朝鮮による拉致被害者を調べている「特定失踪(しっそう)者問題調査会」は昨日、韓国の市民団体と協力して、南北の軍事境界線に近い江原道鉄原で、同会のビラ1万枚を9個の大型風船に入れて北朝鮮側へ飛ばしたのです。
ビラはビニール製で大きさは十数センチ四方。
片面には北朝鮮に拉致された人々へのメッセージを印刷、同会が北朝鮮に向けて毎日1時間、短波ラジオ放送「しおかぜ」を行っていることを伝え、聴取を呼びかけています。
裏面には、北朝鮮の人々や幹部への訴えが印刷され、拉致被害者に関する情報の提供に対して1000ドル(約11万9000円)、情報の価値によっては1万ドル以上を支払うとして同会の連絡先を記しています。
同会の荒木代表は「北朝鮮脱出者(脱北者)の中には北朝鮮でビラを見たという人もおり、北朝鮮から韓国側に抗議もきている。今後も「しおかぜ」とビラで訴えを続けたい」と語っています。
この試みは素晴らしいが、継続できるかという点がポイントです。
風の方向などの自然条件に大きく左右され忍耐が必要になりますが、頑張ってほしいと思います。
投稿者 messiah : 06:57 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月10日
21世紀のイノベーションを体験している“今”
子供からお年寄りにいたるまで世界的に有名になった。
そう言っても過言でないのが、アップル社の携帯音楽プレーヤーiPod(アイポッド)。
アップル社は4/9、iPodの累計販売台数が世界で1億台を突破したと発表しました。
発売から5年半で1億台を突破したとのことで、ソニーの「ウォークマン」シリーズが1億台を突破するのに1979年の発売から13年半かかったことから、アップルは「音楽プレーヤーとして歴史上最速ペース」であるとしています。
iPodは、インターネット音楽配信サイト「iTunesストア」との連係が完全にとれており、これまでに25億曲以上の楽曲を販売しています。
もしかすると100年後の地球で、“21世紀のベストヒット商品”の1つとして語り継がれているかも知れません。
しかし、単なるベストヒットという意味だけでは語り尽くせないものがあります。音楽業界を根本から揺るがした“イノベーション”そのものではないでしょうか、これって。
とにかく。。。大変なものが誕生した時代を経験できたことは幸せです。
投稿者 messiah : 06:59 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月09日
これだけは卒業できない…と思うものは?
昨日に続いて、ネット調査会社・インターワイヤードが「これだけは卒業できない…と思うものは?」について実施したアンケート結果から。
男性と女性ではやはり異なります。
女性
- 甘いもの、スイーツ類 249人
- たばこ 214人
- お菓子 169人
- まんが 155人
- アルコール 147人
- ゲーム 88人
- 間食 83人
- ダイエット 66人
- 食べること、食欲 57人
- 親としての自分 49人
- インターネット 42人
- ファン、追っかけ 42人
- アニメ 40人
- 親離れ 28人
- ぬいぐるみ 27人
- 恋愛 27人
- ライブ、コンサート 27人
- パソコン 24人
- 育児、子育て 24人
- キャラクターグッズ集め 24人
甘いものは女性のライフラインのようです。それでは今日はこの辺で...
えっ、男はどうなっているのかって?
(仕方ないので)ベスト5だけ紹介しておきましょう。
男性
- アルコール 242人
- たばこ 228人
- ゲーム 102人
- ギャンブル 93人
- 異性に対する関心 79人
因みに男性の「甘いもの」は13位です。
投稿者 messiah : 06:49 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月08日
「外国人には理解できまい」と思う日本の文化・風習は?
ネット調査会社・インターワイヤードは「外国人には理解できまい」と思う日本の文化・風習についてアンケートを実施。その結果を発表しました。
この調査は2/1~2/8の間、インターワイヤードのネットリサーチサービス「ディムスドライブ」上で実施し、5,308人から有効回答を得たものです。
順位 | 内容 | 票数 |
---|---|---|
1 | お歳暮・お中元 | 319 |
2 | 遠慮・謙遜 | 189 |
3 | 正座 | 186 |
4 | 節分・豆まき | 161 |
5 | 宗教観 | 159 |
6 | おじぎ | 145 |
7 | 家では靴を脱ぐ | 141 |
8 | 納豆を食べる | 138 |
9 | 風呂・湯船に浸かる | 92 |
10 | わび・さび | 85 |
11 | 銭湯 | 75 |
12 | 茶道 | 70 |
13 | 初詣で | 65 |
14 | (麺類などを)音を立てて食べる | 62 |
15 | あいまいさ | 62 |
16 | 贈り物で「つまらないものですが」と言う | 53 |
17 | 本音と建前 | 53 |
18 | 正月行事 | 47 |
19 | お年玉 | 44 |
20 | 根回し | 38 |
ここにはありませんが筆者は、“恥を知る”という武士道からくる精神論があってもおかしくないと思っているんですが。。。
君辱めらるれば臣死す(きみはずかしめらるればしんしす)主君が辱めを受けたなら、臣たる者は身命をなげうってその恥をすすがなくてはならないということ。
いわゆる、赤穂浪士の生き様の世界です。忠臣蔵が美化され、現代にまで伝えられ、そしてまた人気が高いのは、その背景にある“恥の文化”が日本人のDNAに刷り込まれているからでは?
投稿者 messiah : 18:33 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月07日
世界一多いのは日本語で書かれたブログ
ブログ検索サイトTechnorati(テクノラティ)が発表したレポートによると、2006年第4四半期は日本語が第2位の英語を抑えてブログ投稿数の多い言語の第1位にランクインしたそうです。
日本語のブログ投稿数は全体の37%を占めました。
また、3位につけたのは中国語でした。
同レポートによると、現在7,000万のブログが存在し、毎日12万のブログが誕生しています。
1日あたりの投稿数は150万。人気の高いサイトベスト100のうち、5分の1以上がブログらしい。
現在でもブログの普及は拡大していることがわかりましたが、SNSで1億2千万のユーザーをかかえるMySpace(マイスペース)は、とてつもない化け物ですね。
投稿者 messiah : 09:25 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月06日
効率の悪さを競うコンテスト
効率の悪さを競うコンテストがあります。
ルーブ・ゴールドバーグ・マシン (Rube Goldberg machines) と呼ばれています。
アメリカの漫画家ルーブ・ゴールドバーグ氏が発案した表現手法で、普通にやれば簡単にできることを、手の込んだからくりを多数用いて、それらが次々と連鎖していく事で実現します。
先日、ミシガン州のフェリス州立大学の学生チームは、1杯のオレンジジュースを作るのに345もの工程を必要とするマシンを開発し、効率の悪さで新記録を達成しました。
学生らは、スリンキー、ボードゲームの「Operation」、びっくり箱、ドミノ、先に馬のついた棒のおもちゃなど、さまざまな道具を使ってマシンを作り上げました。(このマシンを製作するのに3000時間を費やした)
効率の悪さを競うために、こんなに時間をかけるとは...いよいよ効率が悪い。
しかし、効率を最優先してきた現代人(とりわけ日本人)だからこそ、熱中して取り組めるのか知れません。
何かにつけ効率の悪い私にとっては、興味をそそるお話です。
投稿者 messiah : 06:04 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月05日
動き始めたWeb初のキラーアプリケーション
日本大学は、グーグル社が提供するWebアプリケーションサービス「Google Apps Education Edition」を採用しました。
当初は7学部約3万人の学生に提供しますが、最終的には全学部の学生約10万人が使えるようにする計画です。
「Google Apps Education Edition」は、グーグル社が2月に発表したWebベースのアプリケーションサービス「Google Apps」の教育機関向けバージョンです。
Webブラウザ上から電子メール、スケジュール管理、ワープロおよび表計算、メッセンジャーといった機能が利用できます。
これは、マイクロソフト社のドル箱「Microsoft Office(オフィス)」に対抗する製品で、グーグル社がマイクロソフトの牙城を崩すための切り札としてリリースしたばかりです。
現時点では、機能の豊富さでは一歩か二歩「Office」に劣るものの、シンプルな操作性で使い勝手はむしろ上かも知れない。そしてコストは圧倒的に安い。(十分の一くらい?)
昔、国産の使い勝手のいいワープロソフトがありました。(今でもあるが)
しかし、PCのOS(基本ソフト)を制したマイクロソフト社は、その優位な立場を利用してワープロの標準をWord(ワード)に置き換えることに成功しました。
今度は反対に、Webを制したグーグル社が、その優位な立場を利用して、事務系・ビジネス系ソフトの標準を「Google Apps」に置き換えようとしています。
時間はかかるかも知れないが、いつかそれほど遠い将来ではなく、その日は確実に来ると思われます。
ユーザーは少しでも使いやすく、安く、安心できるものに心を動かされ流れていくものです。
「Google Apps」は、Microsoft Officeを舞台中央か引きずり下ろし、過去の遺物に追いやってしまう、Web初の“キラーアプリケーション”になりそうな予感が...。
投稿者 messiah : 07:25 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月04日
パソコンと携帯電話のネット利用は異質
PCと携帯、サイズが違うだけでどちらも同じように使われると思っていたら。。。間違いでした。
例えばPCであれば、サイトの中に多くの場合、「検索」という表示のボタンがあります。
ところが、携帯の場合は「検索」という表記はNGなんだそうです。
「Go!」と表記しないといけない。また、その近くに動きのある絵文字などを付加するとクリックされやすいのです。なぁーんでか?
そう言えば、今まで気がつかなかったのですが、「検索」という言葉はちょっと堅苦しい気もします。
しかし「Go!」だとちょっと軽いし。。。
これはどうやらユーザーの年代層と関係がありそうです。PCは二十代から年配まで幅広く使われているの対して、携帯で遊ぶユーザーの多くは十代。(せいぜい二十代)
そうりゃそうだなあ...筆者も通話とメール以外では携帯使わないもんなあ...
決定的なのは、携帯で検索(Go!)する時のキーワードで最も多いのが、「つまんない」と「暇」というキーワードということです。(PCでそんな検索キーワードはあまりないでしょう)
(十代だけではないが)時間をもてあましている人が、時間をつぶすために何か面白いことがないかを探す、携帯はそのための便利な道具になっているわけです。
それから、「無料」という言葉や★マークのついたタイトルがクリックされやすいようです。
どうも、PCと携帯が基本的には同質なものと考えていた無知な筆者でしたが、考えを改めることにしました。
この世界では、道具を使いこなしている十代の人の力を借りないと、いいビジネスアイデアがでてこないかも。
投稿者 messiah : 06:44 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月03日
失敗したら誉める監督
「失敗をおそれるな」といいますが、そう言っておきながら...失敗した部下を容赦なく叱り飛ばしている上司がいます。
失敗する原因は、能力がないか、真剣にやっていないか、未熟かの三通りが考えられます。
この中で最後の「未熟」な場合に、上司は特に注意が必要です。
例えば、新人(新入生、新入社員など)が失敗したとき。
頭ごなしに叱る人はいないと思いますが、大抵の場合「あ~あ やってしまったか」という表情をして何の教訓も残さないのが普通です。
さて話は変わりますが、甲子園の高校野球も決勝戦まできました。
強豪を退けてここまで勝ち上がってきた大垣日大高校(岐阜)の阪口監督は、選手がミスをしてもいつもニコニコ微笑んでいます。おまけに...
「勝つんじゃないぞ」
「あすの朝、帰りのバスを呼んであるから。徹底的に打たれろ」
...などと、あべこべの事を言ったりして。
阪口監督は昔、強豪・東邦高校監督で「鬼の坂口」と呼ばれるほど厳しい人でした。
それが180度変身して、しかもここまでキッチリと結果を出しています。(仮に決勝で敗れても、その評価が変わることはありません)
この変身ぶりはどこから生まれたんだろう?
ご本人は「無名高校の子供たちにまず、野球を好きになってもらいたかった」と言います。
なるほど!
東邦高校監時代は、勝つことを義務付けられていた。だから重圧がかかっていた。
いつでも一生懸命に勝とうとした。だから、失敗した選手は許せなかった。また、叱ることで自分の欲求不満もはらせた。
そういう世界もありでしょう。
しかし、大垣日大では事情が全く違う。重圧はない。勝つことよりも野球を楽しむことを自分が知った。選手にも楽しんでもらわないといけない。
未熟な人が一生懸命にやっている場合、一番大切なことは、その人を緊張という縛りから解いてあげること、リラックスさせるためにあらゆる手段を尽くすことです。
阪口監督は、スマイル、バンザイ、ガッツポーズでそれを実現しています。
この人、名監督です。
多分、元中日・阪神監督の星野さんが高校野球監督になったら、同じようにするような気がします。
“勝つこと”と“楽しむこと”、本来相反する2つの要素を見事に融合する力を彼らに感じます。
投稿者 messiah : 09:33 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月02日
「ダレル・ロイヤルの手紙」にでてくる敗北男
日本で最もアクセスの多いブログとされているGIGAZINEを見ていたら、思わず身を乗り出して読んでしまったエントリー(記事)があります。
力が萎えている時には、いつの間にか力が湧くような話です。
「ダレル・ロイヤルの手紙」というのがそうなんですが、それって何ですか?と思って読んでいくと謎だらけで、最後に驚きの結末が待っているというお決まりのシナリオです。
しかし、「わっちゃいるけど、やめられない」
では、いきます。
この手紙は1960年代、テキサス大学のアメフトの名コーチであったダレル・ロイヤル氏が、夏休みで帰省中の選手達に闘争心とフットボールへの情熱を訴えた手紙で、カレッジ・フットボールの真髄が溢れる名文として伝わっています。
その手紙の冒頭は、「打ち負かされる事自体は、何も恥じるべき事ではない。打ち負かされたまま、立ち上がろうとせずにいる事が恥ずぺき事なのである」というくだりで始まります。
「ここに、人生で数多くの敗北を経験しながらも、その敗北から、はいあがる勇気を持ち続けた偉大な男の歴史を紹介しよう」
1832年 失業
1832年 州議選に落選
1833年 事業倒産
1834年 州議会議員に当選
1835年 婚約者死亡
1836年 神経衰弱罹病
1838年 州議会議長落選
1845年 下院議員指名投票で敗北
1846年 下院議員当選
1848年 下院議員再選ならず
1849年 国土庁調査官を拒否される
1854年 上院議員落選
1856年 副大統領指名投票で敗北
1858年 上院議員、再度落選
紆余曲折を経て1860年に、彼は念願のものを手にしますが、決してその後も順風ではない。むしろ試練続き...
「人生山あり谷あり」と言いますが、谷ばっかりにはまっていると思っている人は普通なら世を恨んでしまうところでしょうが、彼は恨まない。
ダレル・ロイヤル氏は、この偉大な敗北男を引用した上で、学生達にハッパをかけます。
「諸君も三軍でシーズンをむかえ、六軍に落ちる事があるかもしれない。一軍で始まり、四軍となるかもしれない」
「諸君が常に自問自答すべき事は、打ちのめされた後、自分は何をしようとしているのか、という事である。不平を言って情けなく思うだけか、それとも闘志を燃やし再び立ち向かっていくのか、ということである」
「今秋、競技場でプレーする諸君の誰もが、必ず一度や二度の屈辱を味わうだろう。今まで打ちのめされた事がない選手など、かつて存在したことはない」
「ただし、一流選手はあらゆる努力を払い、速やかに立ち上がろうと努める。並の選手は立ち上がるのが少しばかり遅い。そして敗者はいつまでもグラウンドに横たわったままである」
そんなに大したことを言っているわけじゃないと思う人もいるでしょう。
そんな方は、おそらく順調なコンディションの下で日々充実しているのではないでしょうか。
この手紙に心をゆすぶられた方は、“谷の底でもがいている”人が多いかもしれません。
そして、何も感じない方は。。。
この敗北男の伝記を、書店で買って読んでみてはいかがでしょうか?
投稿者 messiah : 07:32 | コメント (0) | トラックバック
2007年04月01日
米海兵隊 今日から“入れ墨”が禁止に
Family Research Council |
ポパイは、水兵のセーラー服姿でいつも口にパイプをたくわえています。
ひしゃげた顔の小男で両腕には錨(いかり)の形の入れ墨をしています。
普段は温厚でお人好しのポパイ。恋人オリーブを横取りしようとする大男のブルートといつも喧嘩になりますが簡単にやられてしまいます。
そして、物語が終盤に近づいていよいよオリーブに危機がせまると、缶詰に入ったほうれん草を食べて超人的なパワーを生み出し、ブルートをやっつける、というのが話のお決まりのパターン。
(水戸黄門といっしょで)結末がどうなるかはわかっちゃいるけれど、小さくて弱いものが大きくて強いものをやっつけるのはみんなスカッとするのです。
さて、そのポパイのシンボルと言えるのが、腕に刻まれた錨の入れ墨。
水兵などの荒々しい男の象徴として扱われてきました。(日本では極道か)
最近では肉体を飾るデコレーションのような感覚で彫る人が増えています。(あのベッカム様まで首の後ろに...)
アメリカ海兵隊には、入れ墨をしている兵士が多くいますが、4月1日から「入れ墨禁止」となりました。(エイプリプフールのネタではありません)
米海兵隊は、頭や首への入れ墨、あるいは半袖、Tシャツなどを着た時に人目に触れる腕の入れ墨を新たに彫ることを禁止しました。
実施は今日からで、秩序、規律、士気にかかわるものや海兵隊のイメージを損なうものを排除するのが目的です。
禁止される入れ墨の中には、性的に下品、人種差別絡み、野卑、反米的・反社会的、過激派絡み―のものも含まれます。
既に入れ墨を彫った隊員はそのままで構わないが、日付入りの写真などを添えて文書で報告するよう求めています。
海兵隊司令官は声明で、「隊に対する誇りや倒れた同僚への思いを込めたものなど、入れ墨の多くはすばらしいものだが、行き過ぎた入れ墨は、われわれの伝統的価値を表したものとは言えないと思う」と指摘しています。
入れ墨を彫ることで「自分を自分以上に誇示できる」、「行動に自信がつく」という心理は存在するでしょう。
その気持ちが全くわからないわけではないが。。。
本当に「自分に自信をつける」のに形あるモノを頼ってはいけない。あくまで心の中で葛藤して勝ち得たものが“本物の自信”なのです。
ポパイは普段はおとなしくて、勇気もないし、自分に自信がない。
しかし、愛するオリーブを助けるときは、(ほうれん草がトリガーとなって)自分の心の中で戦いを決意するのです。決して、入れ墨に頼ってはいません。