« 「モナリザ」の眉毛 発見される | HOME | むごい実験 »

2007年10月21日

メタボの基準に対抗馬あらわる

肥満症、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満-特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)が原因であることがわかってきました。

この内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態をメタボリックシンドロームといいます。

その基準として、日本肥満学会が中心となって策定したのが「腹囲男性85センチ以上、女性90センチ以上」。

しかし、これに異議を唱え、新しい基準を提唱したのが東北大学です。

同大学は最近、「腹囲男性87センチ以上、女性80センチ以上」が適当とする研究結果をまとめました。

同大学の研究員らが、岩手県花巻市の395人(男性118人、女性277人)のデータを分析した結果、男性は腹囲が87センチ以上、女性は80センチ以上の場合に、血圧が高かったり、血糖値が下がりにくかったりといった健康問題が見つかる可能性の高いことをつきとめました。

研究員によると「肥満学会の基準の基となったデータは、分析対象者の3分の1が病院の肥満外来に来ていた人で、偏っている可能性がある。今回の研究は一般的な地域住民を対象に分析しており、少なくとも女性の腹囲基準は見直す必要があるのではないか」と話しています。

これに対し、日本肥満学会は「内臓脂肪の量から腹囲基準を決めた。基準を変える必要はない」との見解を示しており、両者の見解が女性で大きく食い違っています。

女性で腹囲80cm以上ある方は、これまでの基準では全くセーフでしたが、少し注意を要する。

安心してはいけないかも知れません。

投稿者 messiah : 2007年10月21日 14:48

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/1203

コメント

コメントしてください




保存しますか?


▲TOP   ■HOME