« 大気汚染で五輪競技延期もあり | HOME | 指名手配犯をネットで公開 »
2007年10月30日
ページランクに異変あり
検索エンジンGoogleが質の高い検索結果を生み出すメカニズムが「リンクポピュラリティ」というもので、他の人気サイトからより多くリンクされているサイトを上位にランクします。
オンライン百科辞典ウィキペディアによると、
- 重要な論文はたくさんの人によって引用されるので、被引用数が多くなると考えられる。同様に、注目に値する重要なウェブページはたくさんのページからリンクされると考えられる。
- 「被引用数の多い論文から引用されている論文は、重要度が高い」とする考え方が以前から存在する。ウェブページの場合も同様に、重要なページからのリンクは価値が高いと考えられる。
- 乱発されたリンクはあまり価値がないと考えられる。リンク集のようなとにかくたくさんリンクすることを目的としている場合、リンク先のウェブページに強く注目しているとは言い難い。
この発想を、数億~数十億ページにのぼるウェブページのリンク関係にも適用したのがPageRank(ページランク)です。
PageRankは、Googleツールバーをブラウザにインストールすると、検索窓の横に表示されます。
このPageRankでちょっとした騒ぎが起こっています。
先週、多数の有名サイトの評価スコアが急落したのです。
そして、GoogleがPageRankアルゴリズムを調整したのではないかとブロガーの間で騒ぎになっています。
ブロガーは、ブログネットワークの中で大量に相互リンクを張る有料リンクやその他の手法が、今回のPageRank下落の原因ではないかと考えているようです。
GoogleはPageRankアルゴリズムを変更したことは認めていませんが、同社広報担当者のコメントは、その可能性がないわけではないことを示唆しています。
次々と検索エンジンをだましてランクを上げようとする人は後を絶ちません。
検索エンジンはどこまで人間の悪知恵を見抜くことができるか。
イタチごっこが繰り返されています。
投稿者 messiah : 2007年10月30日 19:51
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/1210