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2005年04月25日

トレンドマイクロの大失敗 信頼ガタ落ちだが...

やってはいけないことをやってしまい、起こってはいけないことが起こってしまった今回のウィルスバスター騒動。

国内企業では新聞社、通信社、製造業など61社でパソコンの動作が異常に遅くなり、最悪の場合、固まってしまうという被害が確認されました。

開発元のトレンドマイクロ社は自社HPで以下のように説明しています。(要約)

2005年4月23日午前7:33から同日午前9:02の間に公開したウイルスパターンファイル2.594.00をアップデートした直後から、コンピュータの動作が著しく遅くなり、コンピュータを使用できない事象が発生する場合があることが判明した。
その後、直ちにウイルスパターンファイルの公開を中止し、調査を行ったところ、該当ウイルスパターンファイル内のファイル判定パターンに問題があることがわかった。
通常、パターンファイルを公開する際は、パターンファイル品質評価テスト、ウィルス検出テスト、誤検出テスト、製品とOSとの組み合わせに関するテストを行った後、公開していたが、今回のウイルスパターンファイルを公開するにあたり、製品とOSとの組み合わせに関するテスト工程に関して不十分な面があった。

結局、テストを十分に行わずにリリースしたというお粗末な話です。

こういう問題を起こすと、「今回だけでなく、実は以前から十分なテストをしないでリリースしていたんじゃあないの?」という疑念を抱かれてしまい、信用ガタ落ちということになります。

ウィルスバスターがユーザーに提供するのは「安全」や「安心」です。それが裏切られたわけですから相当の努力をして信頼回復に努めるしかない。

ただ、...『禍転じて福と為す』という諺もあります。

今、トレンドマイクロ社に必要なのは、心からお詫びして事に対処する気持ちと.....一方、”失敗を成功に転換する”くらいの負けない気持ちでしょうネ。

投稿者 messiah : 2005年04月25日 09:37

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