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2005年11月23日

ベールを脱いだ100$ノートパソコン

100ドルPC
q.f. CNET Japan
米マサチューセッツ工科大学(MIT)が、価格を100ドル前後に抑えたノートパソコンの試作機を11/16に公開しました。

開発途上国の子供でも入手可能にするのが目的で、2006年末ごろに製品化される予定です。

電力が供給されていない場所でも使えるように、何と!手回し式の発電装置を内蔵しています。

ハンドルを1分間回し続けると、白黒画面なら最大40分使用できるそうです。

オペレーティングシステム(OS)には、オープンソースのリナックスを採用(以前、アップルのスティーブ・ジョブズCEOがマックを提供したいと申し出たがオープンソースでないからと断られた)

このPCの試作機は、チュニジアで開催された国連世界情報社会サミットで披露され、国連のアナン事務総長も手にとってPRしていました。

日本円にしてわずか1万円強のノートPCが出来るというのは夢のような話です。

問題は、本当に100ドル前後で作れるのか?

これについては、「非常に厳しい」とMITの理事長は語っています。

「100ドルになると約束することさえできない。115ドルになる可能性もある。約束できるのは、いずれ価格が下がっていく、ということだけだ」

もう1つの問題。それは...

毎日の生活にも不自由する家庭の児童に無償で渡したPCが、その後どうなるかというもの。

例えば、ナイジェリア人の平均年収は1,000ドルであるため、金に困った家庭が付与されたノートPCを処分するといった懸念があります。

これに対して、「とにかく絶対に流通市場を作らせないことだ」とし、そのための解決策の1つとして、「数日間ネットワークに接続しないとマシンが機能しなくなる」ような仕組みが考えられると説明しています。

このプロジェクトを軌道に乗せるのは、国連だけでなく欧米、中国、日本などの主要PCメーカーを有する国と企業の協同作業が不可欠になりますが、はたしてうまくいくでしょうか。

q.f. CNET JapanHotwired Japan

投稿者 messiah : 2005年11月23日 07:56

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