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2005年11月23日
ベールを脱いだ100$ノートパソコン
q.f. CNET Japan |
開発途上国の子供でも入手可能にするのが目的で、2006年末ごろに製品化される予定です。
電力が供給されていない場所でも使えるように、何と!手回し式の発電装置を内蔵しています。
ハンドルを1分間回し続けると、白黒画面なら最大40分使用できるそうです。
オペレーティングシステム(OS)には、オープンソースのリナックスを採用(以前、アップルのスティーブ・ジョブズCEOがマックを提供したいと申し出たがオープンソースでないからと断られた)
このPCの試作機は、チュニジアで開催された国連世界情報社会サミットで披露され、国連のアナン事務総長も手にとってPRしていました。
日本円にしてわずか1万円強のノートPCが出来るというのは夢のような話です。
問題は、本当に100ドル前後で作れるのか?
これについては、「非常に厳しい」とMITの理事長は語っています。
「100ドルになると約束することさえできない。115ドルになる可能性もある。約束できるのは、いずれ価格が下がっていく、ということだけだ」
もう1つの問題。それは...
毎日の生活にも不自由する家庭の児童に無償で渡したPCが、その後どうなるかというもの。
例えば、ナイジェリア人の平均年収は1,000ドルであるため、金に困った家庭が付与されたノートPCを処分するといった懸念があります。
これに対して、「とにかく絶対に流通市場を作らせないことだ」とし、そのための解決策の1つとして、「数日間ネットワークに接続しないとマシンが機能しなくなる」ような仕組みが考えられると説明しています。
このプロジェクトを軌道に乗せるのは、国連だけでなく欧米、中国、日本などの主要PCメーカーを有する国と企業の協同作業が不可欠になりますが、はたしてうまくいくでしょうか。
q.f. CNET Japan/Hotwired Japan |
投稿者 messiah : 2005年11月23日 07:56
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