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2005年12月30日
物識りは、元日に時計を1秒戻す
2006年の元日は、普通の1日よりも1秒長くなることをご存知でしょうか?
世界標準時(英国)の元日午前0時00分00秒(日本時間同日午前9時00分00秒)の前に、31日午後11時59分60秒(日本時間1日午前8時59分60秒)という「うるう秒」が入るためです。(うるう秒の実施は1999年元日以来7年ぶり)
日本標準時を決めている独立行政法人・情報通信研究機構(東京都小金井市)によると、「うるう秒が必要になったのは、日常生活に根ざした太陽の動き(地球の自転)とは無関係に時間が定められるようになったからです」と説明しています。
「1秒」というのは元来、地球が太陽の周りを一周する公転時間や、地球の自転の速さなどを基準に定められていました。
ところが、こうした天体の運行を基準にする「天文時」よりも高精度の「原子時計」が発明され1958年に導入されたのが、「うるう秒」の誕生に関係しています。
実は、地球の自転速度は徐々に遅くなっているのです。
月や太陽から受ける引力によって潮の満ち引きが起こるように、地球全体がわずかながら伸び縮みしていて、この時にエネルギーが消費されるため、回転のエネルギーが徐々に失われるのが大きな要因のようです。
地球の自転の不規則な変動のため、「天文時」と「原子時計を使った時間」は少しずつずれが生じる。
地球の自転を観測している国際機関・国際地球回転事業(本部・パリ)では、このずれが0.9秒未満に収まるように調整しています。これが「うるう秒」です。
1972年以降、これまでに「うるう秒」は22回も実施されています。
さらに、1958年の原子時計導入から47年間に、地球の自転は「うるう秒」の挿入で、32秒も伸びた計算になります。
時間に厳格なあなたは、元日に時計の針を1秒戻すことをお忘れなく。
q.f. MSN-Mainichi INTERACTIVE |
投稿者 messiah : 2005年12月30日 07:49
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コメント
時計の針に左右されない生活がいいですね・・
仕事上は無理ですが、せめて自分の時間は時計の針など
気にしないでいたいものです。
投稿者 hayupapa : 2005年12月30日 22:43
hayupapaさん、コメントありがとう。
今年はお疲れ様でした。
何かに夢中になっている時は(時間が経つのを忘れて)とても短く感じるものです。
まるで時間が縮まったかのように...
夢中になれる事に多くの時間を費やせる、それが幸せな生き方だとすれば、時計の針は万人に平等に時を刻みますが、幸せな人ほど「人生を短く」感じるのかも知れませんね。
投稿者 でたとこ : 2005年12月31日 09:33