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2005年12月21日
ウォームビズ低調 柳の下のドジョウはどこへ行った
予想を上回る経済効果を残した「クールビズ」の冬バージョンとして登場した「ウォームビズ」。
しかし、どうもトーンダウン気味です。
クールビズ終了直後から早々と打ち出されたのもプラスにならなかったような気がします。
いかにも、「二番煎じ」、「柳の下のドジョウ」の香りがプンプンとして芸がなさ過ぎました。もうちょっと、ひねらないと...ネ。
ところで、NTTレゾナントと三菱総合研究所は、ウォームビズ用衣料品の購入状況についてアンケート調査した結果を先日発表しました。
それによると、勤務先の企業がウォームビズを実施しているという回答は25.1%。
クールビズの48.7%と比較すると低い水準に留まったことがわかりました。
また、約半分(49.2%)の企業ではどちらも実施していないという結果が出ました。
日本列島が1995年以来という寒波に襲われ、冬物衣類などの需要はこれから増してくるかも知れませんが、ウォームビズが盛り上がっているという話題は耳にしません。
この調査の中で、勤務先の企業がウォームビズを実施していると答えた人に、実際にウォームビズ用の衣料品を購入したかを尋ねたところ、「購入した」という回答は31.1%。他は、これまで持っている衣料品を着まわしするなどしており、新たに購入するまでには至っていないということです。
生地そのものが薄く、おまけに汗を吸い込むために消耗が早い夏物衣類と比べると、冬服は基本的に作りが頑丈。
なかなか毎年買い替えていくようなものは少ないので、国や行政のウォームビズの誘いに乗れないのが現実ではないでしょうか。
1つだけ自慢話で締めくくり。
夏場に「ウォームビズは、クールビズほどの経済効果はでない」とエントリーで予言しましたが、どうやら的中しそうです。
あの時は、某経済研究所が「ウォームビズの経済波及効果はクールビズの2倍を超える」という試算まで出していましたが、実際には約2/3に留まっています。
q.f. nikkeibp.jp |
投稿者 messiah : 2005年12月21日 08:18
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