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2006年01月24日
男は「他人の不幸」を喜ぶ傾向が強い?
他人が苦痛を受けるのを見て満足感を覚える傾向は、女性より男性に強くみられるという研究結果を、英ロンドン大学のチームが発表しました。(その成果は英科学誌ネイチャーに掲載されました)
4人の俳優が金銭のやり取りをするゲームをしばらく続け、32人の男女がそれを観察するという実験です。
俳優には、借りた金をしっかり返す誠実な相手と、ほとんど返さないずるい相手をそれぞれ演じさせたそうです。
そして、4人の俳優に軽い電気ショックを与えて苦しむ様子を、32人の男女が自分の頭に脳波を測定する機械をつけて観察しました。
その結果、好感を持った相手が苦痛を受ける場面では、男女とも「共感」や「痛み」を感じる部分が活発に反応し、同情を感じていることが分かりました。
ところが、嫌いな相手が苦しんでいる姿を見せると、男性では共感の反応が全くみられず、褒美を受けた時のような満足感が目立って増大したといいます。
一方で女性は、弱いながらも共感を示していたとのことで、メンタル面での男女の違いがはっきりと分かれました。
そう言えば、最近のことで思い当たるフシがないでもない。
ライブドアによる証券取引法違反容疑が一挙に報道された翌日の1/17に、堀江社長の「livedoor 社長日記」のエントリーが3つあって合計で5000ほどのコメントが寄せられていました。
(もちろん、その全てに目を通すほど暇ではないのですが)抜き打ちで読んでいくと、感覚的に99%は堀江社長に対する”応援・激励”のものでした。
しかしその後、捜査の進展で堀江氏の事件への関りが判明し、逮捕される前日になると様子がガラリと変化しています。
1/22の堀江氏のエントリーには6000を越えるコメントが書き込まれました。まだ多くは”応援・激励”のものですが、”怒りや誹謗・中傷”が大幅に増えています。
後者のコメントを(これまた、その全てに目を通すほど暇ではないのですが)抜き打ちで読んでいくと、その文面を見る限り、とても女性のものとは思えない。(つまり、男性の書き込んだものと思える)
「他人の不幸を喜ぶ傾向は男性に強い」というロンドン大学の調査結果を、思わず連想してしまいました。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 2006年01月24日 09:33
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