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2006年03月03日

グーグルの株価急落 ネットはもっと激しい戦国時代へ

2/28、アメリカの証券会社メリルリンチがウェブ上で開催した株主向け説明会で、グーグルのCFOが同社の成長について「(企業規模が巨大化したことにつれて)成長速度は全体的に減速している」、「(すでにネット広告収入から成長できる可能性はほぼ限度まできており)今後収入を加速するには新たな方策を探す必要がある」などと発言したため、グーグル社の株価は一時急落、株式指数にも大きな影響が出ました。

これが市場に伝わると”ろうばい売り”が広がり、同社株は一時、前日比10%を越す下げを記録。(338ドル51セント)

グーグル株急落で、ダウ工業株30種平均やナスダック総合株価指数などにも売りが広がりました。

インターネット検索エンジンで世界の最先端を走る企業ともなると、本音とも言えるわずかな”ひとこと”が巨大な影響を与えるものなのです。

しかし、CFOの”ひとこと”はTPOが適切だったかどうかは別問題として、正直なところではないでしょうか。

現在のビジネスモデル(検索エンジン連動による広告収入)の在り方に限界を見出しているからこそ、次の商機を求めて試行錯誤をしている姿こそが現在のグーグルであると思います。

その一環としてグーグルは、誰でも無料でネット店舗を構築できるサービスを本格展開しようとしています。(グーグル・ベース)

クレジットカード決済機能を同社が提供し、利用者が物品などをサイト上で売買できるようにする。そして、商品は同社の検索機能で探すことができる、というグーグル版の仮想商店街(モール)を模索しています。

検索という行為(あるいは概念)は、ネット上のあらゆる場面で必要になるため、グーグルが試行錯誤や模索を続けていく限り(どこかで落ち着かない限り)、ネットの世界は常に戦国時代が続くと思います。

q.f. NIKKEI NET

投稿者 messiah : 2006年03月03日 08:07

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