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2006年03月14日

ブログを単なる道具として安易に考えてはいけない

昨年8/25に、自由民主党はブロガーやメールマガジン発行者を招待して、武部幹事長と世耕(せこう)広報本部長代理による「メルマガ/ブログ作者と党幹部との懇談会」を開催しました。

参議院選挙の勝敗が決する前のことです。

その後、自民党が参議院選挙に圧勝しますが、慎重派(というよりも反対派)が多かった「選挙へのインターネット導入論議」が一気に賛成多数に転じていきます。

そして、今国会で自民党は、ホームページによる選挙運動を解禁する公職選挙法改正案を提出する方向で党内調整を進める、という意外なスピードで事が進展しています。

さらに、インターネット活用で野党との差を広げておきたい自民党は、今年3/7に永田町の自民党本部に約30人の人気ブロガー(ブログの作者)やメールマガジンの筆者を集めて、三回目となる懇談会を開催しました。

草案を取りまとめたのは、舛添要一参院議員。

「今日は本音でお話しします。何がメーンターゲットかというと憲法九条を変えることですよ」と切り出して、要点をテンポよく説明したそうです。

その後、ブロガーたちの(この懇談会に対する)ブログへの書き込みは好意的なものが多かったそうで、舛添氏を「カッコイイ」と持ち上げるブロガーもいたようです。

その一方で、流行に乗り遅れまいとして十分に研究せずに取リ入れて失敗するケースもあります。

民主党のN衆院議員もブロガーの一人。

2/22のこと、「堀江メール」問題で「この勝負、絶対勝てる」とブログで前原代表を応援したところ、同日、閲覧者から前日を大きく上回る800件近いコメントが殺到したのですが。。。

それが、ほぼ全てN氏の発言への批判。

慌てて、反省とお詫びを書き込んで収拾を図ったそうです。(これが一番格好悪い)

「ブログの双方向性に対し深い認識を持っていなかった」とN氏は後で語ったそうです。

ブログは情報発信の道具ですが、同時に新しいタイプのメディアでもある。

その点を十分に認識しないで、新しいから、便利だから、流行っているから、だけで安易に飛びつくと痛い目に会いますよ。

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 2006年03月14日 10:58

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