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2006年03月23日
帝国のピンチ! この遅れは痛いでは済まない
IT情報を伝える各メディアのトップニュースは、マイクロソフト社の次期OS「Windows Vista(ビスタ)」の出荷が1ヶ月ほど遅れるというものです。
「それがどうした?」という声も聞こえてきそうですが、筆者は天邪鬼(あまのじゃく)思考ですから鵜の目鷹の目で観察しています。
現時点で多くのメディアは、今年末にリリースが予定されていたマイクロソフトの次期OS「Windows Vista」で、セキュリティ向上などに数週間程度の開発期間の延長が必要となったため、同社は「Windows Vista」の発売を2007年1月に延期したという事実のみを伝えています。
「Windows Vista」の発売延期は、年末商戦を見込んでいた小売店やコンピューターメーカーなどに大きな影響を与える見通しとも伝えています。
同社のプラットフォーム&サービス部門共同社長ジム・オールチン氏は、「ホリデーシーズンにWindows Vistaを新しいPCに搭載するための準備期間を、業界はもっと必要としている」と発表した直後、担当を交代させられたようです。
後任は、Office部門のスティーブ・シノフスキー氏ですが、この人事異動について同社広報は、「現時点でお話しできることは何もない」とコメントを拒否しています。
あるアナリストは、「マイクロソフトは口にしたがらないが、人事刷新の可能性について情報が漏れてきても不思議はない」と言います。
「このような重要な目標を外せば、交代があるのは予想できる」
今年は、ファンが待ちに待った「Windows Vista」のリリースが唯一最大の目玉として、ライバル各社(とりわけグーグル)にさらわれた注目を、再び引き寄せる最後の(?)チャンスだっただけに、ビル・ゲイツ氏は激怒したに違いありません。
商品のリリースが、ターゲットとする時期(年末商戦)に乗らないというのは、リリースが1年遅れたのと差がないくらいの大問題だと思います。
ほんの数年前は隆盛を極め、未来永劫に発展しそうな勢いさえあったソフトウェアの巨人ですが...なかなか、フォローの風をつかめない冬の時代に入り込んでしまっています。
q.f. ITmedia |
投稿者 messiah : 2006年03月23日 09:35
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