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2006年03月24日

「ひきこもり」でも出来る 「ひきこもり」だから出来た

このブログに関係のある「ある人」の生い立ちを紹介しましょう。



高校1年の頃、外に出られなくなった。

特に昼間が辛かった。

「同い年の人がガヤガヤと通り過ぎるのがダメで」

パソコンが好きだった。

キーを叩いていれば、全てを忘れられた。

「お前のために、パソコンクラブ、作るから」

担任はそう言ってくれたけど、学校は辞めてしまった。

3年間、ひきこもった。

悩んだ。

大検に合格したが、大学には入れなかった。

家庭の事情で追い詰められ、サラリーマンになり、ネットで出会った女子高生と恋をし、結婚して子供ができた。

家族と一緒につつましく暮らしていければいいと、SOHO(ソーホー:コンピュータネットワークを活用して自宅や小さな事務所で事業を起こすこと)で合資会社を立ち上げた。

そして、時が流れる.....

知らず知らず、時代の波に乗っていた。

1人でやるつもりだった会社は、売上高8億5000万円、従業員72人のネット企業に成長していた。

「まさか社長になるとは」――振り返ると、自分でも驚く。

27歳。饒舌ではない。

照れ屋で、カメラを向けると困ったように視線を泳がせる。

いわゆる“IT社長”には間違いないが、ギラギラした前のめりな若者を想像していたとしたら、当ては外れる。

社長より、クリエイターのイメージがしっくりくる。

絶妙なセンスで、クスリと笑えるコンテンツを作るのがうまい。

例えば、西城秀樹が還暦を迎えるまでをカウントダウンする「秀樹、カンレキ」のブログティッカーや、「2ちゃんねる」で大評判になった、中国の人型ロボ「先行者」のジョークサイトなど、彼の作る1つ1つが、ネット上で話題をさらう。

何かを作りたい、誰かに見てもらいたい――それが原点。引きこもっていた頃から、作り続けていた。



この物語の主人公は、あなたが今、ご覧になっている「出たとこ勝@負ログ」のウェブサーバーを管理運営している会社社長、家入一真(いえいりかずま)氏です。

ひきこもっていた間に、しっかりと、新しいものをクリエイトする感性を磨いていたんでしょうね。

他のIT企業とは少し違う、彼流のやり方で業界の中で存在感を増しています。

「ひきこもり」でも出来る。「ひきこもり」だから出来た。

そして、、、彼の「今日」がある。

q.f. ITmedia

投稿者 messiah : 2006年03月24日 08:22

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コメント

はじめまして。
私もロリポサーバー使ってますので
ヤフーニュース見たときは「社長、ひきこもり
だったのか。しかも若い・・・。」と絶句
致しました。
人間て面白いですね。

投稿者 【成功を諦めないこと】あんどー : 2006年03月29日 23:23

あんどーさん コメント有難うございます。
家入氏は、ドリコムと提携したり、新しいSNSに着手したりと活発に動いていますので、
どうやら、引きこもりは脱したようです(笑)
人間ってのは本当にわからないものです。
成功を諦めない気持ちが一番大切かも知れません。

投稿者 でたとこ : 2006年03月30日 11:24

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