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2006年05月29日
「ニワトリと卵」 どっちが先かに結論?
結論が出ないことが明らかな事象を示す代名詞に「ニワトリと卵はどちらが先か?」というのがあります。
時々、会議や酒場での議論などで引用されます。
曰く、「そんな事を言い出だしたら、ニワトリと卵論になっちゃうよ」...
その一言で、誰もがその場の空気を読んで、話題を振り変えたりするという、まことに便利なフレーズではあります。
ところがこの論争、日本だけではないようです。
英国の遺伝学者、哲学者、養鶏家の3人でつくるチームが、長年のこの論争に結論を出したそうです。
実は、米ディズニー社が映画「チキン・リトル」のDVDの宣伝として学者たちに依頼したという背景があります。
結論 ---
生物の遺伝物質は生きている間は変わらない。
従って、ニワトリ以外の鳥が途中でニワトリになることはない。
すなわち、ニワトリの遺伝物質をもった卵を生むこともない。
このことから、最初のニワトリは、卵の中でニワトリの遺伝物質をもつようになった。
この「進化した卵」こそ、現在数多くあるニワトリの卵の最初のものである。
要するに、その卵を生んだニワトリは存在せず、その卵がニワトリの原点である、ということらしいのです。
これが真実なら、「ニワトリと卵」の、例のフレーズの使い方が変ってきます。
曰く、「そんな事は、ニワトリと卵論じゃないが、結果が分かりきった話だよ」ってなかんじになります。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 2006年05月29日 07:49
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