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2006年06月07日

時の記念日と時感

時計台6月10日は「時の記念日」とされています。

その由来は、「大化の改新」(645年)の立役者である中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と関係があります。

歴史教科書の最初の方に登場する有名な人物で、後に天智(てんじ)天皇となりますが、この方は日本で最初に時計を使用したとされています。

日本書記の天智天皇10年4月25日(西暦671年)の項に、「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す」とあります。

ここに出てくる「漏刻」(ろうこく)とは水時計のことです。

水時計は、一定量の水が流れるようにした容器に水を流し、その水量の変化で時をはかる時計のことです。

これが、宮中に"時"が告げられた歴史的瞬間となりました。

そして、日本書紀に記された4月25日を太陽暦に変換すると6月10日になることから、1920年(大正9年)に生活改善同盟会が、当時の日本人に欧米人並に時間を尊重する意識を持ってもらう事を目的として制定したという経緯があります。

語呂合わせで日にちを決めている(今時の)記念日とは異なり、歴史的背景に基いた伝統のある記念日なのです。

同時に、「日本人に欧米人並に時間を尊重する意識を持ってもらう」という目的は、制定から90年近い歳月を経て、完全に果たされたと言っていいでしょう。(鉄道の時間の正確さを見ればわかる)

さて、その「時の記念日」を前に、シチズン時計がサラリーマンに行った「時に関する言葉」のアンケートがなんとなく面白い。(20代~50代の男女400人を対象)

ちょっと抜粋してみましょうか。

日本のビジネスマンの「時感」アンケート結果
時間の表現イメージする時間
小一時間50分
(残業で)ちょっと遅くなる1時間
(電話で)ちょっとお待ちください30秒
折り返し電話します5分または10分後
(電話で)しばらく経っておかけ直しください5分後
すぐ処理10分
ちょっと打ち合わせ30分
じっくり打ち合わせ2時間
ちょっと一杯1時間
近いうち食事1ヶ月後

やはり、日本人はせっかちで勤勉です。

q.f. FujiSankei Business i. on the Web

投稿者 messiah : 2006年06月07日 08:07

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