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2006年08月07日
ユーザーからの猛反発で名称を変更したIE
マイクロソフト社が来年早々にリリース予定の新しいOS・Windows Vista(ウィンドウズ・ビスタ)。
そのVista版(XP版もあります)の閲覧ソフトInternet Explorerの略式名称が、ユーザーからの圧倒的な反発により変更されました。
Internet Explorerは通称、IEと呼ばれていて、その後にバージョンを示す数字を1桁、ないしは2桁、これまで付けてきました。(例えばIE5、IE5.5、IE6など)
マイクロソフトは、今回の新しいIEを「IE7+」という名称にしようと考えていました。数字のさらに後に「+」を付けたのです。
この「+」の意味は不明ですが、マイクロソフトにすれば、これまでのIEとは一線を画す革新性とプラスアルファの将来性をアピールする意味だったのでしょう。
ところが、この「+」は余分である、と反発したのが他ならぬIEのユーザーでした。
マイクロソフトのIE公式ブログには、ユーザーのフィードバックで「IE7+」の名称が圧倒的に不評だったため、その意見を受け入れて「IE7」に戻すことが記載されています。
正式名称は、Windows XP版が「Windows Internet Explorer 7 for Windows XP」で、Windows Vista版が「Windows Internet Explorer 7 in Windows Vista」となります。
マイクロソフトのグループ・プログラム・マネジャーは、「不評な名前で製品を出荷しなくてよかった。みなさんのフィードバックに感謝する」とブログでの中で述べています。
それにしても何故、ユーザーはたった一文字の「+」を拒否したのか?
それは、「+」を付けるに値する正当な理由がないこと、「+」を付けて呼称するデメリットをカバーできるメリットがないことなどが考えられます。
今時常識となっているタブブラウズ機能などを、ようやくサポートして偉そうに「+」などと付けるな、というユーザーの怒りの声でもあるような気もします。
q.f. ITmedia |
投稿者 messiah : 2006年08月07日 09:15
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