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2006年10月25日
刑務所は安住の地?
ドイツの刑務所に服役中の男性受刑者(59)が、釈放が認められたにもかかわらずそれを拒否して、現在も牢獄生活を送っているそうです。
独ブランデンブルク州の法務当局によると、この男性は1972年当時、まだ共産主義体制だった東ドイツで殺人の罪で有罪となり、終身刑を言い渡され服役していましたが、1992年に釈放が認められました。
しかし彼は出所を断り、34年間に渡って現在も服役生活を送っているのです。
ドイツでは服役囚が刑期満了前に出所を命じられても、それに従う義務がないそうなんです。
「終身刑の服役囚が釈放を断った場合、我々はどうすることもできないと法務当局・広報担当は話しています。
現在の年齢からすると、刑務所に入ったのが25歳で、釈放が認められたのが45歳。
朝・昼・夜の三食が確保されて失業の心配もない刑務所は、彼にとっては安住の地なのかも知れません。
あるいは、いつでも出所できる自由と権利がある事からくる「心のゆとり」が成せる仕業かも?
q.f. Excite |
投稿者 messiah : 2006年10月25日 07:43
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コメント
こんばんは。
25歳から45歳まで刑務所で暮らしていたのなら、出たくない気持ちもわからなくないですね。
もう、そこは住み慣れたお家みたいになっちゃっているのでしょう。
自由は自由でも、急に自力で生活を..というのも、不安なのかもしれませんね。
投稿者 ちっきょ : 2006年10月25日 22:49
おそらく一生、塀の中で暮らすつもりではないでしょうか。それもまた、人生?
投稿者 でたとこ : 2006年10月27日 13:08
服役中の男性受刑者、もしかして、命を全うするまで罪の償いをと考えているのでしょうか。とすれば、これは…んー、感動しすぎてコメントできません。
わが国で一般によくあるケースですが、…
いざなぎ景気を抜いたと言われるわが国の豊かな経済事情ですが、庶民の暮らしはどーなんでしょ。ホームレスよりましなのかもしれません。刑務所に慣れきった人は、出所のその日に軽い犯罪を犯し、まんまともとのさやに納まります。なにしろ食べさしてもらえますから。そんなわけで全国どこでも刑務所は入所待ちのようです。
さらに別のケースでは…
『ここでは、朝から寝るときまですべて指示されていればよく、落ち着けます。でも、娑婆へ戻ったなら、何をすればいいかわからなくなりそうで不安です。ここにいるほうが落ち着くんです…』
保護司である友人から聞いた話です。
刑務所も人生の縮図かな?
え、わたしはどうかって?…ご心配なく。私はホームレス派ですから。
投稿者 yosuke : 2006年10月28日 02:01
“それもまた、人生?”
そうですね。いい言葉です。
私は、今、自分の人生に戸惑っています。
こんなときだからこそ、心に響く言葉です。
この言葉をいただいて帰ります。
投稿者 ちっきょ : 2006年10月28日 07:45
yosukeさん ちっきょさん このテーマにさらなる突っ込み有難うございました。
先日、新聞に、日本の囚人の食事が写真入りで載っていました。
ご飯、焼き魚、味噌汁、漬物、その他...おいしそうでした。
「刑務所の臭い飯」と昔は言いました。
しかし今は、カロリーに気を使ったバランスのとれた健康食が出ているのにビックリ!
これじゃあ、囚人をやめられない人が出てきても不思議ではありません。
その食費はどこから出るの?
税金ドロボーがここにもいた。トホホ...
投稿者 でたとこ : 2006年10月30日 07:44