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2007年07月15日

本当にエポックメイキングなもの

セカンドライフ、セカンドライフ、セカンドライフ・・・

また、セカンドライフか。

と思われることを承知の上で、本日の話題もセカンドライフ。

(お断りしておきますが、セカンドライフの回し者ではありません)

ただ、この仮想空間がインターネットが誕生して以来、あまりにもエポックメイキングなものだから書かずにおれないのです。

考えても見れば、これほどインターネット向きのものが他にあるでしょうか?

ホームページやオンラインショプはネットでなくても実現できる。(現に会社案内やカタログ通販がはるか前から存在する)

また、Yahoo!に代表されるポータル(玄関)サイトも、専門誌・情報誌の形で昔からあった情報媒体をネットという舞台に移しただけです。

ウェブサイトの99.9%が、過去から存在している情報提供スタイルをネットというステージに移して、ネット独自の機能を加味したものに過ぎない、と断言してしまいましょう。(異議を自ら包含しつつも)

そこに彗星のごとく現われたのが「仮想世界」「仮想空間」。

実体のつかめない、不気味な、どことなく怪しげな...異次元世界です。

人は怖いものを見たくない。しかし、怖いものほど見たくなるという不思議な本能を持つがゆえに、この異次元世界に引き寄せられていくのです。(怖いとわかっているお化け屋敷やジェットコースターが遊園地の定番になっていることからも明らか)

ところで、こういう仮想世界が、過去に現実世界で提供されたり、サービスとしてあったでしょうか?

もちろんありません。ありっこない。これはネットでしか実現できない。だから、エポックメイキング【epoch-making:ある分野に新しい時代を開くほど画期的な状態】なのです。

これは注目せざるを得ませんね。おっと、話のマクラが長くなりました。

昔から新人歌手の登竜門といえば、歌唱コンクールやテレビ番組でした。【※登竜門(とうりゅうもん):立身出世や成功のための関門となる舞台】

しかし、歌手のデビューが仮想世界で行われたとしたら・・・

背筋が寒くなると同時に、これから何が起きてどんな結末になるのか?興味深々ではないでしょうか。

お化け屋敷やジェットコースターとは異なり、仮想世界では結末が誰にもわからない。そんなところに一層、人を引き寄せる魔性の何かがあるのです。

トランスコスモス傘下のネットベンチャー・ウェブスタージャパンは、ビクターエンターテインメントからメジャーデビューする歌手KEIの宣伝活動をセカンドライフ上で実施すると発表しました。

KEIという歌手は、ビクターエンターテインメントに所属する実在の歌手です。

KEIは現実世界でのコンサートなどは一切行わず、セカンドライフ上でアバターと呼ばれる分身を使った歌手活動を行い、CDやネット上での楽曲販売につなげていく予定だそうです。

セカンドライフ利用者は、サイト内で行われるKEIのコンサートや、さまざまなイベントに無料で参加できます。ファンとの交流会なども検討されています。

ウェブスターは今後、アップルのオンライン楽曲販売サイト「アイチューンズ・ストア」に利用者を誘導する仕掛けなども構築していく計画とのこと。

素顔見たさに現実世界でマスコミ等が歌手KEIを追いかけてくれれば、ただでプロモーションできる可能性もある。(一粒で二度おいしい)

これこそネットでしかできない技です。

仮想世界にはネットだけのメリットを享受する要素が本質から備わっていると思います。

今はアイデア一本勝負の時期。大中小関係なく同じ土俵で相撲がとれる。

事業拡大を考えている方は、今からでも遅くない。参加し研究しておくべきでは?

q.f. iza

投稿者 messiah : 2007年07月15日 07:30

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コメント

面白かった。ブログを始めてから随分と博識になっているね。感心しています。ただ、意見を言わせてもらうとしたら、
今後はnewsの解説以上に、反論を覚悟の上、もっと自分の意見を前に出してみては?と感じています。意見を言わない世の中だけに。

投稿者 谷川   壽 : 2007年07月16日 21:24

谷川さん アドバイス有難うございます。

そのうち、どんどんやります。しかし、感情に流されないようにするつもりです。

賛否両論の意見は、どうしてもどっちか極論に向かいがち。

特に私のようなAll or nothing的性格の者は、その傾向が無限大にあります。

だから、セルフコントロールしておかないいけないと思っております。

そのために、もう少し修行しないといけません。

勉強もまだ足りません。頑張ります。

投稿者 でたとこ : 2007年07月21日 14:44

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