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2007年07月27日
最後まであきらめなかった老人
テレビを見る機会がうんと少なくなった筆者ですが、たまたま昨日NHKの番組を見ていて考えさせられることがありました。
既にニュースで知っている方もおられるでしょう。
80歳の老人が、自転車に(テントなどの)40Kgの荷物を載せて、日本全国一周に挑戦した物語。それを老人の日記と共に紹介するドキュメント番組でした。
老人は訪れたあちらこちらで若い人たちと交流しながら、様々な苦難を乗り越えていきます。
転倒して骨折したり、足が動かなくなったり...その日その日のことが日記に綴られているのですが、常に前向きで進んでいく。
ある宿舎で、未来に夢をもてなくなって悩んでいる青年らに、「勇気をもってあと一歩前に出てください」と語るシーンがありましたが、青年らがその時のことを振り返って「打ちのめされた気がした」と述べていました。
ご本人はその後、長崎県で肉体の限界が訪れたため妻に電話して「もう自転車はこげない。荷物を送るから受け取ってくれ」というのですが、再び気を取り直して自転車に乗り、出発点の長野を目指していくのです。
ネバーギブアップ。あきらめない人です。
出発地点まであと20Kmまで来た地点のトンネル内でトラックと衝突して亡くなるのが誠に残念なのですが、この老人の前向きさはどこから生まれてきたのか?
私の直感では、その方はけっして強靭な精神の持ち主とはいえないような気がします。
むしろ、一人の弱い人間のように思いましたが、日記には「朝、目が覚めたらその時から青春だ」といったことが書かれていて、驚かされました。
この方を突き動かす何か原動力があったはずですが、あきらめないことって大切なんですね。
と偉そうに言いながら、今日もどこかで何かをあきらめている自分を反省。
投稿者 messiah : 2007年07月27日 07:54
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