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2007年09月13日
マイクロソフトが声明でグーグルを牽制
いつもグーグルに仕掛けられっぱなし。精彩を欠き続けてきたマイクロソフトが、ようやく攻勢に出ました。
グーグルはマイクロソフト・オフィスキラーのウェブアプリケーション「Google Apps」を普及させようとしています。
「Google Apps」は、ワードやエクセルなどに対抗する統合オフィス機能を持ったウェブアプリケーションです。
これに対して、マイクロソフトは次のような声明を発して牽制しています。
声明では、「ユーザーや業界にとって競争はよいものであると信じている。しかしながら、ユーザーからはわれわれのソリューションには、企業に必要な使用性、信頼性、セキュリティが備わっているという意見を聞いている」
「Googleのアプリケーションは、企業にパワーユーザーがおらず、従業員が常にネットワークに接続しており、カスタマイズされたOfficeアプリケーションを構築していない場合のみ有効である。今日のグローバルな情報社会で働く人々の中で、このような条件に当てはまるのはほんの少数ではないだろうか?」と疑問を提示しています。
「Googleはエンタープライズレベルの顧客を有していると主張しているが、Googleアプリケーションの『ユーザー』のうちの、どれだけが実際に企業内に存在するだろうか?」と述べています。
さらにはGoogleのGoogle Appsに対する取り組み体制に疑問を投げかけ、「同社のエンタープライズ向け事業と現行のアプリケーションの規模は非常に小さく、他の小規模サービスと合わせても同社の売り上げの1%にしか相当しない。Googleの業績がうまくいかなかったらどうなるだろうか?それが同社に与える影響は小さく短期的なものであることを理由にさっさと撤退してしまうのだろうか?顧客らはそのようなことは起こらないと信じてもよいのだろうか?」と問いかけています。
さあ、これで面白くなった。グーグルも黙ってはいないでしょう。
投稿者 messiah : 2007年09月13日 21:02
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