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2007年10月27日

ああ困った

次世代の燃料として脚光を浴びている「バイオ燃料」。

ところが、一部に反対の声が。。。

地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減のため注目を浴びている「バイオ燃料」は、世界の飢餓を増長し、貧しい国々で多くの人々を餓死させるとして、バイオ燃料生産について5年の猶予期間を設けるように国連機関の専門家が訴えています。

トウモロコシ231キロからバイオ燃料のエタノール13ガロンをつくり出すことができますが、このトウモロコシの量は、メキシコやザンビアの子供1人を1年間養える量に匹敵するというのです。

また、トウモロコシや小麦、豆、ヤシ油などバイオ燃料に転換できる農作物の価格が急騰し、この1年間にアフリカでは小麦が2倍、トウモロコシが4倍の価格になったと指摘。

貧しい人々が毎日の食事に困っているという現実を訴えています。

ジュネーブ大学とソルボンヌ大学で教授を務めるジーグラー氏は、国連人権委員会で、食料ではなく農業副産物から燃料を作り出せる技術が確立するまで、バイオ燃料の生産に猶予期間を設けるよう主張。

記者会見で、「農地をバイオ燃料のために捧げることは、人類に対する犯罪だと言える。一刻も早く、世界中で起こっている飢餓による大量虐殺を阻止しなければならない」と述べています。

温暖化防止か飢餓防止か。ああ困った。

投稿者 messiah : 2007年10月27日 21:19

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