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2005年02月04日

ああ 炬燵よ、どこへ行く...

20年間使ってきた我が家のコタツがこわれてしまいました。修理しようか、それとも買い換えようかと迷いましたが、ヒーターだけを取り外して、大阪市内の電気街のあるお店に持ち込んで修理を依頼したところ...

修理をするよりもヒーターとコードがセットで販売されているのでそれを購入した方が安上がりとのことでした。価格は1万円前後でしたが、売り場には14,800円の新品の家具調コタツが置かれていました。他の店にも行って調べてみましたが、店頭価格帯は15,000円~30,000円というところです。しっかりした家具調の、見かけは5万円以上するかと思うようなものでも意外に安い。とにかく、ここのところ寒いし、受験を控えている子供もいるし、夕食後にテレビを見る時にもコタツがないと多いに困るので5,000円程度の差であればと思って新品を購入しました。

そこで気がついたのは、販売シーズンは去っているとは言え、コタツ売り場に置かれている商品数の少なさ。2つだけとか、多いところで2段重ねに陳列して6つほどが並んでいるだけ。それにしても淋しい売り場ばかりでした。場所をとる、付加価値が付けにくい、価格が下がるということで、各家庭に欠かせない商品にも関らず市場が停滞している代表格がこのコタツでしょう。

足や膝の運動に支障がある人は洋式トイレもそうですが椅子型スタイルを好みます。そのため、立ったり座ったりが多くなる従来のコタツに対する評判はよくありません。(最近では腰掛け式コタツが販売されるようになりました)

さらに、このコタツを処分する場合、大きくて重くて扱いにくいので廃品回収業者に避けられているようで、自治体に依頼して廃棄処分するしかない...という有様で、コタツはあちらこちらで歓迎されていない可愛そうな家電なのです。

白物家電では斜め開閉式洗濯機がよく売れたり、花粉症対策空気清浄機に人気が殺到したりなど新たな付加価値を見出して息を吹き返すものがあります。
日本伝統の家電の1つが時代の中で岐路を迎えている...新しい付加価値を見出せるか。コタツよ!

投稿者 messiah : 2005年02月04日 07:51

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