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2005年04月20日

トレーサビリティを使ったICチップ活用の提案 for万博

日立製作所が開発した一辺が0.4mm角のICチップ(ミューチップ)が愛知万博の入場券に埋め込まれています。入場券の一枚一枚に固有のID(認識番号)が埋め込まれているわけです。

このICチップで何が出来るか?をひとことで言うと「予約」と「確認」ということになります。

パビリオンへの入場や催し物への参加の予約は専用端末機に入場券をかざすことで行うことができます。

他に、保護者の携帯番号をICチップに登録しておいて、迷子になった子供の親探しに活用したり、来場者への記念懸賞サービスに利用しています。

ICチップは「持っている人」と「持たせる人」の双方にメリットを生みます。主催者側は正確な入場者の情報を得られるので、混雑状況に合わせた人員配備などに活用できます。(但し、入場者が少ないとメリットなしということに...)

迷子検索は入場者側の視点に立っているので秀逸な使い方だと思いますが、これだけではICチップの可能性を十分に引き出しているとは言えない、というのが実感です。

産業界でICチップの用途と言えば、「トレーサビリティ」です。生産者から消費者へ、出荷地点から到着地点へ、といった物流をリアルタイムに追跡して進捗状況を把握、および軌跡を記録することを可能にしています。

トレーサビリティを利用したこんな企画はどうでしょう。

ICチップ内蔵のスタンプラリー券を入口で配り、会場のどこかにある宝を探す。端末に券をかざすと自分がゲットした得点や辿ってきたルートが表示される。(新しいスタンプラリーの楽しみ方として)

入場券を万歩計として活用する。広い会場は歩きが伴う。どの位の距離を歩いたかを端末にかざして確認できるようにする。(これ、老若男女に受けると思います)

全てのパビリオンを最短時間で回る「万博最短制覇コンテスト」を行う。参加者が会場内を移動した軌跡をICチップから取り出して、会場巡りの様々な方法を紹介する。(競い合う面白さ、後に残った記録は貴重な参考資料に)

まだまだありますが、このへんで。

投稿者 messiah : 2005年04月20日 07:53

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