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2005年05月24日

日本列島を南から北へ 桜前線130日間の長い旅

日本の最北端として有名な北海道稚内(わっかない)市。

北海道で唯一、桜の開花宣言が出ていなかったこの街にも、とうとう桜前線が到達しました。

稚内森林公園には850本の桜が植えられていて、気温13.8度となった5月22日の正午過ぎ、標本桜の開花が確認されました。

気の早い人たちは早速、缶ビールを持って花見を行っていたとか...。

この稚内あたりが、日本列島を南から北へ縦断する桜前線の終着点で、今年の桜の見納めとなる地かな、と思っていたら...

どうもそうではないようで、前線が最後に到達するのは例年、釧路や根室が多い。稚内が最後となるのは1991年以来14年ぶりとのことです。

稚内森林公園にある桜のほとんどはエゾヤマザクラで、若干のチシマザクラがあるのみ。日本で最も多い品種であるソメイヨシノの姿はどこにもありません。

30年ほど前にこの公園にソメイヨシノを植えたところ、寒さと潮風で育たなかったらしい。北海道の厳しい自然環境では温室育ちの桜は生きていけないみたいです。

今年、稚内で桜が開花するのは5月25日という予想です。

桜前線の出発点は沖縄。1月中旬には早くもリュウキュウカンヒザクラ(琉球寒緋桜)が開花します。(但し、見頃は3月中旬)

列島を縦断する桜前線の長~い旅は、全長約3,000km、日数130日以上にも及びます。

南の沖縄から北の北海道へと、桜前線を追いかけて観桜の旅をして行くと、1年の3分の1は桜を見れる!

...日本は狭いようで長い。そして、風情豊かな国なのです。

投稿者 messiah : 2005年05月24日 09:15

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