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2005年06月13日
検索エンジン最適化 最後にモノを言うのは”中味”
検索エンジンの上位に自分のWebページが表示されるように工夫すること。また、そのための技術。 検索エンジンは登録されているWebページをキーワードに応じて表示するが、その際の表示順位はそれぞれの検索エンジンが独自の方式に則って決定している。 この順位が上にある方が検索エンジン利用者の目につきやすく、訪問者も増えるため、企業などでは検索順位を上げるために様々な試みを行なう場合がある。 Webサイト構築などを手がける事業者の中には、SEOをメニューに用意しているところもある。 ディレクトリ型検索エンジンは手作業で登録している場合には順位を変動させることは困難だが、全文検索を行って一定のアルゴリズムに従って順位を決定しているロボット型の検索エンジンでは、そのアルゴリズムを分析することで順位の変動がある程度制御できることがある。 具体的には、適切なキーワードの選択や相互リンク先の増加などの手段があるが、ランク付けのアルゴリズムは年々高度化して「攻略」しにくくなっており、さらに現在でも頻繁に変更が行われるため、地道にコンテンツを充実させて認知を広げていく以外に万能で確実な手段は存在しないと言っていいだろう。 |
by IT用語辞典 e-Words |
2004年7月に開催された、Googleでの掲載ランキングを競う国際的なコンテスト「SEOチャレンジ」で、最後に栄冠を手にしたのはアニル・ダッシュという有名なブロガーでした。
ダッシュ氏がとった検索エンジン最適化作戦とは?
ダッシュ氏は、自分のブログにたった1つの記事を書き込んだだけで最終的な勝者になったのです。
それは、ダッシュ氏のブログの読者サイトから、同氏のブログにリンクを貼るよう依頼する内容でした。
その結果、数多くの読者が同氏に協力し、かなり遅いエントリーだったにもかかわらず、Googleでの表示ランキングで瞬く間に1位になったのです。
彼は『ちょっと待った。リンクスパム「ダミーのサイトを数多く作成し、対象となるページにリンクさせて検索ランキングを上昇させる手法」をやるような連中に、このコンテストで勝ってもらいたくないんだ』と書き込んだのです。
検索エンジン最適化に関する専門知識やテクニックをどのように活用しても、ダッシュ氏の運営するブログのもつランキングの底力、つまり、ダッシュ氏のブログの人気と彼のコンテストへの参加を知ってリンクを貼ることに協力した読者の数そのものには勝てなかった、という結果です。
「ページのランキングを、倫理に反する手段で上げようとする人たちは多い。そんな人たちに、本当に面白い内容を書くことが最善の方法だと示すことが出来れば、多分、どうやって他人のページに落書きしようかと考えるのに時間を費やす(代わりに)、自分のページの内容を面白くすることに時間をかけるようになるだろう」と、ダッシュ氏は語っています。
さらに続けて、「より大きな影響力を持つようになるのは、ロボットが読むものではなく、実際に人が読んでいるページだ」とも述べています。
何事も”王道”に勝るものはない、と言われます。
検索エンジン最適化でも、最後にモノを言うのはコンテンツの”中味”だということが証明されたようです。
投稿者 messiah : 2005年06月13日 08:58
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