« マータイ氏、イギリスで「もったいない」の実践を訴える | HOME | 「瓢箪から駒」 異業種の技術でリサイクル推進 »

2005年07月09日

ソムリエが中に入った『お話しする』ワイン

話すワイン「とうとう、ここまできたか...」

「えっ何が?」

「ワインですよ。...しゃべるんです」

「ワインって、あのワイン?」

「もちろん」

「で、何をしゃべるんですか?」

「中にソムリエが入っていて、そのワインのことなら何から何まで...」

「ああ、ソムリエ内蔵ということですか」 「...冗談でしょ」


この話、どうやら冗談ではないようです。

イタリアのラベル製造会社Modulgrafは「話すワインラベル」を発表しました。

仕掛けは、プラスチック製のワインラベルに埋め込まれたICチップ。

このチップはタバコの箱程度の大きさの同社製の専用ラベルリーダーと通信できるようになっている。

そのラベルリーダーでワインラベルを読み取ると、醸造年、長所、ヴィンテージの特徴、ワイナリーについて説明する生産者の声、ワインに合う食べ物etc.といったかんじでソムリエから聞けることはすべて話してくれるとか...。

このラベルリーダーを高級ワインショップ、レストラン、コレクターに販売する予定のようです。(このシステムが市場に広がるには少し時間がかかりそうだとは言っていますが)

同社によれば、このラベルは複製が難しいため、ワイン生産者の多くが偽造の予防手段として重要視している。(あ、なるほど。それはGood!かも)

さらに情報源として、消費者にとってもうれしいシステムとなるだろう。特に目に障害を持つ人には重宝されるはず、とのことです。

今年の11月頃にリリース予定とか。

因みにこのラベル、Modulgrafに協力しているドイツの技術者フロレンティン・ドーリング氏が特許を取得しているそうです。

by WelcometoWINE21

投稿者 messiah : 2005年07月09日 09:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/211

コメント

コメントしてください




保存しますか?


▲TOP   ■HOME