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2005年07月14日

就労時間の27% 米企業のインターネット私用率

アメリカは統計をとるのが好きな国のようで、良し悪しに関係なく物事を数字として表現したがります。

現在、多くの会社でパソコンが導入されインターネットに接続されていますが、仕事に使われているとばかりはいえません。

そんなところから、統計好きなアメリカで、ある調査が行われました。

米国の会社員は、私用インターネットなどで仕事をさぼっている時間が1日平均2.09時間に上るとの調査結果を、米AOL社が11日発表した。会社側は1日0.94時間はやむを得ないと想定して給料を支払っているが、思惑を大きく上回り、企業に年間7590億ドルの損失が発生しているという。

米サラリー・コム社と共同で、求人サイトのユーザー約1万人に、オンライン調査を実施。企業の人事部にもアンケートを行なったところ、会社側の想定と実態に1.15時間の差があり、従業員1人当たり年間5720ドルが無駄になっていると推計した。

仕事のさぼり方としては、44.7%の人が「私用インターネット」(電子メールも含む)と答え、以下は「同僚との親睦」(23.4%)、「副業」 (6.8%)、「ぼんやりする」(3.9%)などとなっている。怠業の理由は「仕事がない」(33.2%)が最も多く、「給料が少ない」(23.4%)、「同僚につられて」(14.7%)、「余暇が少ない」(12%)の順だった。

企業は「男性より女性の方がさぼる時間が長い」とみていることが分かったが、実際は男女差がほとんどなかった。年齢別では、1930~49年生まれの人は0.5時間、1980~85年生まれは1.95時間で、若いほど長い。

by CNET Japan

1日あたり7.5時間勤務として、インターネットでさぼっている時間(2時間)を引くと、実質的に仕事をしているのは5.5時間ということになります。(勤勉な日本人の場合はもう少し多いかも知れません)

つまり、名目就労時間(7.5h.)に対する実質就労時間(5.5h.)の比率は73%、およそ4分の3ほどになります。

アメリカ人は1日の仕事の中で27%(およそ4分の1)さぼっていたとしても、良心の呵責を受けない心理感覚を持っていることになります。

これが27%を越えてしまうと、さすがに後ろめたさや罪悪感を感じるということです。

それでは逆に仕事をしている73%の時間を効率良く行っているか、というと、これは人それぞれで、最終的には成績の良し悪しに表れてきます。

経営者の立場からすると、従業員が実質的に仕事をしている全体の4分の3の時間に、如何に質の高い(収益性の高い)仕事をさせるか、工夫するしかないようです。

投稿者 messiah : 2005年07月14日 09:08

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