« 人事担当者が「不採用」を決める30の理由 | HOME | インターネットでプロ野球中継をしている球団 »

2005年07月26日

寝苦しい夜のエアコン使用 タイマー設定時間に注意

月とエアコンと砂時計
by ネーマ倶楽部
猛暑、猛暑、猛暑.....

連日、熱帯夜が続いています。

寝苦しい。ふぅ~

自然の風~~も、ほとんど吹いてくれない。

仕方なく、エアコンを「冷房」か「除湿」に設定し、時間がくれば運転が止まるように”タイマー”を設定して寝ます。

筆者の場合、タイマーの設定時間はいつも大体2~3時間です。

しかし、暑さのために必ずと言っていいほど深夜に目が覚めてしまうのです。普段から寝つきはいい方なので、それでも目が覚めるほど”暑ーい”のです。

ところが、意外な新事実を発見!

日本睡眠学会は、エアコンのタイマー使用による室温変化が睡眠にどのような影響を与えるのかを学生を対象に調べました。

調査によると、睡眠中にエアコンを使用している学生のうち90%の人は、エアコンのタイマーを1時間、または3時間に設定して就寝していることが分かりました。

そこで、以下の4つの条件で、睡眠中の室温変化と人体への生理的、心理的な影響を調べました。

条件タイマー設定時間睡眠中の室温変化
1コンスタント実験に参加した人の「基準気温」を終夜一定に保つ。「基準気温」とは、個々の被験者が昼間の実験で最も快適な気温として選択した気温。
21.5時間基準気温から2度低い室温で1時間半一定に保った後、1時間かけて4度上昇させ、その後は一定に保った。
33時間基準気温から2度低い室温で3時間一定に保った後、1時間かけて4度上昇させ、その後は一定に保った。
4スリープ基準気温から始め、就寝後1時間で室温を2度下降させ、その後6時間かけて3度上昇させた。

被験者は、それぞれの条件ごとに7時間の睡眠をとり、脳波、皮膚温、心拍数、体動などを連続測定しました。

尚、温熱感覚の個人差に配慮するため、事前に、それぞれの被験者が昼間で最も快適と感じる気温「基準気温」を実験で把握しておきました。

実験の結果、睡眠に悪い影響が出る可能性があったのは、条件2(タイマー1.5時間)と条件3(タイマー3時間)でした。

これらのタイマー設定では、室温が上昇するのに伴い、30分遅れで平均皮膚温が上昇しました。加えて、深部体温(直腸温)の上昇や心拍数の増加につながることも分かりました。

さらに、条件2と3のタイマー設定では、睡眠の深さを表す睡眠深度の出現が妨げられる可能性が確認され、特に条件2のタイマー1.5時間では、睡眠周期を乱すことが明らかになったのです。

タイマー1.5時間の方、要注意!(そう言う私ですが...)

そして、条件4(スリープ)の場合が、睡眠中の快適環境に近いという結果が得られています。

但し、このような温度調節は、ほとんどのエアコンでは難しい。

とりあえずエアコンに頼らざるを得ない場合は、つけっぱなしにするか、タイマーが切れるまでの時間設定を長めにするなどの工夫が必要とのこと。

でも、そう言われても...電気代や運転音が気になります。何より身体への影響が?

筆者は、「除湿」で7時間のタイマー設定にして寝てみました。確かに、夜中に一度も目が覚めずに快適に眠れました。

が...翌朝起きると、身体全体が冷えていて、やがて喉が痛くなり、続いて咳が出て、お医者さんのお世話になってしまいました。

「長すぎず、短すぎず」

エアコンのタイマー設定時間には十分ご注意を...

by nikkeibp.jp

投稿者 messiah : 2005年07月26日 08:54

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/230

コメント

コメントしてください




保存しますか?


▲TOP   ■HOME