« 伝統の動物園が前代未聞の展示 | HOME | 政治家ブログは日常の活動を生の声で届けてほしい »

2005年08月29日

癌と闘う「希望のためのブログ」で先を行くアメリカ

全国どこに住んでいても標準的な癌医療の情報を得られるように、厚生労働省は来年度、情報の収集や分析、発信の拠点となる「がん対策情報センター」(仮称)を創設することを決めたそうです。

癌治療に携わる医療従事者への研修なども実施するほか、ネットワークを活用して、癌細胞の画像をほかの病院に伝送する「遠隔病理診断」による診療システムを整備するなど、医療機関の診療も支援するとのことです。

さて話は変わりますが、アメリカでは著名人たちが自分のブログで、癌に関する個人体験談や情報などを発信しています。

これらの著名人によるブログは、Blog for Hope(希望のためのブログ)と呼ばれるYahoo! Healthのキャンペーンの一環で、ほぼ毎週アップデートされています。

そして、各サイトには米国癌学会(American Cancer Society)に寄付を行なうためのリンクが貼られています。

執筆陣には、他にも数多くの著名人が名を連ねています。当然、癌患者や医療関係者以外からの注目度も高くなりますから社会的認知度が向上します。

日本政府(厚生労働省)も、「がん対策情報センター」(仮称)において、医療情報だけでなく、癌と闘っている人たちの体験談などをブログを利用して共有するシステム作りを検討してほしいと思います。

得体の知れない力をもった存在であるゆえに、ブログを上手に活用すれば社会に大きく貢献する可能性があります。

by CNET Japan

投稿者 messiah : 2005年08月29日 12:30

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/257

コメント

コメントしてください




保存しますか?


▲TOP   ■HOME