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2005年10月12日

ネットスケープの逆襲 ブラウザ群雄割拠の時代へ

HP&Netscape米ヒューレット・パッカード社は今月初め、来年から消費者向けのパソコンに、ブラウザの「ネットスケープ 8.0」を標準搭載すると発表しました。

ブラウザ市場でネットスケープのシェアは2%台に低迷していますが、世界第2位のパソコンメーカーの採用により、シェアの巻き返しに期待がかかります。

ノートPCやコンパック・ブランドの機種も対象で、プリインストールして販売されます。購入後の設定で、標準ブラウザに指定できるようになっています。また、デスクトップ画面にネットスケープのアイコンも配置するとのことです。

ネットスケープは、フィッシングやスパイウェアの防止機能が売り物で、ヒューレット・パッカード社は安全性を評価して採用を決めたようです。Internet Explorer(IE)向けに制作されたWebサイトも正しく表示できるのが長所です。

調査会社によると、IEのシェアは減少が続き、最近は80%台半ばまで下がっています。

ハッカーの標的になりやすく、機能もライバルより見劣りしてきたことが大きな要因です。ライバル各社は、この機会をとらえて攻勢を強めており、9月には「オペラ」が完全無料化となりシェア拡大に意欲を示しています。

ソフトウェア帝国の包囲網はますます強まっていきそうです。

Webサイトを制作する側は、これまでのようにIEだけで動作・表示を確認するだけでなく、Firefox(Netscapeとほぼ同じ)、Safari、Operaでの動作チェックが必要になる日も遠からずか?(そうなると大変です)

そして、”老舗”ネットスケープの逆襲はなるか?

いづれにせよ、ブラウザが群雄割拠して争う「戦国時代」の到来も絵空事ではありません。

q.f. Hotwired Japan

投稿者 messiah : 2005年10月12日 08:14

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