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2005年10月11日

発表! 2005年イグ・ノーベル賞の全受賞者

一昨日のエントリーに登場したイグ・ノーベル賞(愚かなノーベル賞)の今年の全受賞者が、CNN.co.jpで公開されていました。

大変ユニークなものばかりで、目が(・)になること請け合いです。

今日は余計な説明抜きで、一挙にご紹介しておきます。

2005年イグ・ノーベル賞の全受賞者
分野受賞者内容
農業歴史賞ニュージーランド・マッセイ大学のジェームズ・ワトソン氏「リチャード・バックレー氏のズボンが爆発した意味の研究」。ワトソン氏は、第一次世界大戦終了時から第二次世界大戦が始まるまでの期間で、ニュージーランドの酪農における技術変化の側面について考察した。
物理学賞実験を始めた故トーマス・パーネル教授と、実験を続けている同大学のジョン・メインストーン教授オーストラリア・クイーンズランド大学で1927年から続けられている「粘度が高い石油ピッチの滴が落ちる様子を観察する実験」。実験では、1滴の石油ピッチが落ちるのに平均約9年かかっている。
薬学賞グレッグ・A・ミラー氏去勢犬用の人工睾丸を開発し、約10年前から販売を開始し、これまでに15万個以上を売った。
文学賞ナイジェリアのインターネット起業家たちとその協力者電子メールを利用して「大胆な短編物語(スパム)」を配信し、少ない資本で富豪を引き寄せ、かなりの金額を手にした。
平和賞英ニューカッスル大学のクレアー・リンド氏とピーター・シモンズ氏映画「スター・ウォーズ」の名場面集を見ているバッタの脳細胞の電気的活動の観察を行った。
経済学賞米マサチューセッツ工科大学のガウリ・ナンダ氏何度も何度も逃げて隠れる目覚まし時計を発明。この目覚まし時計を使うことにより、寝ている人は起き上がって、目覚まし音を止めることが必要となる。その結果、労働可能時間が増え生産性が高まった。
化学賞ミネソタ大学のエドワード・カスラー氏とブライアン・ゲットルフィンガー氏長い間、結論が出なかった「人類は水とシロップの中の、どちらでより速く泳げるか?」という科学的な疑問について入念な実験を行った。
生物学賞オーストラリア・アデレード大学のベンジャミン・スミス氏、ジェームズ・クック大学のクレイグ・ウィリアム氏、アデレード大学のマイケル・タイラー氏、オーストラリア・ワイン研究所の早坂洋司氏(※)ら匂いを発するカエルの分泌物の機能と系統発生的意義についての調査。131種類のカエルがストレスを感じた際に発する匂いを、辛抱強く嗅ぎ続けて分類した。
栄養学賞日本が誇る発明家・ドクター中松氏毎回の食事内容を34年前から写真で記録し続け、現在も継続中。
流体力学賞ドイツ・ブレーメン国際大学のビクトル・ベンノ・メイアロコウ氏とハンガリー・エトヴォシュ・ローランド大学のヨゼフ・ガル氏基本的な物理法則を使ってペンギン体内の圧力を計算し、その詳細を「ペンギンが糞を出す時に生じる圧力:鳥類の排便における計算」にまとめた。

ところで、この賞の選考委員ですが、世界中の科学者や博士、ノーベル賞受賞者...

そして、前科者(?)など50人余りで構成されているそうです。

※ 生物学賞受賞者の一人、オーストラリア・ワイン研究所の早坂洋司氏を、ハヤカワ・ヨージ氏と誤記していました。
ところが何と!お兄さんがこのエントリーを見られて、コメントをくださいました。申し訳ありませんでした。訂正してお詫びいたします。

投稿者 messiah : 2005年10月11日 08:18

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コメント

生物学賞のオーストラリア研究所、ハヤカワ・ヨージは正式名称は 早坂洋司(ハヤサカヨージ)です。出身地は神奈川県です。(兄より)

投稿者 早坂 : 2005年10月14日 13:35

お兄さん ご指摘どうも有難うございました。
日本人だとは気づいていましたが、名前を間違うとは...
大変失礼しました。
訂正してお詫び申し上げます。

投稿者 でたとこ : 2005年10月14日 16:17

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