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2005年11月19日
”安心を売る”というビジネス
日に日に物騒な世の中になっていく今日この頃。
子供が電車を使って学校や塾に通学している家庭では、親は通学中に我が子に何か悪い事が起きないかと気が気でない...
そんなわけで登場したのが、携帯電話とICチップという先端ハイテク技術を利用した子供遠隔監視システムです。(遠隔監視というのは悲しいネーミング)
株式会社スルッとKANSAIとPiTaPaグーパス株式会社は、電車通学する子供が改札を通過したことを、保護者の携帯電話にメールで知らせるサービス「あんしんグーパス」を2006年1月10日に開始する発表しました。(iモード、EZweb、ボーダフォンライブ!対応。月額315円)
関西の阪急電鉄、能勢電鉄、京阪電車のICカード型乗車券PiTaPaに対応した路線で利用可能です。
「あんしんグーパス」は、自宅最寄り駅と学校や塾のある駅を登録すると、往復の改札通過のタイミング(行き帰り各2回)で計4回のメールが保護者の携帯電話に届く仕組み。
スルッとKANSAIとPiTaPaグーパスでは正式サービスに先駆け、9月から兵庫県宝塚市の小学校と日能研関西でモニター試験を実施。
アンケート結果で、97%の保護者が「安心した」と回答したことを受けて、10月末までの予定だったモニター試験を12月16日まで延長し、正式サービスの提供を決定したとのこと。
元来は輸送中の物資の動きを追跡する目的で開発されたICチップですが、よりによって生身の学童の追跡に使われる事になろうとは...
”安心を売る”ことがビジネスになる世の中。
ICチップで見守られて育った子供たちが、子供を持つ親となった未来はどんな世の中になっている?
願わくば、今だけが悪夢であって欲しい。
q.f. INTERNET Watch |
投稿者 messiah : 2005年11月19日 09:01
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