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2005年12月11日

ある寒い朝の出来事 その2

ドングリ広島、栃木の小学1年生の殺害事件に追い討ちをかけるかのごとく、京都・宇治では小学6年生の女児が塾の講師に殺害されるという残忍な事件が起こり、気が滅入る毎日が続いています。

ある朝、自宅の玄関前を掃除していると近所の小学校の1年生の女の子二人が登校中に何やら寄り道をしていました。

道路の溝に、赤・黄・黄緑...と色とりどりの枯葉が落ちて溜まっていました。

私はそれを金バサミでつまんでゴミ袋に入れていたのですが、小学生の二人はその枯葉の中から何かを見つけては摘み出していました。

幼い子供たちは間違いなく、外で知らない人に声をかけられたら「気をつける」ように言われているとは思いましたが、あまりにも無邪気なその姿を見て声をかけてしまいました。

「何をさがしてるの?」

すると子供たちは何の抵抗もなく、合わせていた掌(てのひら)を広げて見せてくれました。

身体の大きい方の子供の掌から小さくて可愛いドングリが10個ほど出てきました。もう一人の小柄な子の掌には3個のドングリがありました。

「たくさん見つかったネ!」(ニッコリ)

「うん」、「うん」(二人共明るく元気な返事)

その後も二人はドングリ探しに余念がありません。道の端に寄ったまま溝の中にあるドングリを探しながら学校に少しずつ向かって行きました。

おいおい、あんまりドングリばかり探していると学校におくれるぞ、と言いたいのをグッと押し殺して後姿を見送りました。

子供たちは自分の感性に従って見たままに、今を生きているんだ。

時代が移り変わっても子供の純粋さは少しも変らないではないか。(変ったのは大人だけか)

子供に罪はない。問題が大人にある事は疑う余地はない。

純粋な子供もやがて大人になり社会に出て汚染されていく時が来る...だが、希望に膨らんだ純粋な命を身勝手に奪う者は許してはならない。

不幸な事件が二度と起こらないように祈りたいし、不幸な事件を起こさない環境作りに微力を尽くしていかねばならない。

そんな事を思った、ある寒い日の朝でした。

投稿者 messiah : 2005年12月11日 13:13

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