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2005年12月16日

「劇場型」が意外に功を奏する場合

小泉劇場郵政民営化問題を争点に、2005年9月に行われた衆議院解散総選挙。

もう随分昔の事のように感じますが、その時マスコミが連発した「造反」・「刺客」・「くのいち」といった言葉が流行して、国民が観客となってドタバタを楽しむ(?)という意味で「小泉劇場」という新語が生まれました。

「小泉劇場」は、2005年ユーキャン新語・流行語大賞で堂々の「トップテン大賞」をとるほど、国民の関心を引いた事は間違いありません。

筆者も、ブログなどのメディアを通して、政治家が広く自分の考えや活動を報告する事が必要だと思います。

また、それが出来る技術環境も整っていながら、旧態依然とした制度に縛られている現状に対して、前近代的であるという意見が多数ありました。

しかし一方では、(そんな世論の力も手伝ってか)選挙後、自民党を中心に「インターネットを利用した選挙運動の解禁」への働きかけが始まっていました。

そして、自民党選挙制度調査会のワーキングチーム(座長・世耕弘成参院議員)は12/15、選挙の公示・告示日以降に、政党や候補者がホームページを開設・更新して政策宣伝などを書き込むことを認める方針を決定しました。

また、民主党も公明党も基本的に解禁には積極的であることから、ワーキングチームは、来年の通常国会で公職選挙法改正案の提出を目指すとのことです。

自民党は以前、「ネット利用者は若者が多く、民主党を利するだけだ」などと消極的だったのですが、先の衆院選の大勝を受けて積極論が広がったという背景もあります。

こうして、意外なスピードで”事”は進展していますが、これも「小泉劇場」の観客である国民が、ステージに注目したからこそ生まれた産物と言えるでしょう。

観客(国民)が、「これから良いところ(場面)なのに、幕を下ろして『暫らく弁当でも食べてお待ちください』はないだろう!」となったわけです。

ワイドショーっぽいのは感心しないが、”劇場型”が意外に功を奏する場合もあるんですね。

q.f. YOMIURI ON-LINE

投稿者 messiah : 2005年12月16日 10:12

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