« 陸・海・空自衛隊が繰り広げるネット上のバトル | HOME | 清酒の巻き返しはあるのか? »

2006年01月10日

道頓堀川の美化に貢献する貝

大阪・難波(なんば)に道頓堀川という昔からの名所があります。

プロ野球・阪神タイガースが優勝した時に、大勢のエキサイトした人たちが飛び込んだあの川です。

はっきり言って"汚い川"なのですが、意外にもここ数年の間に大幅に水質が改善されたようで。。。

何と、真珠の養殖に成功したのです!

イケチョウガイ
イケチョウガイ
2003年2月に川に沈めたイケチョウガイ100個を3年ぶりに引き揚げて調べたところ、多くの貝の中から真珠が出てきたのです。

イケチョウガイは、水の汚れの原因となる窒素、リンを取り込んだプランクトンを食べて成長するため、水質を浄化する働きがあると言われている貝です。

須地会長
大阪の河川浄化に取り組む
市民団体「ふるさ都・夢づくり
協議会
」の須地会長
2003年に貝1個当りに真珠の元になる核を6個ずつ入れて水深1.5mに沈めたのですが、1/9の「開貝式」に立ち会った真珠業者によれば「大きなもので13~14mmに成長していた」とのこと。

但し、いくら水質が良くなったからといっても...

また仮に、タイガースが今年も優勝したとしても...

ダイビングはしないようにネ。みなさん!

イケチョウガイの努力に水をさしてしまいます。

「イケチョウガイさん、これからも頑張ってや」

世界中に生息する10万種におよぶ貝のうちで、真珠養殖に使われる貝はウグイスガイ科とイシガイ科などに属する6種類ほどに過ぎません。これらの貝を真珠母貝と呼びます。いずれも外面は地味で目立たない色をしているが、内面には美しい真珠光沢を持っています。日本の真珠養殖の大部分ではアコヤガイが利用されており、クロチョウガイや淡水のイケチョウガイなどは少数です。そのイケチョウガイですが、琵琶湖湖東の内湖と霞ヶ浦で養殖に利用されていますが、自然状態での生息は危機的な状況になっている貴重種です。(ミキモト真珠島より)

q.f. 朝日朝刊

投稿者 messiah : 2006年01月10日 09:54

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/440

コメント

コメントしてください




保存しますか?


▲TOP   ■HOME