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2006年01月28日

小売業の抱えるリスク ネットとリアルの逆相乗効果

ショッピングカートの放棄オンライン小売業者向けのソフトウェア開発を行なう米オールレント(Allurent)社は、2005年のホリデー・ショッピングに関して調査した結果を先日、発表しました。

それによると、消費者がオンライン・ショッピングで不満があった場合、小売業者のブランド・イメージに悪影響があり、オンラインの売り上げが縮小されるだけでなく、直接的にオフライン(実店舗)の売り上げ減少の引き金になる可能性があるとのことです。

例えば、オンラインで商品を購入するためにいくつかの個人情報をウェブページに入力する。

その途中で、ふと、追加注文をしようと思い付く。

マウスをクリックして前画面に戻り、再び最初からやり直そうとする。

しかし、そこでエラーメッセージが表示されてしまう。!!! 嗚呼....

(怒)マウスを投げつけたい衝動にかられるが、結局あきらめてしまう。

これが「ショッピングカートの放棄」というオンライン小売業者を悩ませている問題です。

調査によると、55%の消費者は、オンライン・ショッピングでもどかしい経験をした場合、小売店に対してマイナスの印象を持つと回答しています。

また、33%近くは、オンライン・ショップの買い物で不満があった場合、同じブランドの商品を実店舗で買い物する可能性が低くなるとしています。

オンライン・ショップと実店舗を併用する小売業が日本でも増える中、それぞれの特性を活かして相乗効果を高めようとしていると、知らないところで逆相乗効果を招くリスクが隣に座っていたりするのです。

q.f. IT Pro

投稿者 messiah : 2006年01月28日 09:28

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