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2006年02月24日
広告の要となった検索エンジンマーケティング
電通が発表した、国内の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2005年日本の広告費」によると、2005年の国内の総広告費は5兆9625億円で、前年比101.8%となり2004年に引き続き、前年実績を上回りました。
媒体で増加率の高い順に並べると次の通りです。
- インターネット広告(前年比154.8%)
- 衛星メディア関連広告(前年比111.7%)
- テレビ広告(前年比99.9%)
- ラジオ広告(前年比99.1%)
- 新聞広告(前年比98.3%)
電通は、インターネット広告の好調の理由を次のように分析しています。
- インターネット利用者の増加とブロードバンド回線利用率の上昇
- ブロードバンド対応の広告スペースの開発、販売が加速し、広告の単価が上がった。
- モバイル広告も、接続速度の高速化と大容量化が進んだことで、Flashや動画、着うたフルなどのリッチな広告展開が可能になった。
- インターネットCMによる広告収益獲得を目的とした無料動画放送サービスが相次いでスタートし、順調にユーザーが増加
- 爆発的に市場を拡大したSEM(※)が費用対効果を重視する広告主にとって、重要な広告手法の1つとして完全に定着した。
※ SEM(Search Engine Marketing)とは... 検索エンジンから自社ウェブサイトへの訪問者を増やすマーケティング手法のこと。検索エンジンの、より上位に自社サイトが掲載されるようコンテンツを最適化するSEO(検索エンジン最適化)や、キーワード連動型広告や有料リスティングサービスによる広告掲載などの手法がある。もともと、検索エンジンの検索結果ページから自社サイトを訪れる人はその分野に関心を持っている可能性が高いため、優良な見込み客であることが経験的にわかっていた。この経験則を一歩進め、検索エンジンを広告媒体として積極的に活用するマーケティング活動がSEMである。 q.f. IT用語辞典 |
q.f. CNET Japan |
投稿者 messiah : 2006年02月24日 08:30
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