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2006年02月16日
人間性にも”格差”が広がっている
自分が卒業した小学校に忍び込んで、飼育小屋で飼われていたウサギを盗み出し、それを3人がかりでサッカーのボール代わりに蹴って、もて遊んだあげく、蹴り殺してしまった少年3人が動物愛護法違反で逮捕されました。
可哀想なそのウサギは、小学校で「生き物の命を大切にする」ことを教える目的で飼われていたとのことで、”ユウノスケ”という愛称がつけられ、児童たちに可愛がられていたということです。
行方不明になった”ユウノスケ”を心配した学校と児童は「ポスターを作って探していた」というから、ますます哀れで、少年らに対する怒りが一層高まってきます。
そんな情けない人間が存在する一方で、こんな話もあります。
1月末、アメリカ・アーカンソー州で暮らすジャッキー・カルホーンさんとベッキーさん夫妻は、飼っているメスのニワトリ「ブー・ブー」が、庭にある小さな池の中で、顔を下にして浮いているのを発見しました。
すぐに水から引き上げ、なんとか助けようとしましたが、どうしていいのかわかりません。
ちょうどそこへ、ジャッキーさんの姉妹で元看護婦だったマリアン・モリスさんが訪れました。
モリスさんは看護婦時代、心肺蘇生法(CPR)の訓練を受けてはいましたが、ここ数年はやったことはありませんでした。
しかし、モリスさんは意を決して、「なんとかできると思う」と夫婦に伝えて、「口」から「くちばし」へと人工呼吸を実施したのです。
モリスさんが「くちばし」に息を吹き込むと、ブー・ブーの目がぱっと開きました。
もう一度息を吹き込むと、また目が開きました。。。
繰り返し人工呼吸を行なった結果、ブー・ブーは窮地に一生を得たのでした。(九死に一生を得た、の誤りです。【意味】十のうち九まで死にそうなくらい、危ないところで助かること)
カルホーンさん夫妻は現在、ブー・ブーを大きな段ボール箱に入れ、近くにヒーターを置いて元気になるのを見守っているとのこと。
「よかった。よかった」
「それが、どうした。たかがニワトリじゃあないか」
「ん!」
「ニワトリが蘇生したのを喜んで何が悪い」
むしろ、喜ぶ方が自然ではないでしょうか。
勝ち組・負け組...といった言葉に象徴されるように、世の中に「格差」が広がっています。
所得格差・デジタル格差など、生きていく上で(社会現象として)どうしても止められないものもあります。
しかし、人の心(人間性)も、良心・悪心の格差が広がっているように感じます。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 2006年02月16日 10:13
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コメント
ニワトリの話は喜ぶべき話ですよ。
うんうん。
それにしてもいつもいつもどーやってニュースを見つけてくるのでしょうか?本ブログの更新、毎日楽しみにしています。
投稿者 宮崎 : 2006年02月16日 21:29
今日のお話、とっても感動しました~~~~ウルウル
「ちょうどそこへ、元看護師の妹さんがやってくる」のが、またシンクロめいていて・・ニワトリちゃんも、大変コケッコーなタイミングだと喜んだことでしょう。良かった良かった。
投稿者 サンサンてるよ : 2006年02月17日 10:29
宮崎さん
コメント&いつもご愛読(?)有難うございます。
毎日のブログネタの見つけ方ですか?
テーマを絞らずに、カテゴリーも考えずに、出たとこ勝負で書く、というのが私向きのようです。
「よし、今日は15分で書く」と決めたら、その枠に収まるテーマに”すっと逃げる”という軽薄スタイルです。
(しかし、結局30分以上かかってしまうのですが...)
投稿者 でたとこ : 2006年02月17日 22:13
サンサンてるよさん
座布団、取りますよ。(山田君)
投稿者 でたとこ : 2006年02月17日 22:21