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2006年03月31日

日本の検索市場争いは、携帯市場に移行する?

アメリカの検索エンジン市場ではGoogleが、YahooやMSN(Microsoft)、AOL(Time Warner)に対してリードを広げつつあります。

米国におけるGoogleの市場シェアは次の通り。(2005年2月と2006年2月の比較)

米国における検索エンジンの市場シェア
検索エンジン2005年2月2006年2月
Google36.3%42.3%
Yahoo31.1%27.6%
MSN16.3%13.5%
AOL8.9%8%

王者Google以外の上位が軒並みシェアを下げる一方で、IAC Search & MediaのAsk.comは、5.3%から6%に上げています。

複数のアナリストによると、GoogleとAsk.comは今後もシェアを伸ばしていくと言われています。

「Googleが市場シェアで70%を達成するのは間違いない。問題は、達成までに『どれくらいの時間がかかるのか』という点だけだ」という声まであります。

日本では最も使われているYahooですが、検索能力や検索関連の売上改善について「マーケットシェアの傾向に影響を与えることがほとんどできなかった」と言われており、本国では苦戦を強いられています。

さて、話は携帯電話に飛びますが、ボーダーフォンの日本法人がソフトバンクによって買収されました。

ソフトバンクは、グループの「Yahoo Japan」と連携してキャリア2強(NTTドコモ、KDDI)に挑もうとしています。

ソフトバンクとYahooの連携は当然ですが、ここでもしかすると、日本市場の拡大を狙って、Yahooのシェアを食うために、GoogleがNTTドコモと組む可能性はないでしょうか。

携帯市場に新規参入したソフトバンクは不気味な存在。(ボーダーフォン日本法人買収で新規参入とは言えなくなったが)

Googleと、ソフトバンクのシェア拡大を阻止したいNTTドコモとは、その点で利害が一致します。

Googleは、オンラインショッピング分野にいづれ進出してくると言われていますが、その前に世界各国でのトップシェアを取りに来るだろうと見ています。

極東・日本における検索市場争いは、携帯市場が主戦場になるのでは?(タイミングとしては...)

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 2006年03月31日 08:38

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