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2006年04月01日

国力の低下を招く問題がまたひとつ

人前で話すのが苦手という人が多いそうです。

中には、人前で話をすることに極度の不安を感じ、人前に出ることすら避ける人もいます。

こうした対人恐怖症は従来、性格の問題と捉えられていましたが、最近の研究で社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)という心の病気の可能性があることがわかってきました。

社会不安障害は、人前に出て「話す」「食べる」などの特定の行為の際に強い不安や恐怖を感じる病気で、人前でこれらの行為を行おうとすると、恐怖感から、お腹が痛い、吐き気がするといった身体症状が現れ、日常生活や仕事などに支障をきたすことがあるそうです。

アステラス製薬、ソルベイ製薬、明治製菓が昨年10月に、全国の10代後半から40代の男女600人を対象に行った調査で、約7人に1人の割合で社会不安障害の可能性があることが明らかとなりました。

調査では、「人前で話をする・食事をする・字を書く」などの状況を尋ねたところ、「人から注目されると怖くなったり、とまどったりする」と回答した人が46.1%、また「その恐怖やとまどい」で「仕事や社会生活が妨げられたり、苦痛を感じたりする」と回答した人が8%いました。

この社会不安障害ですが、全国で84万7000人にも上るとされるニートの背景になっているという指摘もあります。

国力の低下を招く深刻な問題が、少子化以外にも出てきました。

q.f. nikkeibp.jp

投稿者 messiah : 2006年04月01日 08:52

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コメント

こんばんは、最近すっかり春らしくなりましたね。

「人前で話す」ことはもちろん、実は「人(初対面の)と話すこと」がたいへん苦手です(^△^;)
心の病気..という程かどうかはわかりませんが、世の中に似たように感じるヒトがたくさんいるんですね。
それを聞いてかえって安心いたしました。
こうやって文字だと緊張せずに何でも書くことができることが、不思議です。

投稿者 ちっきょ : 2006年04月01日 19:59

ちっきょさん
「話す」と「書く」は、表現方法という点では共通ですが、
それぞれ別の才能で操られているような気がします。
とても雄弁な人がいて、理路整然と話して聞くものを惹きつけるのですが、文章を書かせるとびっくりするほど平凡だったという経験があります。
その逆もあるでしょうね。
「緊張せずに書ける」のは羨ましい。私などはいつもビビリながら書いています。

投稿者 でたとこ : 2006年04月02日 16:04

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