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2006年03月06日

「宇宙葬」というビジネス

宇宙
q.f. Space Services
「スタートレック」シリーズで転送装置担当の機関長モンゴメリー・スコット(愛称スコッティー)を演じた俳優、ジェイムズ・ドゥーアン氏と、米国の有人宇宙飛行「マーキュリー計画」で活躍した宇宙飛行士ゴードン・クーパー氏(愛称ゴード)の遺灰が、3月中に打ち上げ予定のロケットで宇宙へと送られることになったそうです。

このロケットには他にも、電話技師や看護師、大学生など185人分の遺灰が積み込まれます。

遺灰を宇宙に送る計画を主催する米スペース・サービシーズ社(テキサス州ヒューストン)は、「これによって市場が広がる。市場が広がることは重要なことだ。われわれのビジネスは、より多くの人が宇宙に行けるようにすることを目標にしているのだから。どうにかして、宇宙を手の届くものにしなければならない」と語っています。

遺灰カプセル
q.f. FujiSankei Business i
実はこの「宇宙葬」、これが初めてではなく、最初は1997年に行なわれ、「スタートレック」の生みの親であるジーン・ロッデンベリー氏をはじめ、様々な人生を歩んできた23人の遺灰を宇宙に運んでいます。

「宇宙葬」を希望していた人に共通するのは、やはり”宇宙”との関りです。

宇宙飛行士をはじめ、テレビや映画で宇宙に関った人、いつも宇宙に行きたがっていた人...等々

「スタートレック」と米国の宇宙計画に憧れ、火星に行く最初の女性になることを夢見た、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」が大好きだった女性が亡くなった時、母は、娘を”宇宙葬”にしました。

「これが娘の最後のフライトです」と語ったそうです。

「葬儀」の常識が大いに変化しているというわけですが、いづれにしても遺族の”悲しみ”を和らげる葬儀本来の姿だけは不変であってほしいと思います。

q.f. Hotwired Japan

投稿者 messiah : 2006年03月06日 08:30

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