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2006年03月28日
検索結果の表示で思わぬクレームが...
インターネットで情報検索する時に、英語などではスペルを間違って入力する可能性があります。
そのため、類似した単語が存在する場合には、参考までにその単語を表示する機能を持った検索エンジンがあります。
例えばGoogleで検索する時に、memoryという単語を、間違ってmemolyと入力したりすると下図のように、「もしかして...」という表示が出ます。
もちろんこれは、ユーザーのスペルミスおよびスペルが曖昧な場合にでも、検索がスムーズに出来るようにとの配慮(ユーザビリティ)です。
しかし、思わぬところに落とし穴が!
ユーザーに優しいはずのこの機能が原因で、大きなクレームが起こったのです。
インターネット通販大手の米アマゾン・コム社(本社シアトル)は3/20、同社のサイトで利用している検索エンジンに手を加え、「abortion」という単語で検索した時の処理の方法を修正したと発表しました。
修正される前までは、アマゾン・コム社のサイトを訪れ、検索窓に「abortion」と入力すると、検索結果リストの上部に「Did you mean adoption?」(もしかして:adoption?)という問いかけが表示されていました。
(その逆に、「adoption」と入力しても、関連する項目として「abortion」という単語は表示されなかった)
ところがユーザーから、
「abortionと入力した人に対して、目立つ場所にもしかして、adoption?と表示させるとは、何の皮肉か!」、「検索結果表示に偏ったものの見方を感じる」という苦情が押し寄せたのです。
これを受けてアマゾン・コム社は、検索エンジンに手を加えて、この表示が出ないようにしました。
同社は、「これはプログラムによって自動的に作られるもので、人間がこう質問させようと決めたわけではない」と説明しています。
さらに、「adoptionとabortionは、2文字を除いて同じスペリングで、今回の場合、はからずも多少関連した単語どうしだった」とも述べていますが。。。(災難でしたね。アマゾンさん)
<ちょっと意地悪ですが、読者の方には、辞書でこの2つの単語の意味を調べる楽しみを残しておきましょう>
この他にも、「plaque」と入力すると、「Did you mean plague?」(もしかして:plague?)と表示されて、思わず馬鹿にするなあ!となったり...
q.f. Hotwired Japan |
投稿者 messiah : 2006年03月28日 09:55
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