« 「地域ブランド」を巡る根の深~い問題 | HOME | 「聞いていないよ」とならないように »

2006年04月18日

SEOは、ほどほどに...

iProspect社は、検索エンジンの利用状況を調査したレポートを発表しました。

それによると、検索エンジンを使って最初のページに表示された検索結果をクリックしてアクセスする人が、全体の62%を占めました。(しかし、残りの38%はどうするんだろう?という疑問もある...)

もし、最初のページで探していた情報が見つからなければ、2ページ目以降に表示された検索結果を見ることなく、検索語や検索エンジンを変更して、新たなサーチを行うようにしているとの回答が全体の41%に上ったといいます。

最初のページの検索結果しか見ない人も含めて、3ページ目までは検索結果をチェックするようにしているとの回答者は、全体の9割を占めました。

必要な情報が見つからなかった場合、検索結果が表示される4ページ目以降はチェックすることがなく、検索語や検索エンジンを変更して、新たなサーチを行うようにしているとの回答は、全体の88%に達したとのこと。

なお、新たなサーチを行う時には、同じ検索エンジンで検索語を追加するなどして試してみるとの回答者が、大半を占めたようです。

iProspect社では、「今回のレポートで示されているように、検索結果が上位に表示されることが非常に重要であることに疑問の余地はない。もしも、自社サイトが検索結果の最初のページに表示されることがないのであれば、あるいは、少なくとも最初の3ページに表示されないのならば、どこか(人目につかない)森の中の掲示板に情報を出していることと何ら変わりはない。検索エンジンユーザーには、より利用方法に習熟して、すぐに欲しい情報を見つけたいとの期待が一層高まってきている」とコメントしています。

さらに付け加えて、「検索エンジンの上位に表示される企業が、その業界のトップブランドである」と思い込んでいるユーザーが少なくないとも述べています。

検索結果の上位に表示されるようにホームページを作るSEO(検索エンジン最適化)は、企業がサイトを公開をする上で必須要件となっていますが、行き過ぎたSEOにより痛い目に会う企業も出てきています。

検索最大手のGoogle社は、「SEOには2種類ある。1つは、自社のコンテンツを効率良く発信するためのもの。もう1つは、自社の表示ランキングを落とす危険を持ったもの」と言っています。

事実、ドイツにおける自動車メーカーBMWのウェブサイトがGoogleの検索対象から外されたり、サイバーエージェント社が運営するウェブサイトの多くが、Googleでの検索に全くヒットしなくなったことがありました。

Google社から、「悪質なSEOを行っている」と睨まれたからです。(但し、改善されれば、再び検索の対象になります)

こういう状態を「Google八分(ぐーぐるはちぶ)」と言い、ネットビジネスに携わる者にとっては、それは“心肺停止”を意味します。

SEOは、ほどほどに...。

q.f. MYCOM PC WEB

投稿者 messiah : 2006年04月18日 07:27

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/566

このリストは、次のエントリーを参照しています: SEOは、ほどほどに...:

» サイコロ6勝6敗、調整半ばか?本日上昇でもテクニカルの陽転は週末か! from 株式市況の裏をかいて100万円を半年で1000万円にする
【投資家のための】本当に儲かる銘柄伝授 今日も株でゴッソリ儲けるためのお話をしていきます。最後に... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年04月18日 11:55

» 検索エンジンの表示結果、どこまで見る? from ネット収入でゆとり生活
皆さんは、検索エンジンの表示結果は、何ページ目まで見ますか? 私は、検索するものにもよりますが、3ページぐらいまでですね。 米iProsp... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年04月20日 04:20

コメント

コメントしてください




保存しますか?


▲TOP   ■HOME