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2006年05月12日
売れると標的にされる 悲しき宿命
インターネットセキュリティ対策会社のMcAfee(マカフィー)社は、アップルコンピュータ社のマッキントッシュ(Mac)に搭載されているMac OS X(マックオーエステン)を標的とするハッカーが急増しているとの報告書を発表しました。
同社の報告書によれば、Macプラットフォームで見つかった脆弱性は、2003年の45件から2005年には143件へと、3年間で228%増加しました。
Mac OSはWindowsなどと同様に、マルウェア攻撃(不正な・悪質な・他人に有害な・悪意あるソフトウェアの総称)の標的となる可能性があると報告書は指摘。
アップルがコンシューマ製品で成功し、その結果人気が高まれば、ハッカーも標的としてのMac OSやiTunes、iPodといったアップル製品に興味を持つと予想しています。
「アップルのOSを利用していること自体が一種のセキュリティだと考えている向きも多いが、採用急増に伴いMac OSを標的とした攻撃が増える中、ユーザーはセキュリティにもっと注意を払う必要がある」と警鐘を鳴らしています。
アップルのパソコン占有率は現在もそれほど高くありませんが、iPodブームの追い風をもらって販売量は増加しています。
また、(Windowsで採用されていた)インテル製チップが今後、全てのパソコンに搭載されていきます。
そうなると、ハッカーにとっては退屈しのぎ・ストレス発散の材料が1つ増えることになります。(Windowsは次期OSの開発に大きなブレーキになるほど、さんざんいじめてきたので飽きがきている?)
人気が上がれば、それを妬んだり、あるいは困らせて面白がったりする悪質行為は後を絶ちません。
売れていない時は良かった。しかし、売れると標的にされてしまう。
ネット産業は、(他の産業にはない)そんな宿命を持っているのです。
q.f. ITmedia |
投稿者 messiah : 2006年05月12日 08:11
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