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2006年05月08日
ゴールデンウィーク将棋対決は人間に軍配
将棋ソフトの強さを競う第16回世界コンピュータ将棋選手権(コンピュータ将棋協会主催)が、G.W.期間中に千葉県木更津市で行われ、「Bonanza(ボナンザ)」というフリーソフトが優勝しました。
大会には国内外の43ソフトが参加しましたが、Bonanzaは初出場で決勝リーグに残り、6勝1敗で選手権を制しました。
これまでは、優勝したソフトとプロ棋士の公開対局が行われていましたが、日本将棋連盟が昨年秋、プロとソフトの公開対局を禁止したため、今回は2004年のアマ竜王・加藤幸男氏が最終日にBonanzaとハンデなしで対局しました。
持ち時間は双方15分で、使い切ると1手30秒未満着手というルール。
そして、後手の加藤氏は作戦勝ちからそのまま押し切り、アマトップの貫録を示したとのことです。
ところで何故、ソフトとプロ棋士の対局を将棋連盟は禁止したのか?
きっかけは、昨年9月に石川県小松市であった公開対局で、五段の棋士がソフトを相手に途中まで不利な戦いを強いられたことから起きたようです。
連盟は、「もしプロ棋士が対局で負ければ、将棋棋士は将棋ソフトより弱いというイメージが普及してしまう」と説明しています。
「下位の棋士でも負ければ『プロ棋士が敗れた』となる。ソフトが弱かった時と状況は変わった。プロ対ソフトは見方によっては商品価値がある。企画の話があれば連盟として慎重に対応したい」とも述べています。
一方が勝ち、他方が負けるという“勝負の世界”は、例え相手がソフトであっても人間であっても、勝ちは勝ちであり、負けは負け。
「将棋ソフトに負けたプロ棋士は、この次はソフトに勝てるように研鑚すればいい」だけの話で、ソフトとの対局を禁止する意義がわからない。(世の流れに逆行している気がします)
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投稿者 messiah : 2006年05月08日 08:56
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