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2006年05月31日

引き裂く電話帳がない 材料不足に悩むサーカス芸

英国・ブラックプールのサーカス団に、「鋼鉄の女性」と異名を取るドイツ人女性がいて、「電話帳の引き裂き」という荒業をこれまで披露してきました。

女性は、約30秒で電話帳をほぼ半分に引き裂くことが出来るそうです。

ところが、引き裂くための電話帳が不足して、このままではショーの継続が危ぶまれるという危機に直面しています。

苦労してドイツから取り寄せた200冊の在庫が、残り半分となったところで、地元新聞に広告を出して助けを求める事態となりました。

かつて、「電話帳の引き裂き」と言えば、テレビの超能力番組の定番でした。

どこにでもある日常的な存在だったから、その厚みや重さを誰もが体感していたから、それを引き裂く力に驚き、それが芸として確立できたのでしょう。

電話帳を見たことのない若い世代は、おそらく「引き裂き」を見せても驚かないのでは?

さて、その電話帳...

  1. 公衆電話が携帯電話に押されて激減した。
  2. 広告宣伝がインターネットに取って代わられた。
  3. 個人情報の公開に対する抵抗感が強くなった。

いろんな状況が重なりました。

広告媒体であり、情報媒体であり、しかも極めて日常的な存在であった電話帳の歴史的役割が終わろうとしているようです。(点字用などの用途で、存在は残るでしょうが)

NTTのタウンページ」のホームページには、電話帳が設置してある場所を全国地図で確認できるようになっています。

そして、地図の横には次のように記載されています。

「閲覧時間、閲覧できる電話帳の種類については、念のため、お電話でご確認の上、お出かけいただきますようお願いいたします」

調べてみると、電話ボックス以外の施設で電話帳が設置されているのは東京23区で38ヶ所、大阪府下では44ヶ所(主に図書館かNTT)に過ぎませんでした。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 2006年05月31日 08:22

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