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2006年06月01日

ロハスで決めるのが今時クール

前年比50倍の売上を記録したと言えば驚きだが、元々前年が少なかったというのが真相。

前年は200枚。そして今年は(まだ半年だが)5000枚売れました。

これは、三越銀座店で「クラッシクパンツ」という名称で売っている褌(ふんどし)の話です。

褌だけでなく、着物や風呂敷などの所謂“和風”の品物の売れ行きが今年に入って妙に好調なのです。

百貨店の売場担当者によると、「ロハス」効果だそうです。

「やっぱりね。何かあると思っていたら...」

ロハスの意味も知らないで、「ちょっとこの着物、ロハスしてません?」とか言う人が増えているとか。

日本人は横文字の訳のわからないタームにめっぽう弱いんです。

「さあ、今日も一日、ロハースで行くか!」「何と言ってもローハスが一番ですね。」

「ところで、そのローハースって何?」

ロハス(LOHAS)とは?
Lifestyle of health and sustainabilityの略。
米国の社会学者ポール・レイ氏と心理学者シェリー・アンダーソン氏が提唱したもので、「健康と環境のバランスに配慮し、持続可能な社会生活を心がけるライフスタイル」という意味。
「安ければいい」、「効率がよければいい」という従来型の選択基準とは異なり、「それは自分や他人のカラダに悪い影響を与えないものか?」、「それは地球環境にとってマイナスにならないものか?」を先ず考え、それによって消費や行動を選択していくことを意味する。

具体的なイメージとしては次のものが挙げられます。

  • 環境にやさしいライフスタイルを心掛ける。
    例えば、商品の選択をする場合、価格よりも性能が良い、環境に優しい、デザインが良いが判断の大切なポイントと考える。
  • 持続可能な経済の実現を願う。
    例えば、地球環境に負荷を掛けない、風力発電等の自然エネルギーの活用、サスティナブルな農業、地球温暖化の防止、エネルギー源の水素化の実現など。
  • 予防医学・代替医療を心掛け、なるべく薬に頼らない。
    例えば、運動、食育、医学についても気に掛ける。
  • ヘルシーな食品やナチュラルなパーソナルケアー製品を愛用する。
    例えば、有機野菜や化学添加物の少ない食品を選び、自然系洗剤等を使う。
  • 自己啓発のために投資する。
    例えば、異文化との接触、ヨガや習い事、友人関係への時間投資など。

1つ1つを取り上げると以前から提唱されたり、実践されてきたものばかりです。

ただ、それらを一言で括ったところが今時なのでしょう。

今夏は、昨年の「クールビズ」に代わるキャッチフレーズになるかも知れません。

q.f. NPOローハスクラブ

投稿者 messiah : 2006年06月01日 08:11

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