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2006年06月14日

ネコとアレルギーの因果関係

アレルギーフリーキャット国立成育医療センター研究所の調査で、1歳になるまでにネコやウサギを飼っていた家庭の子供は、アトピー性皮膚炎になるリスクの高いことが分かりました。

子供が生まれて早い時期における家庭でのペット飼育と子供のアレルギー性疾患は関係があるとされています。

ネコを屋外で飼っていた場合のアトピー性皮膚炎の発症リスクは、飼育歴のない場合とほとんど差がなかったが、室内飼育でのリスクは約1.6倍になり、ウサギやハムスターでは、さらに最大で約3.1倍になりました。

これに対してイヌは屋外、室内とも、ペットの飼育歴のない場合と、ほとんど差がなく、セーフだったようです。

また、一度発症したぜんそくが8歳までに治ったかどうかを聞いたところ、ネコやウサギを飼っていた子どもは、飼育歴がなかったり、イヌを飼っていた場合と比べ、治りにくかったという結果もでています。

ペットを飼っていて、これから赤ん坊が生まれる方は、気をつけた方がいいかも知れません。

さて、それに関連して海外では...

カリフォルニア州サンディエゴのバイオ企業Allerca社は、交配計画によって猫アレルギーの人でも安心して可愛がることのできる猫を作り出したようです。(写真のネコ)

なんでも、猫アレルギーの原因となるアレルゲンFel d 1を生み出す遺伝子配列を調べ、Fel d 1を作りにくい形質の猫を選択的にかけあわせたそうです。(4000ドル、約45万円)

こちらは、今まで自分や家族のアレルギーのために猫を飼えなかったという人には朗報のようですが、日本での販売は未定です。

こんな猫が登場するところを見ると、ネコとアレルギーの因果関係は相当深いような気がしますが、このHypo-Allergenic Cats(アレルギーを起こさないネコ)が小さな子供に影響を与えないかどうかまではわかりません。

<どうでもいいことですが、筆者はどちらかと言えばイヌよりもネコ派なので複雑な思いです>

q.f. MSN-Mainichi INTERACTIVEスラッシュドット ジャパン

投稿者 messiah : 2006年06月14日 08:21

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