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2006年07月02日
テキストデータから感性を抽出する
大量の日本語テキストから有用な情報をだけを抽出し、意味を解析できるソフト「なずき」をNTTデータが発売しました。
このソフトは、徳島大学発ベンチャー企業「言語理解研究所」とNTTデータの協業により商品化されたものです。
顧客から寄せられた意見などのテキスト文章を解析し、何に対してどのような印象を受けているかを分析できます。
例えば、「○○化粧品を使うと肌がしっとりスベスベになった」という文章なら、「対象=○○化粧品、評価=良、感性=賞賛」といった具合に分析します。
- お風呂の湯が熱すぎる 【不満】
- お風呂の湯が熱くなければいいのに 【要望】
- お風呂の湯を熱くすればよかった 【後悔】
といった感性の抽出もできるそうです。
ブログやネット掲示板の書き込み、メール文章の解析も可能で、誹謗中傷の監視や情報漏えいの防止にも役立つとのこと。
ところで、商品名の「なずき」とは...
(1) 脳・脳髄・脳蓋などの古称。
「独鈷(とつこ)をもて―をつきくだき/平家 8」
(2) (転じて)頭。
「百二十日の当たりは近年珍しいと、都人も―を下げぬ/浮世草子・新色五巻書」
要するに人間の脳の古称だそうです。
テキストマイニングというニッチな分野のソフトですが、検索の応用技術として将来性はあるかも知れません。
q.f. ITmedia |
投稿者 messiah : 2006年07月02日 08:00
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